開始日時:2016/09/08 00:13:18 表題:将棋クエスト 棋戦:将棋クエスト 手合割:平手 先手:私 後手:相手 手数----指手---------消費時間-- *何か久々にクリエイティブなことをやりたいなあ、とふと思ったのである。そして、そのときちょうど自戦記がブームという噂を小耳に挟み、ついつい書いてみたのがこれである。 なあに、旅の恥はかき捨てという言葉もある。特に主張したいテーマが無い文書もたまにはいいではないか(それしか書けないとも言う)、という気分で作り始めたのが この棋譜なので、適当に流し読みでもしてやってください。 棋力無いから参考にならんですし!(雑な自虐 あと、語尾がころころ変わるのも気にしないでいただきたい、癖です。(雑なお願い 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) *初手は▲7六歩。 私は純粋居飛車党ではあるが(なのに将棋ウォーズでは四間飛車が主力戦法といわれる、おかしい)、あまり相掛かりの将棋は指さないので 初手は▲7六歩でほぼ固定なのである。 2 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) *相手も角道を開けてくる。 ネット将棋の傾向として(私の棋力帯では)振り飛車が多いので、多分、振り飛車対抗形の将棋になるんじゃないかなあ、と想定。 3 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) *▲7六歩△3四歩▲2六歩の流れは今まで何度やってきたかわからないくらい多い。9割くらい これだと思うので、そろそろ新しい指し方に切り替えてみたほうがいいのかもしれない。 と、いうことを今まで色んなところで(主にTwitter)で言ったこともありましたが、特に変わりを見せないところが、不器用(?)だと思います、自分で。 4 3二金(41) ( 0:00/00:00:00) *まさかの居飛車。 いや、自分の想定が振飛車だっただけなので、そんなに「まさか」というわけではないのですが。 とりあえず、角換わり系の将棋になるのかなあ、という想定を立てる。 5 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00) *一手損角換わりやってこいよ!という手。 何か やりたい手があるわけではなく、あんまり指したことがない戦法なので、やってほしいだけという理由である、ひどい。 6 3三角(22) ( 0:00/00:00:00) *やってきてくれなかった。というか、どちらかというと阪田流向かい飛車になるわ これ! どうしよう、全然知らんわ・・・阪田流・・・。 (後日、渡辺竜王が佐藤天名人を 阪田流で倒すという事態が発生し た。もしかして流行る・・・?) 7 3三角成(88) ( 0:00/00:00:00) *とりあえず、突っ込む。同金ならば阪田流向かい飛車が濃厚。 どうでもいい話だが、先日の名人竜王戦で、阪田流のことを「坂田流!坂田流!」と朝から呟いていた。本当にどうでもいいことですが、自戒として ここに記します。(いやー、本当にどうでもいいな、これ) 8 3三桂(21) ( 0:00/00:00:00) *あらー、同桂。 こうなってしまうと、角換わりというか、角交換をした将棋(事実)みたいな感じになって、力戦調になって、一杯考えることができて、一杯楽しい、いや苦しい。 9 8八銀(79) ( 0:00/00:00:00) *角がなくなったところを埋める。 この局面では、中央部分から駒組みする人が多いと思いますが、私は角がいなくなったら そこを埋めるところに美しさを感じるので、こういう指し方が多いです。前例もあるしへーきへーき。 10 4四歩(43) ( 0:00/00:00:00) *相手は菊水矢倉にするのか、それとも四間飛車にするのか。全容が明らかになりません、怖い。 11 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) *四間飛車想定の▲4八銀。 うまく誘導された感じはありますが、対四間尾車は数をこなしているので、そこそこ自信はあるつもりである。なお対三間飛車はダメダメです(不要な情報)。 12 4五歩(44) ( 0:00/00:00:00) *あー、これは完全に四間飛車きちゃいますわー!と、この手で確信しました。 しかし、この形の四間にはどう対応していいのやら。 13 6八玉(59) ( 0:00/00:00:00) *とりあえず角交換四間飛車っぽく指してみます。 まあ実際、角交換してるし四間飛車になりそうですし、7割くらい角交換四間飛車といって良いのではないでしょうか、残り3割は・・・どないなんでしょう。 14 2二銀(31) ( 0:00/00:00:00) *飛車先を切ったら確実にぶちころがす という意思をこのときに感じました。 私としても、あまり飛車先交換をしたくないなー、という形だったので 少しありがたかったです。 15 5八金(49) ( 0:00/00:00:00) *この辺りは普通に角交換四間の定跡っぽく指してます。 16 4二飛(82) ( 0:00/00:00:00) *ついにきました四間飛車。△4五歩がついてある四間なので、牙を剥いてきた感があります。 17 7七銀(88) ( 0:00/00:00:00) *7筋の歩を守る銀上がり。 飛車でパクっと取られるのはあまり好きじゃないので、こういう守り方をしていますが、パクっとすると飛車の位置が悪くなるので、パクっとされる余地を残しても良かったのではないかと思います。 銀冠できんようになりましたし。 18 3五歩(34) ( 0:00/00:00:00) *阪田流と思わせてからのー、立石流っぽい駒組みになってこれは・・・。この時くらいから、相手の戦術に翻弄されはじめています。 今思えば▲6五角と一発打っておくべきだったでしょうか。 19 7八玉(68) ( 0:00/00:00:00) *まあ、玉を一個遠ざけます。▲7七銀型なので、玉はここで固定します。やはり銀冠のほうが良かったんじゃあないかな、これ。 20 6二玉(51) ( 0:00/00:00:00) *おそらく一番の▲6五角チャンス。だがしかし、普段から筋違い角をしない私は思いつかなかったのである(言い訳)。 21 9六歩(97) ( 0:00/00:00:00) *端歩をついて玉の逃げ場を広げます。 私が端に手をつけるときは、なんか作戦負けを予感したときと、他に駒組みする手がないときがほとんどです。つまり、玉の逃げ場はあまり重視していないのでは・・・? 22 7二玉(62) ( 0:00/00:00:00) *▲6五角チャンス、消える。いっぱい悲しい(対局当時は気づかず)。 23 9五歩(96) ( 0:00/00:00:00) *作戦負けと思ったときに端歩を突くのはなぜか。それは最後のお願いに端攻めをするからである。右辺をまとめられる予感がしないため、こういう指し方をするのである。 ま、まあこれで捲くった将棋は多いので実戦的ではあるのでしょう。 24 8二玉(72) ( 0:00/00:00:00) *穴熊かそれとも美濃か。何かずっと2択をかけられているような気がする。格闘ゲームかな?でも格闘ゲームは4択くらい普通にあるから違うかな? 25 6八金(69) ( 0:00/00:00:00) *6九の金はぽろっと取られてしまう可能性があるので上がっておきます。対四間飛車ならお馴染み・・・かもしれません。 26 7二銀(71) ( 0:00/00:00:00) *端歩を突けない美濃はどれほど頑丈なのか。しかも金銀の増量には時間がかかりそうなので、囲いの堅さ的には同じくらいなのかな、と思います。 27 1六歩(17) ( 0:00/00:00:00) *次の構想に迷っている一手。 わからん!さっぱりわからん!とか言っている感じで。 28 1四歩(13) ( 0:00/00:00:00) *▲1五歩まで突き越せれば良かったのですが(何が良いのだろうか)、受けられてしまいました。 さて、次の一手はなんでしょうか?次の一手風に出していますが、特に妙手でもなんでもないので、考える必要はありません。 29 6六銀(77) ( 0:00/00:00:00) *6六銀。この時点での構想は続いて▲7七桂として、で、うまいこと飛車を動かして、地下鉄飛車をしてやろうというものでした。 しかし、どううまいことをすれば飛車がうまいことになるのかがわからないので、構想としてはどうか。あと端攻めも視野に入れてますね、これは。 30 4六歩(45) ( 0:00/00:00:00) *ついに歩の交換。30手目までかかりました。 31 4六歩(47) ( 0:00/00:00:00) *放置して▲2六飛もありましたか。難しいところです。 32 4六飛(42) ( 0:00/00:00:00) *同飛車。4筋は突破されることはないと考えています(このときは 33 7七桂(89) ( 0:00/00:00:00) *地下鉄飛車(無理)と、端攻めを狙う桂飛び。 この手が少し怪しかったことが判明(後の検討により。 34 4一飛(46) ( 0:00/00:00:00) *ここで△3九角と打たれていたら龍を作られていたという。 この先手陣で龍がいるのはとてつもなく辛い。王様の足元はスッカスカである。誰だこんなことをしたのは。地下鉄工事をしようとしたからです。誠に申し訳ない。 35 2六飛(28) ( 0:00/00:00:00) *30手目くらいから、△2七角と△3八角の筋を中心に読んでいて、この辺りで飛車を動かし始めても大丈夫!と確信しました。 36 4六歩打 ( 0:00/00:00:00) *▲5六飛と回られるのと △4七角打を狙った好手(私の視点では)ですね。完全にどうしたらいいかわからなくなったので、長考します。 とりあえず△4七角打は防がなくてはなりません。 37 5六角打 ( 0:00/00:00:00) *仕方あるまい!と、角を手放します。良く良く考えてみると▲4七歩打で良かったじゃないか!と。 角の位置としては悪くないんですが、働かせ方が見出せなくて困りました。 38 5四歩(53) ( 0:00/00:00:00) *凄く5三に桂馬を打ちたくなりますが・・・桂馬をもっていない・・・。 この誘惑が後々の手に響き始めます。 39 3六歩(37) ( 0:00/00:00:00) *桂馬を取りたいという思いが私を突き動かす・・・!まずは歩交換をして桂馬の頭に叩く歩を入手する・・・! ・・・この手の代償まで、あと少し。 40 3六歩(35) ( 0:00/00:00:00) *当然、歩交換に応じ・・・ 41 3六飛(26) ( 0:00/00:00:00) *同飛車!これで3筋に歩は打てるし、右桂も跳べるし、良いことだらけじゃないですか! 42 2八角打 ( 0:00/00:00:00) *あっあっ・・・! 43 1七香(19) ( 0:00/00:00:00) *あっあっあっあっ・・・! (香車を取られるのはあまりにもまずい、と判断) 44 1九角成(28) ( 0:00/00:00:00) *あっあっえっえっ・・・! 45 3七桂(29) ( 0:00/00:00:00) *じょいやー!(大悪手 この桂馬跳ねは半ば無理やり桂交換にしたいとした手ですが、指した瞬間に気づく△1八馬の恐怖。 46 1八馬(19) ( 0:00/00:00:00) *これな。 47 3四飛(36) ( 0:00/00:00:00) *飛車をただで取られるのはいかんので逃げます。 しかし、ここは思い切って飛車をぶった切って ▲5三桂から勝負手にしたほうが、実戦的では あったかもしれませぬ・・・。 48 1七馬(18) ( 0:00/00:00:00) *ぐえー、結局香車をとられておられる。しかも5三にも効いてしまっていてこれは・・・ 49 5四飛(34) ( 0:00/00:00:00) *この時点で勝負の行方を端攻めに託します。 まず香車を奪い返します、飛車で。 50 5一香打 ( 0:00/00:00:00) *田楽刺しいいなー、気持ちいいだろうなあ。だがしかし、その香車は端攻めのために頂く・・・! 51 5一飛成(54) ( 0:00/00:00:00) *なーんか格調高い(全く高くない)ことを書いておりますが、実際はだいぶ破れかぶれです。 52 5一飛(41) ( 0:00/00:00:00) *さすがにここは同飛車一択ですわな。 53 8五桂(77) ( 0:00/00:00:00) *8五桂!8五桂!いざ端へ突撃よ! 54 3六歩打 ( 0:00/00:00:00) *厳しい手ですが、先に飛車を下ろされたほうがプレッシャーが強かったので、まだ何とかなりそうな感じです。厳しいですが、厳しい。 55 4五桂(37) ( 0:00/00:00:00) *なんとか桂馬も交換できそう!ちょっと楽しくなってきたのでは・・・? 56 3七歩成(36) ( 0:00/00:00:00) *ここからは後手の陣形崩しのターン。△3六歩の時点で想定済みでしたし!ししし! 57 3七銀(48) ( 0:00/00:00:00) *まず銀でとってーの・・・ 58 4五桂(33) ( 0:00/00:00:00) *桂馬をとられてーの・・・ 59 4五角(56) ( 0:00/00:00:00) *桂馬を取り返してーの・・・ 60 4七歩成(46) ( 0:00/00:00:00) *歩を成り捨てられてーの・・・ 61 4七金(58) ( 0:00/00:00:00) *うーん、金銀がばらばらじゃないか・・・やはり、これは。 62 4九飛打 ( 0:00/00:00:00) *どーんと着ました、△4九飛。金香両取りだあ・・・ 63 7五桂打 ( 0:00/00:00:00) *両取り受けるべからずという格言もあります。つまり、ここは攻め時なのです。 香車でも金でも好きなほうを取ってみろ!取った瞬間に殴りかかるぞ!という勢い。 64 4七飛成(49) ( 0:00/00:00:00) *金をとった!香車を取られるほうが嫌だったのでありがたい・・・!次は銀を取ってくれるともっと嬉しいぞ・・・ 65 6三角成(45) ( 0:00/00:00:00) *まあ、角は取られるとゲームセットなので6三の地点は清算です。 66 4九龍(47) ( 0:00/00:00:00) *あっあっあっ・・・そうですよね、銀なんかとらないですよね・・・。 67 6九香打 ( 0:00/00:00:00) *仕方ないのでなけなしの香車で守ります。お尻から金を打たれるのも、9九の香車も取られるのも、ご勘弁なのです。 68 6三銀(72) ( 0:00/00:00:00) *香車を使ってしまうと、急に攻めが細いですね・・・やはり。 69 6三桂成(75) ( 0:00/00:00:00) *でも一応挟撃の形はできましたし!ここから逆転するんですし! 70 5九角打 ( 0:00/00:00:00) *凌ぎの手筋200を何週もして培った感覚を活かすとき。この手は詰めろか否か。 71 9四歩(95) ( 0:00/00:00:00) *OK!詰めろじゃあない!でもほとんど余裕がない!いくぞ9四歩!うっかり手抜くと逆転ですよ、これは。 72 6八角成(59) ( 0:00/00:00:00) *これは同玉でまだ大丈夫、大丈夫なはず・・・! 73 6八玉(78) ( 0:00/00:00:00) *△5八金から上部に逃げれば、猶予時間が増えるはず・・・! 74 5八金打 ( 0:00/00:00:00) *思い通り思い通り・・・ 75 7七玉(68) ( 0:00/00:00:00) *して、ここで9三の地点を手抜けば(ry 76 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00) *まあ、そんなうまい話はありません、と。つらい、だがしかし。 77 9二歩打 ( 0:00/00:00:00) *諦めない9二歩。これが▲9三銀からの詰めろだから怖い怖い。 78 9二香(91) ( 0:00/00:00:00) *しっかり取られる、流石! 79 9三歩打 ( 0:00/00:00:00) *まだまだ諦めない▲9三歩。今度は▲9二歩成△同玉▲9三香からの詰めろ。 80 9三香(92) ( 0:00/00:00:00) *取ります取られます流石であります。 81 9二歩打 ( 0:00/00:00:00) *むむむむむむ、もう良い詰めろがないが▲9二歩。迷うがいいと思うよ! 82 6二金(61) ( 0:00/00:00:00) *そうか、脱出路を開けてきましたか・・・そうなると、ううん・・・意外と馬も効いていて・・・つらいか・・・? 83 9三桂成(85) ( 0:00/00:00:00) *ええい、最後のお願いよ! 84 9三桂(81) ( 0:00/00:00:00) *同桂で7三の地点の効きを減らさせて・・・ 85 9一角打 ( 0:00/00:00:00) *これを凌がれたら負け! 86 9一飛(51) ( 0:00/00:00:00) *おお、同飛車。そうか・・・最後は詰ませにきましたか・・・お見事・・・ 87 9一歩成(92) ( 0:00/00:00:00) *とりあえず最後まで指します。この将棋は詰むまで指してみたい。 88 8五桂打 ( 0:00/00:00:00) *もし詰ませることに失敗すれば、▲8一飛の一手詰み。成桂を外したら▲9二飛からもう一暴れできます。 まあ、詰まされることでしょう。 89 8六玉(77) ( 0:00/00:00:00) *下に落ちると△9六桂から詰み。 90 7四桂打 ( 0:00/00:00:00) *当然の△7四桂。 91 7五玉(86) ( 0:00/00:00:00) *逃げる。 92 4五龍(49) ( 0:00/00:00:00) *龍が来る。 93 6五香打 ( 0:00/00:00:00) *申し訳程度の攻防の合い駒をして(もう少し粘るなら5五からのほうが、もう粘る局面ではないですが)。 94 8四角打 ( 0:00/00:00:00) *さっき9一で持っていかれた角を打たれて。 95 6四玉(75) ( 0:00/00:00:00) *逃げて。 96 5四金打 ( 0:00/00:00:00) *詰み!投了! ありがとうございました! いやー、角の使い方で一気に差がついてしまった感があります。しかし、端攻め辺りはなかなかうまく迫れたのではないのでしょうか。結構、綺麗な棋譜ができて良かったと思います。 本当にありがとうございました。 (次ページあり) 97 投了 ( 0:00/00:00:00) まで96手で後手の勝ち