開始日時:2017/05/25 場所:81Dojo (ver.2016/03/20) 持ち時間:5分+30秒 手合割:平手 先手:お相手の方 初段 後手:私 (新鋭棋士) 手数----指手---------消費時間-- *対局は81道場で行われ、18時頃対局開始。持ち時間は各5分、使い切ると秒読み30秒。お相手の方の振り歩先で行われた(であろう)振り駒は「歩」が5枚(てきとー)お相手の方の先手に決まった。 (棋譜・コメント入力=タネタ) [棋譜表示の*はコメント付きの指し手] 棋譜中継っぽく、コメント書いてみた。 対局相手の方、ありがとうございました。 途中から何を書けばいいのかわからなくなって、単調で疑問形式が鬱陶しいコメントになってしまいました。ご容赦ください。m(_ _)m 1 7六歩(77) ( 0:12/00:00:12) *定刻になり、両者がコメント(よろしくお願いします)を打ち込んだ。先手番のお相手の方は▲7六歩を着手。 2 8四歩(83) ( 0:06/00:00:06) *タネタは5秒ほど気息を整え、飛車先の歩を伸ばした。 3 6六歩(67) ( 0:03/00:00:15) 4 3四歩(33) ( 0:02/00:00:08) 5 6八飛(28) ( 0:11/00:00:26) *お相手の方は▲6八飛と飛車を振り、戦型は四間飛車対居飛車の対抗型となった。 6 6二銀(71) ( 0:02/00:00:10) 7 4八玉(59) ( 0:16/00:00:42) 8 4二玉(51) ( 0:03/00:00:13) 9 3八玉(48) ( 0:01/00:00:43) 10 3二玉(42) ( 0:01/00:00:14) *△3二銀はやや緩手で、▲6五歩から飛車先の歩を交換される可能性があった。形勢は互角であろうものの、居飛車が攻めも囲いも手を付けにくく、居飛車不満の展開になっていたかもしれない。 11 2八玉(38) ( 0:05/00:00:48) 12 5四歩(53) ( 0:01/00:00:15) 13 3八銀(39) ( 0:01/00:00:49) 14 8五歩(84) ( 0:01/00:00:16) 15 7七角(88) ( 0:01/00:00:50) 16 5二金(61) ( 0:01/00:00:17) 17 7八銀(79) ( 0:02/00:00:52) 18 4四角(22) ( 0:02/00:00:19) 19 1六歩(17) ( 0:01/00:00:53) 20 2二銀(31) ( 0:01/00:00:20) 21 6七銀(78) ( 0:01/00:00:54) 22 3三桂(21) ( 0:01/00:00:21) 23 4六歩(47) ( 0:01/00:00:55) 24 2一玉(32) ( 0:02/00:00:23) 25 5六銀(67) ( 0:01/00:00:56) 26 4二金(52) ( 0:02/00:00:25) *この辺りまでは定跡範囲なのだろうか。お互いに1秒程度でどんどん指し手が進む。 27 5八金(69) ( 0:05/00:01:01) *振り飛車の囲いはひとまず完成だ。この後▲3六歩~4七金として高美濃囲いに組むことも、▲4七銀と美しくダイヤモンド美濃に囲うこともできる。 28 3一金(41) ( 0:01/00:00:26) 29 4五歩(46) ( 0:12/00:01:13) *ここで早くも振り飛車側からのご挨拶が入った。後手玉は角のラインにはいないものの、相手の角が自陣にまで素通りしてくるような展開は怖いものがあるか。 30 5三角(44) ( 0:01/00:00:27) 31 6五銀(56) ( 0:02/00:01:15) *引いた角を狙う銀上がり。居飛車の角を目標に攻めが飛んでくる。 32 8四飛(82) ( 0:15/00:00:42) *ここで▲9五角という手は成立するだろうか。一例は▲9五角△9四飛▲9六歩として、居飛車の飛車が使えなくなれば、▲7八飛で飛車の働きの差で振り飛車がさせそうだ。しかし▲9六歩のときに△5五歩として飛車を3筋方面に転換して使う方法があるようだ。 33 5六銀(65) ( 0:02/00:01:17) *手損だが、銀を引いて一度態勢を整える。 34 3二金(42) ( 0:09/00:00:51) *居飛車は金銀3枚の密着した囲いが完成した。あとは6二に取り残されている銀をどのように活用するのかが問題だ。 35 9六歩(97) ( 0:13/00:01:30) *端歩を打診。心に余裕を持った指し回しだ。 36 9四歩(93) ( 0:02/00:00:53) *居飛車側も心の余裕具合を見せつける。先ほどの▲9五角の変化が大丈夫であれば、この端を受けない手もあったはずで、そうであれば心の余裕ではなく、ただの手拍子であった可能性も考えられる。 37 6五歩(66) ( 0:02/00:01:32) 38 5一銀(62) ( 0:07/00:01:00) *6二の銀は5一~4二として囲いに参加させるつもりなのだろう。金銀4枚の連結した強固な囲いで、手が作れたら勝ちという作戦なのだろうか。 39 6六角(77) ( 0:31/00:02:03) 40 8二飛(84) ( 0:02/00:01:02) 41 7七角(66) ( 0:14/00:02:17) 42 4二銀(51) ( 0:03/00:01:05) 43 4八金(58) ( 0:06/00:02:23) 44 2四歩(23) ( 0:15/00:01:20) *ミレニアム囲いは桂頭が弱点になることが多い。5三の角がいなくなった後で▲3五歩△同歩▲3四歩とされるだけで囲いの耐久度が大きく 45 3六歩(37) ( 0:03/00:02:26) 46 2三銀(22) ( 0:04/00:01:24) *ミレニアム囲いは桂頭が弱点になることが多い。5三の角がいなくなった後で▲3五歩△同歩▲3四歩とされるだけで囲いの耐久度が大きく減少してしまう。△2四歩~△2三銀はその桂頭の弱点をカバーする狙いなのだろう。 47 3七桂(29) ( 0:02/00:02:28) 48 8六歩(85) ( 0:07/00:01:31) *ここでついに居飛車側からの戦闘開始の狼煙があがった。果たしてどのような攻めを見ているのか。 49 8六歩(87) ( 0:01/00:02:29) 50 5五歩(54) ( 0:02/00:01:33) *味付けが一つ追加された。 感想戦にてここで▲4七銀が示された。それに対し居飛車は8四飛と浮いてから7四歩の攻めを見ることになるか。その場合、8筋の突き捨ては早すぎた格好で、居飛車の攻めも快調に決まっていた訳ではないようだ。 51 5五銀(56) ( 0:01/00:02:30) 52 8六角(53) ( 0:01/00:01:34) 53 8八飛(68) ( 0:01/00:02:31) *手筋の受け。△7七角成には▲8二飛成として飛車を取り返せる。将棋は飛車を取ったら勝つゲームだが、居飛車はどのように攻めるのか。 54 7七角成(86) ( 0:02/00:01:36) 55 8二飛成(88) ( 0:02/00:02:33) 56 5五馬(77) ( 0:02/00:01:38) *居飛車は飛車を取られてしまったが、銀をほぼただでもらえたので、これは居飛車が一本取った格好か。 8六歩の次の5五歩の味付けはこの交換を見ていた手だ。△5五歩に▲6七銀でもやはり銀がただでとられてしまう。 57 8一龍(82) ( 0:01/00:02:34) 58 4五桂(33) ( 0:01/00:01:39) 59 4六歩打 ( 0:03/00:02:37) 60 3七桂成(45) ( 0:21/00:02:00) 61 3七金(48) ( 0:01/00:02:38) 62 2五桂打 ( 0:05/00:02:05) 63 4七金(37) ( 0:03/00:02:41) *居飛車の好調な攻めの手が続く。ここでタネタの手が止まる。持ち駒の角銀盤上の桂馬と馬の4枚の攻めが実現しているので、あとはしっかりと攻めをつなげていくところだ。 64 6九角打 ( 0:17/00:02:22) 65 2九桂打 ( 0:08/00:02:49) 66 9九馬(55) ( 0:05/00:02:27) *盤上に駒を打ってから攻め駒の補充は何とも手の流れがおかしい。どうやら2九桂は読みになかったようだ。 67 2六歩(27) ( 0:14/00:03:03) *攻めが甘くなったところで攻め駒を攻める受け。打った桂馬がタダでとられているようでは、攻めているのか駒を渡したかっただけなのか、判別がつかなくなる。 68 4四馬(99) ( 0:44/00:03:11) 69 2五歩(26) ( 0:03/00:03:06) 70 2六香打 ( 0:05/00:03:16) *桂馬を取られる代わりに歩の裏側に香車を設置した。6九の角が4七金を睨んでいて、3八銀が動けないのが痛いところだ。 71 2七桂打 ( 0:01/00:03:07) *桂馬を打って辛抱する。 72 4七角成(69) ( 0:04/00:03:20) *豪快に角を切り飛ばした。 替えて△2七同香成▲同玉△2五歩とすると次に無条件で4七角成と取って先手玉が寄りそうだった。 73 4七銀(38) ( 0:02/00:03:09) 74 2七香成(26) ( 0:02/00:03:22) 75 2七玉(28) ( 0:01/00:03:10) 76 2五歩(24) ( 1:00/00:04:22) 77 1五桂打 ( 0:07/00:03:17) 78 2六馬(44) ( 0:16/00:04:38) *痛い見落としだった。△2五歩は詰めろになっていた。 ▲1五桂に替えて▲3八玉と逃げておけば、左辺に広くなかなか捕まらない格好だったかもしれない。 終わってみると居飛車の囲いが4枚残ったままで48手目から居飛車は一度も守りの手を指さずに勝ち切ってしまった。 ミレニアム囲いは最近ほとんど見なくなったが、これだけ攻めれるのであれば、再び流行する日も近いかもしれない。 79 投了 ( 0:09/00:03:26) まで78手で後手の勝ち