開始日時:2015/11/22 16:39:04 手合割:平手   手合割:平手 先手: 後手: 手数----指手---------消費時間-- ***※分岐有り** 居玉のまま仕掛けるのは後手棒銀でも無理筋なので、今回は居玉を解消してから仕掛けていきます。 1 7六歩(77) ( 0:01/00:00:01) 2 8四歩(83) ( 0:01/00:00:01) 3 2六歩(27) ( 0:02/00:00:03) 4 8五歩(84) ( 0:01/00:00:02) 5 7七角(88) ( 0:01/00:00:04) 6 3四歩(33) ( 0:01/00:00:03) 7 8八銀(79) ( 0:02/00:00:06) 8 3二金(41) ( 0:02/00:00:05) 9 7八金(69) ( 0:01/00:00:07) 10 7七角成(22) ( 0:03/00:00:08) 11 7七銀(88) ( 0:01/00:00:08) 12 4二銀(31) ( 0:02/00:00:10) 13 3八銀(39) ( 0:35/00:00:43) 14 7二銀(71) ( 0:06/00:00:16) 15 4六歩(47) ( 0:09/00:00:52) 16 8三銀(72) ( 0:11/00:00:27) *先手の腰掛銀を見て後から棒銀で仕掛けるのが後手棒銀の肝でした。 17 4七銀(38) ( 0:49/00:01:41) 18 8四銀(83) ( 0:04/00:00:31) 19 9六歩(97) ( 0:02/00:01:43) *先手は早繰り銀の形で反発ができないので端歩で受けます。 20 9四歩(93) ( 1:47/00:02:18) 21 3六歩(37) ( 0:08/00:01:51) *後手が棒銀で攻めてきているので▲6八玉とするのは戦場に近づいてしまうためあまりよくはありません。 先手は右玉にする含みを残した駒組を進めます。 22 4一玉(51) ( 0:23/00:02:41) *居玉のまま仕掛けるのは先手からの反撃が厳しいので居玉を解消。 23 5八金(49) ( 0:48/00:02:39) *先手はまず金を上がり中央を厚くします。 中央を厚くしておくことで将来的に後手の飛車が△5四飛と逃げた際(先手棒銀△6四歩型で何度か解説しました)に龍を作られる心配がなくなり強く戦うことができるでしょう。 24 3一玉(41) ( 1:42/00:04:23) *居玉のまま仕掛けるのは難しく、かといってこのタイミングで仕掛けるのは先手に中央を厚くされてしまっている分損でしょう。 25 3七桂(29) ( 0:03/00:02:42) *これは跳ねておきたいところです。 右玉の含みを残しつつ、後に▲2九飛と引くことで端から仕掛けられた際に飛車をまわって逆襲する構想です。 ## 分岐 - #4522 26 9五歩(94) ( 0:11/00:04:34) *このまま後手が駒組みを進めるのは先手に最善形で備えられてしまい大変そうなのでそろそろ仕掛けてみます。 27 9五歩(96) ( 0:16/00:02:58) 28 9五銀(84) ( 0:01/00:04:35) 29 9五香(99) ( 0:02/00:03:00) 30 9五香(91) ( 0:01/00:04:36) 31 9四歩打 ( 0:03/00:03:03) 32 9二歩打 ( 0:02/00:04:38) 33 4八玉(59) ( 0:20/00:03:23) *ここで先手は手を変えてみます。 これまでの解説では銀を中央に繰り出して飛車先歩交換を誘いましたが、今回は右玉に構えて棒銀を迎え撃ってみます。 **右玉なので懐を広くするために▲1六歩は突いておきたいところですが、後手が突き合いに応じてくれないと受けが一手間に合わずに大変なのであまり早い段階で端歩は突かない方がよさそうです。** 34 9八香成(95) ( 0:30/00:05:08) *飛車先の歩交換ができないと後手から攻めるなら香車を成りこむくらいですが、 35 2九飛(28) ( 0:01/00:03:24) *下段に飛車を引くのが桂にひもをつけるぴったりの手で後手の攻めは完全に途切れてしまいました。 # まとめ ###### 居玉を解消してからの仕掛けは先手に右玉で備えられると空振りか。 ①後手が端から棒銀で仕掛けてきそうなときは右玉の含みを持たせた駒組をするのが吉。 ②後手が銀香交換の攻めをしてきたら端歩の垂らし~▲4八玉と右玉に構える。 ③△香成には飛車を引くのがぴったりで飛車先逆襲を狙って先手良し。 **※端歩垂らしを省略すると△香成~△9六歩などとされてわりと面倒なので省略しないほうがよいです。** どうも端から仕掛けていくのは先手棒銀とは異なり一手遅い分なかなか難しいようです。 次回は後手が7筋から仕掛けてくる順を見ていきます。