棋戦: 開始日時:2016年09月07日(水) 18:38:11 終了日時: 手合割:平手 先手:プレイヤー 後手:プレイヤー 手数----指手---------消費時間-- *阪田流向かい飛車について解説していきます。 名前は知らなくてもどこかで遭遇したことがある人は多いと思いますので、まずは阪田流成功編から対策編をそれぞれ見ていきましょう。 1 7六歩(77) ( 0:04/00:00:04) 2 3四歩(33) ( 0:02/00:00:02) 3 2六歩(27) ( 0:02/00:00:06) 4 3二金(41) ( 0:04/00:00:06) *この金上がりを見たら一手損にも見えますね。 阪田流は序盤そうそうに悪型に構えて飛車先の逆襲を目指す戦法です。 5 2五歩(26) ( 0:02/00:00:08) 6 3三角(22) ( 0:02/00:00:08) *この角上がりは飛車先を受ける手ですが、先手の角道が開いているために角交換されると金か桂で取り返すしかなく普通に指すならば避けておきたい形です。 7 3三角成(88) ( 0:02/00:00:10) *先手は後手に悪型を強いることができるので角を換えてみます。 8 3三金(32) ( 0:02/00:00:10) 9 8八銀(79) ( 0:18/00:00:28) 10 2二飛(82) ( 0:02/00:00:12) *ここで飛車を振って阪田流を明示します。 11 6八玉(59) ( 0:03/00:00:31) *玉を囲う手は自然ですが、疑問手です。 対策に関しては次回に解説していきます。 12 4二銀(31) ( 0:02/00:00:14) *いつでも▲1五角の筋があるので玉のこびんを塞ぎます。 13 4八銀(39) ( 0:02/00:00:33) 14 2四歩(23) ( 0:36/00:00:50) *後手は準備ができたのですぐに仕掛けていきます。 15 2四歩(25) ( 0:01/00:00:34) 16 2四金(33) ( 0:01/00:00:51) *金を攻めに使うのは反動が大きくあまりよくはありませんが、石田流対策でもしばしば現れます。 棒銀ならぬ棒金です。 17 7八玉(68) ( 0:02/00:00:36) 18 2五金(24) ( 0:02/00:00:53) 19 3八金(49) ( 0:02/00:00:38) *△2六金〜2七金とされてしまっては一気に悪くなるので金を上がって受けます。 20 2六歩打 ( 0:03/00:00:56) 21 5六角打 ( 0:02/00:00:40) *受けてばかりでは埒があかないので先手も筋違い角を打って反撃を狙います。 向かい飛車全般に対して筋違い角を打つのはよくある筋なので覚えておきましょう。 22 3五金(25) ( 0:02/00:00:58) *金で攻めたのはここで横にスライドするためでした。 反動が大きくなる分柔軟に動けるのが棒金の特性です。 23 8三角成(56) ( 0:16/00:00:56) 24 5四角打 ( 0:03/00:01:01) *後手も筋違い角を打って次の歩成が受からず後手優勢。 単純な攻めですが、知らないと一気に潰されてしまうので阪田流の狙い筋を覚えておくのは大事でしょう。 本譜は先手が無策で後手の狙いにはまってしまいました。 次回は阪田流への対策を見ていきましょう。