手合割:平手 先手:対局者 2級 後手:kendi44 投稿者 手数----指手---------消費時間-- *ぴんぽんぱんぽーん♫ 【注意】この自戦記には ・VOICELOID ・ゆっくりVOICE ・棒銀 ・華麗な差し回し は一切ふくまれません!注意してください。 レディースエーンドジェントルメン。 級位者の見苦しい棋譜を軽快なトークで笑い飛ばす、ヨーヨーおじさんの将棋自戦記part2はっじまるよー☆ 司会進行はヨーヨーおじさん、解説はぴよ師匠でお送りします。他の棋譜は↓から見れます。 https://shogi.io/@kendi44 こちらがぴよ師匠です。 「解説のぴよ将棋の青い一番星、ピヨ彦です。レートは1760です。よろしくお願いします。」 この前の方とは別のヒヨコですね、よろしくお願いします。 「どうでも良いんですが、冒頭のネタは『青色リボンの将棋録』を知らない人にとっては唐突すぎやしませんか?僕が青色のカラーヒヨコだからネタを入れてきたとか?」 いえ、単なる気分です。深い意味はありません。 「そうでしたか。 さて、ヨーヨーおじさん。早指しのネット将棋で大事なことは何だと思いますか?」 うーん、玉の固さ、つまり防御力ですか? 「いいえ、違います。1番大事なのは"速さ"です。アマチュアの将棋では持ち時間を消費しきると即敗北となる切れ負けルールが採用されることが多いです。将棋ウォーズの場合、10分、3分、一手あたり10秒の3種のルールがありますが、どれも切れ負けルールです。 ……つまり、この世の理はすなわち速さだと思いませんか、序盤を磨いてリードを奪えれば、そのぶん終盤に時間が有効に使えます、遅いことなら誰でも出来る、20年かければバカでも傑作小説が書ける!有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家、週刊よりも日刊です、つまり速さこそ有能なのが、文化の基本法則!そして俺の持論でさ-------ァ!」 ピヨ彦さんの持論はよくわかりました。 それでは対局のほう、見ていきましょう。 1 7六歩(77) *相手は2級の方ですね、同級です。ここは負けたくありません。 ここで対局者のデータを見てみましょう。約850戦を戦って勝率.541、投稿者が約1400戦を戦って勝率.490であることを考えると苦しい戦いが予想されます。 2 3四歩(33) *振り飛車党らしい、自然な出だしで対局をスタートします。 「ところでヨーヨーおじさん、将棋ウォーズには戦法コレクションという機能がありますね?」 ええ、将棋ウォーズの魅力の一つは派手なエフェクトにあります。ある程度名の知れた戦法を指すと、絵とボイスがでますが、その状態で対局に勝つとマイページの戦法コレクション欄に記録がつく、という仕組みですね。戦法をコレクションしていくのも楽しいんですよねぇ。 「ヨーヨーおじさんは戦法コレクションを何種類くらい集めてますか?」 居飛車は指さないので全106種類中34種類です。700勝してこれだと少ないほうですよね。 3 2二角成(88) *ああああっと!いきなり角交換!なんてことするだー! 実況中に対局者に関する新しいデータが入ってきました!対局者の得意戦法はレグスペ、戦法コレクションは全106種類中10種類しか埋まっていません! 「これはきっと対戦相手の得意戦法ですよ。3手目角交換は普通、手損になるだけですが、経験の少ないアマチュア級位者にとっては嫌な展開でしょう。」 4 2二銀(31) *同飛車と取るとダイレクト向飛車になりますが、投稿者は同銀を選択しましたね。 「ダイレクト向飛車はプロでも採用する人が少ないですからね。アマチュア級位者の棋力ではとても指しこなせないでしょう。」 5 7八銀(79) *ん?この銀上がりはどういう意味ですか?ピヨ彦さん。 「どういう意味も何も、ただの定跡手です。きっと▲8八銀と上がる方が好みなので違和感を覚えたのでしょうが、△8八角と打っても▲7七角で手損になるだけです。」 6 4二飛(82) *投稿者は四間飛車を選択しましたね。 「本当は覚えたての三間飛車にしたかったらしいんですけどね。そうすると▲6五角から馬を作る狙いがあります。準備無しには対応できませんよ。一回、4筋に途中下車して▲6五角を防ぎ、穏やかに進むのが投稿者の好みの指し手だと思います。」 7 7七銀(78) *ところでピヨ彦さん、レグスペって何ですか? 「はい、レグスペは、正式には白色レグホーンスペシャルといい、角交換四間飛車穴熊を指します。白色レグホーンスペシャルは鶏の品種の名前です。東大将棋部で考案・研究された戦法で、簡単に言えば、序盤早々に角交換して四間飛車穴熊を目指し、あとはトリのようにバカ攻めします。」 バカ攻め……ですか? それよりも、ということは、相手も振り飛車党ということですか? 「わかりません。将棋ウォーズではなぜか穴熊に組む前どころか、3手目に角交換するだけでレグスペのエフェクトが発動しますので。」 8 6二玉(51) *ここは投稿者、玉を囲いに行きましたね。 「投稿者は美濃囲いに囲うのが好きですからね。美濃囲いには明確な弱点もありますが、美しい囲いです。」 9 6八飛(28) *ああっと!ここでやはり対局者も四間飛車を選択!相振り飛車です! 「相振り飛車は定跡化されていない部分の多い未知の戦型ですからね、経験がモノを言う将棋になるでしょう。」 投稿者は相振り飛車は得意なんでしょうか? 「杉本先生が書いた相振り飛車の本は一冊読んだみたいです。得意な戦型ではないようですが、慣れない居飛車を指すよりはマシと、相手が何で来ようがいつでも飛車を振るタイプみたいです。 ただ、相振り飛車で序盤早々に角交換型になることは少ないので、少し動揺が見られますね。投稿者は居飛車党相手だったら角交換四間飛車で戦うことが多いので、その経験を活かせれば良いのですが。」 10 7二玉(62) *投稿者、動揺していますが一先ず囲いを優先しました。 「相振り飛車は囲いのバリエーションの多さも見所ですよ。両者とも選択肢は美濃囲い、金無双、穴熊、矢倉と豊富にありますから。」 11 4八玉(59) *ここで対局者も玉を囲いに行く手を選択。 「どう囲ってきますかね?」 12 5二金(41) *「これは囲いの選択を保留した一手ですね。ここから美濃囲い、金無双、穴熊、矢倉のどれにでも組めます。相手の対応を見てから決めようということですね、損にはなりませんよ。」 13 3八玉(48) *相手ももう一つ深く囲って来ました。 「駒組の段階ですので、穏やかな展開になりそうです。」 14 3二飛(42) *ここで投稿者、3筋に飛車を振り直しました!ピヨ彦先生、この意図は? 「覚えたての石田流をやってみたかっただけでしょう。馬を作られる危険も無くなりましたし。ただ、投稿者にとって全く経験の無い局面になっていますからね、苦戦が予想されるでしょう。 いつもの対局者だったら四間飛車のまま戦い、4筋と2筋の連続歩交換を狙う場面です。連続歩交換は杉本先生の本に載っている気持ち良い手順ですね。ただ、今回は角交換型ということもあって経験値が少ない局面ですから、どちらを選んでも同じような気がします。 それよりも心配なのは時間ですよ。対局者がここまで20秒しか使っていないのに、投稿者は1分近く使っていますからね。研究量の差が出ています。」 15 2八玉(38) *対局者は玉をさらに移動させました。 「飛車の振り直しは手損ですから、焦る必要は全くないということでしょう。」 16 3五歩(34) *ここで投稿者は飛車先を伸ばしました。 「相手の囲いが完成する前にポイントを挙げようという思想ですね。悪くないです。」 17 3八銀(39) *ここで先手は美濃囲いを完成させました。 第一感、△6四角とか打ってみたいですね。玉のコビンは美濃囲いの弱点です。 「それは▲6六歩から角を追われます。▲6六歩△3四歩の瞬間に▲6五歩です。△5五角は▲5六歩、△3七角成と角を切っても攻め駒の数が足りず、攻めが切れます。こんな角を打ったら角が泣きますので、その攻めは無理筋です。」 18 3六歩(35) *投稿者、ここで飛車先の歩を突きました。 「歩の交換をしたあと、浮き飛車に構えるつもりでしょう。僕として△3三桂と跳ねてみたかったですけどね。」 (ピヨ彦先生、△3三桂の意味が全然わかりません……。) 19 3六歩(37) 20 3六飛(32) *ここで▲3七銀と上がって右矢倉に組み替える順はどうですか? 「後手が素早く攻めてきそうですから、私はあまり評価できません。矢倉は固いですが、美濃囲いで充分でしょう。」 21 3七歩打 22 3四飛(36) *浮き飛車の形になりましたね。 「このあとはどうするんでしょうか?」 23 5八金(69) *金を締まりましたね。 「玉の囲いは金銀3枚と言います。定跡手ですね。」 24 8二玉(72) *ここで投稿者も囲いにきました。 25 8八飛(68) *ここで向飛車ですね。 「相振り飛車では玉頭から攻めたほうが良いので四間飛車より三間飛車、三間飛車より向飛車が好位置です。」 26 7二銀(71) *ここで後手も美濃囲いですね。金銀の連結が美しい。シルバーと二枚のゴールド、2GSのお部屋に風呂とトイレ(桂馬と香車)まで付いてるオススメの物件です。 「次はプロパンガスみたいな名前の人の動画のネタですね。先日、将棋ウォーズ公式ツイッターで紹介されてました。」 27 8六歩(87) *先手はここで飛車先を一つ伸ばしました。 「この局面、評価値は後手有利-700点です。先手は攻めの形がまだ作れていません。」 ピヨ彦先生、評価値ってなんですか? 「評価値というのはコンピュータ将棋でコンピュータが形勢を判断するための指標です。将棋の全20駒の中から任意の2〜4駒を抽出し、その位置関係が良い形か、それとも悪い形か調べて点数を付けます。調べ終わったら、他の組み合わせでも形の善し悪しを調べます。それを超高速で繰り返して、点数を合算したのが評価値です。 私の場合、最大3万点を上限として、点数付けをします。一般に100点差で歩一枚分のリードと言われていますね。」 28 9四歩(93) *「あ?なんで端歩を突いたんですか?後手有利の評価値が消し飛びましたよ。」 え?そんなに悪い手なんですか?端歩を突いていない美濃囲いは「棺桶美濃」と呼ばれていますが…… 「それは対抗形の将棋の話です。横から攻められた時の耐久力アップのために端歩を突くんです。対抗形では飛車交換した後に横から攻められやすいので、それが有利に働きます。 しかし、美濃囲いの弱点の一つとして端攻めがあります。端歩を突くと端攻めされやすくなるので、相手の攻めを誘発してしまいます。」 なるほど。 「相振り飛車では相手の攻めは玉頭から来ますので、横からは攻められにくいです。ケースバイケースになりますが、端歩をこの局面で突いておく必要は無かったんです。他の手を指したほうが良かったですね。」 29 9六歩(97) *「ほら、端歩を突いたのでノータイムで突き返されてしまいました。早指しで相手がそこまで考えていたかは不明、というよりは反射的に突き返しただけでしょうが、この応接で少し後手が悪くなりましたね。」 30 1四歩(13) *「次はこちら側の端歩を突きましたね。相手はこの端歩も脊髄反射で受けてくるかも知れません。」 31 1六歩(17) *「これは同じ理屈で受けないほうが良かったですね。後手有利-600点です。」 正直、600点も離れているように見えませんが、後手に楽しみが多い局面ということでしょうか?注目して見ていきましょう。 32 2四歩(23) *お、後手は35秒悩んで、2筋の歩を突きましたね。 「善し悪しは別にして、玉頭の攻めに厚みを持たせに行くつもりでしょう。まだ先手から早い攻めはありませんからね。」 33 8五歩(86) *ここで▲8五歩。自然な攻めです。 34 2五歩(24) *後手は一貫して2筋を狙っていますね。 「ほぼ互角-200点と言ったところでしょうか。少し遅い攻めですから。」 35 4八金(49) *ここで金を上がりました。玉頭からの攻めに備えたということでしょうか? 「あまり良くない手ですね。1手パスみたいな手ですし、3八の銀との連結が崩れました。7筋か6筋の歩を突いておきたかったです。」 36 3三桂(21) *ここで桂馬を跳ねました。この瞬間▲3二角打が気になります。 「ああ、それは△4二金で大丈夫ですよ。▲2一角成くらいですが、△2四飛車と寄れば馬が全く働きません。飛車も手順で良い位置に移動できます。その角打はダメですね。」 37 3二角打 *お!角を打ってきましたね! 「△4二金の一手です。」 38 1三角打 *「おい!なんだこの悪手は!先手有利になったぞ、ゴルァ!!」 ……経験が無かったんです。石田流の形に組みたくて……すみません……。 (あれ?やっぱり、このヒヨコも怖い人なのかな?ここはなんとかなだめて落ち着かせよう……) 39 1五歩(16) *「ハイ!この歩突きはどうするの!?……これ、もうダメじゃね?」 はい、私もそう思いました……。 「おっと失礼。熱くなってしまったみたいです。まだまだ中盤、勝負がひっくり返る可能性は十分ありますよ。」 40 4五桂(33) *桂馬を跳ねて飛車を角に当てる手はどうですか? 「それは破れかぶれになっただけでしょう?先手有利+800点です。」 41 1四歩(15) *「ここは▲1四角成のほうが良かったかも知れません。まあどちらにしても形勢は余り変わりませんけども。」 42 5七桂成(45) *おおっと!ここで△5七桂成と飛び込んだ! 「ヤケクソですね。角を取ったほうがマシでした。」 43 1三歩成(14) *「角を取られて、しかも、と金を作られましたね。どうするんですか?」 44 4八成桂(57) *……こうなったら攻め合いです!金を取ります! 「▲同金△3二飛車の順なら先手有利ですが、まだ戦えますかね。」 45 2二と(13) *銀を取りましたね。 「ここは△3八成桂で銀を取りながら王手です。▲同玉の後、香車を取りましょう。これなら形勢互角、実戦的には囲いの差で後手のほうが有利になるかもしれません。」 46 1九香成(11) *「て、おい!手順前後かよ!なんでそうなるんだ!▲4八金で先手有利だぞ!」 ……お!落ち着いてください!きっとテンパっていたんです! 47 4八金(58) *「あーあ、もう解説なんてやってらんねーよ。もうこの将棋は終わりだよ!」 48 2九成香(19) *まあまあ、そんなカッカしないで。 「もう桂馬を取るくらいしかやることねーじゃん何これ?」 49 2九玉(28) *……ですよねー。 50 1七歩打 *垂れ歩!垂れ歩なんてどうですか? 「どう考えてもヌルいけど、もうやることないからな。好きにしろよ。」 51 2三角成(32) *……ううう、飛車を狙われました。 「んだから、さっき角を取っておけば良かったんだよ。まったく、つっかえんわー。ホントこいつ無能だわー。こいつ二級ですらねーだろ。」 52 5六桂打 *えーい!飛車くらいくれたらぁ!金を剥がすよ! 「桂馬を打つなら△1六桂打で詰めろでも掛けておいた方が良かったんじゃないか?飛車に目が眩んだら頓死するぜ?」 うぐぅ……。 53 3四馬(23) *「そら、飛車を取るよ。」 54 4八桂成(56) *これで挟み撃ち!△1八金打までの詰めろだよ! 55 4八飛(88) *「おい、相手の飛車が見えてないのか?そんな詰めろ、簡単に解けるぞ。」 ……ですよねー。(飛車が見えてなかったとは言えない) 56 5七金打 *じゃあじゃあ、ここで飛車を狙う手は!? 57 8八飛(48) *「飛車を逃げておくくらいで良いだろ?」 ……ですよねー。 58 2六歩(25) *じゃあここで2筋!2手掛けて伸ばしておいた歩を活用するよ! 「どうでも良いがお前さん、もう真面目に司会進行するつもりないだろ?もう+5000点先手有利だ。万に一つも勝ちは無いぞ。」 59 4八銀打 *「お!良かったな!相手にも悪手が出たぞ!3000点分評価値が良くなったぞ! ……先手有利+2000点だがな。」 なるほど。 「飛車の頭に香車を打つ手順が比較的有力だな。」 60 4八金(57) *「素直に取るんかい!」 61 4八飛(88) *「同飛車大学ゥ!この次はどうすんだ?玉が左辺に逃げられたら、もう手は無いぞ。」 62 2七歩成(26) *「歩成か。最期の足掻きだな。」 63 2七銀(38) *「同銀。」 ……ピヨ彦さん、もう早く終わってください、って感じですよねー。あははは。でも最期まで指しますよ。相手だって守りがスカスカで怖いと思うから。 「しかし、お前さん、もう駒の損得も持ち時間も大差だぜ?駒割りは金と飛車角桂馬の三枚替えだし、持ち時間はお前さんが残り3分で相手は7分。相手も早く勝負を投げろって思ってるよ。俺も早く帰りたいよ。 ああ、熱い風呂にでも入りてぇなぁ。こんな汚い棋譜を見せられたあとだから身体くらい清めてからじゃねぇと眠れねぇや。」 ……木村一基八段がこんなことを言っていました。 「ほう?」 >負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛(つら)く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと坂道を転げ落ちるかのように、転落していくんだろう。(『将棋世界』2007年5月号) 不利な将棋を指し続けるのは、つらいです。でも、投了したらそこで負けなんです。 「投了しなくてもほぼ負けだぞ。」 ……僕はアマチュアです。このネット対戦に負けても僕の生活は何も変わりません。朝が来れば会社に行って仕事をして、夜が来ればへとへとになった頭と身体を引きずって独り暮らしのアパートへ帰り、次の夜明けまで死んだように眠ります。プロ棋士の先生たちみたいに勝負に負ければ収入が減るということもなく、毎月決まった分のお給料を会社から貰って生活しています。冷静に考えれば、ネット将棋に勝とうが負けようがほとんど損得はありません。 ……だけどなぁ、 意地があるんだよぉおぉぉ!!!オトコの子にはなあぁぁぁ!!!! 「いくら御託を並べてももうすぐ終わる。勝手にしろよ。」 64 2六歩打 *銀を叩きます!頼む!間違えてくれ!メダパニ! 「おいおい、素人じゃあるめぇし、そんな歩は取っちまってOKだろ。その後左辺に逃げりゃつかまらねぇんだから。」 65 3八銀(27) *引きましたよ? 「相手も素人だったか。少し差が縮んだが、まぁ変わらんよ。」 66 2七銀打 *銀打!これしか無い! 「取ると、と金ができちまうな。それは流石に嫌だが、▲3九玉なら事件は起こらない。」 67 5六馬(34) *(この手はヌルいっ!もらった!!) (「ん?こいつは……? 良かったな。言うまでもなく△2八金打で先手頓死だ。何でこんな手指したんだろうな?攻められ続けてウンザリしてポカしたのか?大差だからって、余裕こいてるからこうなる。 おい、お前も調子こくなよ!お前が自力で勝ったわけじゃねぇ。相手が転んだだけだ。 勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し、ってな、昔、有名なプロ野球選手が言ってたぜ。」) 68 3八銀成(27) *わかってますよピヨ彦さん。 盤上この一手でしょう!? △3八銀成!(ドャァ!) ▲同玉でも▲同飛車でも△2七銀打で攻めが続きます!飛車が取れれば王手馬取りの筋もありそう!まだ勝負はこれからです! 「ちょwwwww」 69 3八玉(29) *(「あー、こいつ一手詰め見逃したこと、完全に気づいてねーな。幸せな野郎だ。」) 70 1八歩成(17) *ここで投稿者、歩成?ですね? 「王手を掛けたら広い方に逃がしちまうと思ったんだろうよ。 ああ、なるほど、対局者の数手前の▲5六馬の意味がやっとわかったよ。」 と、言いますと? 「5七の地点を守りたかったんだ。挟み撃ちされるのは嫌だからな。」 71 1一飛打 *作ったばかりのと金を狙った飛車打ですか? 流石にもうこれは無理かもしれませんねぇ。 72 2七銀打 *ひとまず王手王手で飛車を取りましょう。あとのことはあとで考えます。 73 4九玉(38) 74 2八と(18) *単純にと金を寄せる。投稿者と実況者、同一人物なのにまったく読み筋が合いません。 75 3二と(22) *「先手もと金を寄せて来たか、しかし、攻めが遅い。ここは▲5九玉の早逃げの方が良かったな。」 まだチャンスはありますか? 「普通に考えたらもうねーよ。」 76 3八と(28) *「だが早逃げしなかったから、この手が入っちまった。▲同飛車△同銀▲同玉に△5八飛車打で王手馬取りだな。まぁ▲4八桂馬打で受かるんだけどな。」 77 3八飛(48) 78 3八銀成(27) 79 3八玉(49) 80 5八飛打 81 4八金打 *「受け間違えたな。差がだいぶ詰まったぜ。馬を取れば先手微有利+500点だ。」 ホントですか!頑張ります! 「お前の持ち時間は約2分弱。切れ負けに追い込まれないように気をつけな。早指しは速さが正義だからな。」 82 5六飛成(58) *元気が出てきました! 83 5七香打 *あるぇー?この香車はどうしたら良いんですか?避けたら囲いが崩壊しそうな予感がするんですが……。 「落ち着け、まだ大丈夫だ。美濃囲いは手付かず、耐えられる。今は攻める手を考えろ。」 84 5七龍(56) *ああああ、時間が無い!わからない!取るしかない! 「取っちまったか、△2七歩成から良い手順があったんだがな。後で大盤の方で見せてやろう。」 85 5七金(48) *「残り1分強。万事休すか。」 86 2九角打 *いいえ!角を打ち込んでから▲同玉に△2七歩成で最後の勝負です! 87 2九玉(38) 88 2七歩成(26) *「その手も▲6八飛車くらいで受かるんだよなぁ。」 89 1八飛成(11) *「龍で受けたか。紛れるかもしれんな。」 90 1八と(27) *時間がありません!取ります! 「すぐに取るのは味消しだよ。攻めが切れないように、香車でと金を支えたほうが良かった。」 91 1八玉(29) 92 2三香打 *いちおう詰めろです! 93 2七歩打 *「ちょうど4歩あるな。▲2四歩のほうが良かったが、普通に受けたらそうなるな。 (……あれ?おかしいぞ?そう受けたら△1七歩が激痛だ。たぶん気づかんだろうが▲同玉と応じるとそこから5手詰だ……。)」 94 1三香打 95 1七歩打 *「(まぁ気づかんか。しかし先手玉は相当怖い格好だ。)」 96 1九金打 *残り13秒!金を捨てて王手金取りを掛けます! 97 1九玉(18) 98 5九飛打 *「ヌルい!ヌルいなぁ!本当にヌルい!13秒しか無い状態で駒台の金を捨てて盤上の金を拾うことに何の意味がある?」 99 2九飛打 *「残り13秒なら詰まなければ先手の勝ちだ。」 嫌だぁぁぁあ!!!!!負けたくない!!負けたくないんだぁぁぁあ!! 100 1七香(13) *王手!王手!王手!王手! 101 1八金打 *限界まで王手を掛けてやる! 102 1八香成(17) *(「……そうじゃない。相手が切れ負け狙いで適当に金を打ったこの瞬間、△2七香成で先手は受け無し。後手は詰まないから後手の勝ちだった。しかし、それは時間が無ければ何の意味もない仮定だ。早指しでは速さこそが力なんだよ……。そして速さを支えるものは事前の研究、努力に他ならない。お前は結局、努力の量で負けたんだ。」) 103 1八玉(19) 104 2九飛成(59) 105 2九玉(18) 106 5九飛打 *もう一回!間違えろおぉおぉぉお! 107 3九飛打 *(「……飛車打か。これは△2七香成の一手必至があるから受けになってない。しかし、必至を掛けても手番が先手に回ってしまう。あと2秒では相手の攻めを回避しきるのは無理だ。」) 108 2七香(23) *王手!王手だよぅ……! 109 2八銀打 *あ、あ、あ、あ………。 110 投了 まで109手で先手の勝ち