先手:先手 後手:後手 手数----指手---------消費時間-- *本譜また分岐先の進行、解説は中川大輔先生著『すぐ勝てる!右四間飛車』を参考としたものである。 個人利用以外の目的はなく、問題があれば即刻削除する意思を明らかにする。 先手右四間穴熊、後手四間銀冠の対抗形持久戦。 芒:34手目△7三桂、42手目△4五同歩 菊:34手目△7三桂、42手目△6五桂 紅葉:34手目△8四歩、56手目△2四同歩 柳:34手目△8四歩、56手目△2四同角 桐:24手目△6四歩、36手目△9四歩 盃:24手目△6四歩、36手目△4三金 1 7六歩(77) *解説の際、将棋ソフトを用いる場合がある。 検討ソフトはapery_wcsc26 使用GUIはShogi_GUI MultiPVは5 CPUはCore i5-6200U 2 3四歩(33) *本譜、また分岐先の進行は『すぐ勝てる!右四間飛車』で本筋とされているものに沿う。 ただし、局面の評価や一部変化はソフトや私自身の検討を交えたものになっている。 3 2六歩(27) * 4 4四歩(43) 5 4八銀(39) 6 4二飛(82) 7 4六歩(47) 8 3二銀(31) *△4五歩もある。 以下▲4五同歩△同飛となり、定跡から離れる。 この変化を避けるならば、▲4八銀~▲4六歩ではなく▲4六歩~▲4八飛とすれば避けられる。 9 4七銀(48) 10 4三銀(32) 11 5六銀(47) 12 5四銀(43) 13 4八飛(28) 14 3三角(22) 15 6八玉(59) 16 6二玉(51) 17 7八玉(68) 18 7二玉(62) 19 7七角(88) 20 8二玉(72) 21 8八玉(78) 22 7二銀(71) 23 9八香(99) *24手目、△5二金左と△6四歩がある。 △6四歩は△6五銀と出て穴熊に組まれる前に動こうという狙い。 △5二金左→芒、菊、紅葉、柳 △6四歩→桐、盃 ## 分岐 桐、盃の譜- #6851 24 5二金(41) *本譜は24手目△5二金左の進行。 25 9九玉(88) 26 6四歩(63) 27 8八銀(79) 28 9四歩(93) 29 9六歩(97) *穴熊で端歩を受けるかの是非は難しいが、中川先生は右四間穴熊ならば受けるべきだと述べている。 30 7四歩(73) 31 7九金(69) 32 6三金(52) 33 5九金(49) *34手目、△7三桂と△8四歩がある。 結論から述べれば、△8四歩と銀冠の完成を急ぐのが正着。 △7三桂→芒、菊 △8四歩→紅葉、柳 ## 分岐 紅葉、柳の譜- #6844 34 7三桂(81) *本譜は34手目△7三桂の進行。 35 6九金(59) *解説が前後したが、右金は這って囲いに寄せる(▲5九金~▲6九金右~▲7八金右)。 ▲5八金~▲6八金寄とすると、▲6八金寄△6五銀▲同銀△同桂▲6六角△5九銀と割り打ちをくらってしまう。 現局面で△6五銀は、▲6五同銀△同桂▲6八角に△4五歩▲同歩△2四角▲4六銀は先手有利。 △5七桂成▲同角△5六銀▲6八角△5七銀不成▲5九角△7六銀成▲6八金右はやや煩わしいが駒得で先手有利。 また現局面で△4五歩は、▲4五同歩なら△7七角成▲同銀△3九角だが、▲3三角成△同桂▲6六角で先手有利。 36 8四歩(83) 37 3六歩(37) 38 8三銀(72) 39 3五歩(36) *離れ駒ができた瞬間に仕掛ける。 △7二金なら▲3四歩と取り込んで先手十分。 40 3五歩(34) 41 4五歩(46) *42手目、△4五同歩と△6五桂がある。 『すぐ勝てる!右四間飛車』では触れられてないが、△7二金も有力だと思われる。 △4五同歩→芒 △6五桂→菊 ## 分岐 菊の譜- #6843 42 4五歩(44) *本譜は42手目△4五同歩の進行。 43 3三角成(77) 44 3三桂(21) 45 3四角打 46 6二飛(42) *△7二金もある。 しかし、▲2三角成~▲3三馬が飛車あたりになるのが気になるか。 47 2三角成(34) 48 4六角打 *△3九角もある。 △3九角▲5八飛△2八歩▲3三馬△2九歩成の進行と本譜の進行の是非は難しいが、どちらも先手が良い。 49 4五銀(56) *▲4六同飛もあるが、▲4五銀のタダ捨てが推奨されている。 50 4五銀(54) 51 3三馬(23) 52 5四銀打 *角をさばくために4五の銀に紐をつけ、▲5五桂を防ぐ手。 53 3七桂打 *▲4六飛もある。 本譜は二枚替えだが馬を作られるのが気になるか。 54 5七角成(46) 55 4五飛(48) 56 4五銀(54) 57 4五桂(37) 58 3九飛打 *△4九飛が本筋か。 59 4四馬(33) *▲4三馬の方が優る。 ▲6一馬△同飛▲5二銀や、△4九飛成▲5三桂成△4三龍▲同成桂などがある。 48手目△3九角も十分ある。 49手目▲4五銀はやや凝りすぎで単に飛角交換が優るか。 後手の応手によって変化はあるが、離れ駒が大きく先手有利になる変化だと思われる。