棋戦:R対局室(15分) 開始日時:2017/02/04 20:00:00 終了日時:2017/02/04 20:35:22 手合割:平手 先手:ぱいん(R200台後半) 後手:ぺんぎんさん(R400台前半) 手数----指手---------消費時間-- *R差は約150なので、理論上は勝率30%ほど。 戦型は対抗形になると予想。ぺんぎんさんがどの筋に振ってくるかは分かりませんでした。 もし相手が居飛車を宣言してきたら、こちらが四間飛車を選択する予定でした。 1 7六歩(77) ( 0:10/00:00:10) 2 3四歩(33) ( 0:05/00:00:05) 3 2六歩(27) ( 0:01/00:00:11) *居飛車を宣言。 4 5四歩(53) ( 0:05/00:00:10) *中飛車を宣言。 5 4八銀(39) ( 0:02/00:00:13) 6 5二飛(82) ( 0:02/00:00:12) 7 5八金(49) ( 0:02/00:00:15) 8 5五歩(54) ( 0:03/00:00:15) 9 6六歩(67) ( 0:01/00:00:16) 10 6二玉(51) ( 0:07/00:00:22) *レートが高いかたは居玉特攻はしてこないだろうと思っていたら、予想通り玉を囲う手を選択されました。 さて美濃か穴熊か。 11 6七金(58) ( 0:02/00:00:18) 12 7二玉(62) ( 0:03/00:00:25) 13 6八玉(59) ( 0:01/00:00:19) 14 3三角(22) ( 0:03/00:00:28) 15 2五歩(26) ( 0:01/00:00:20) 16 8二玉(72) ( 0:03/00:00:31) 17 7八玉(68) ( 0:01/00:00:21) 18 4二銀(31) ( 0:02/00:00:33) 19 7七角(88) ( 0:01/00:00:22) *左美濃にしろ穴熊にしろ、この角は上がらないといけない。 20 9二香(91) ( 0:17/00:00:50) *お相手は穴熊を宣言。 こちらは左高美濃囲いで戦うことに決定しました。 相穴熊は勝率が悪いので、ここ一番の対局では選びません。 21 8八玉(78) ( 0:16/00:00:38) 22 9一玉(82) ( 0:01/00:00:51) 23 9六歩(97) ( 0:04/00:00:42) 24 8二銀(71) ( 0:04/00:00:55) 25 9五歩(96) ( 0:02/00:00:44) *端歩を突き越してひと安心。 玉が広くなるし、場合によっては端攻めのチャンスがあります。 26 7一金(61) ( 0:02/00:00:57) 27 7八銀(79) ( 0:01/00:00:45) *左高美濃囲い完成。 28 5三銀(42) ( 0:19/00:01:16) 29 3六歩(37) ( 0:16/00:01:01) 30 7四歩(73) ( 1:03/00:02:19) *この歩突きは、次に△7二飛と回る手を読んでました。 31 3七桂(29) ( 0:23/00:01:24) *もしお相手が△7二飛と回ってきたら▲8六角と出て飛車先を受けようと考えていました。 回ってくるまでは角を出なくてよいので、桂の活用を目指す手を優先。 32 4四歩(43) ( 0:19/00:02:38) *▲4五桂での両取りを防ぐ必然の一手。 33 4六歩(47) ( 0:56/00:02:20) *いずれ▲7七桂と跳ねて相手の角のニラみをなくしたいと思っていた。 それと、▲8六角と出て、何か5三に駒を打って相手の飛車を抑え込みたいと思っていた。 34 5四銀(53) ( 0:18/00:02:56) 35 1六歩(17) ( 0:04/00:02:24) *こちらから攻める順はないので、居飛車の税金を払っておこうという考え。 代えて、先に▲4七銀でもよかった。 36 3二飛(52) ( 0:12/00:03:08) 37 4七銀(48) ( 0:07/00:02:31) *3筋への守りを足す手。 38 4二角(33) ( 0:14/00:03:22) *△5一角〜△7三角と転換するかと思っていました。 39 5六歩(57) ( 1:12/00:03:43) *▲8六角と出てぶつける手も考えていました。 △6四角と出てきた場合に▲6五銀でプレッシャーをかけられるように、銀を出ることを決定。 ただ、桂頭が薄くなるなーとは思っていました。 銀冠に発展させる手も考えていましたが、手数がかかりすぎておそらく無理だろうと思ってました。 ▲8六角で相手から角交換してきた場合は一手稼げますが、それでもどうか。 40 5六歩(55) ( 0:19/00:03:41) 41 5六銀(47) ( 0:03/00:03:46) 42 5五歩打 ( 0:13/00:03:54) 43 6五銀(56) ( 0:02/00:03:48) *銀ぶつけ。 △同銀▲同歩なら角道を開けられると思っていました。 浮いている5五や4四の歩を拾えたり相手の玉をニラんだりできますが、それら手やその重要性をそこまで考えてはいませんでした。 44 4三銀(54) ( 1:04/00:04:58) *銀交換せずに引きましたね。 45 7四銀(65) ( 0:13/00:04:01) *一歩をかすめ取って歩得を主張しようとしました。 しかし、相手は穴熊なのでゆっくり進めて小さな駒得を主張しようとするのは誤った方針でした。 46 3五歩(34) ( 0:03/00:05:01) *次の手は、代えて次のような手順がありました。 ## 分岐 - #34107 47 3五歩(36) ( 2:31/00:06:32) *思い浮かんでいなかったので、単に▲同歩。 相手の攻めのお手伝いをしてしまった感じがします。 相手は歩切れなので、▲同飛は必然という読みでした。そこで、角交換をして、浮いている飛車を狙って何かできないかと考えていました。 48 3五飛(32) ( 0:13/00:05:14) 49 8六角(77) ( 0:01/00:06:33) *読み筋通りで、桂損は覚悟していました。 しかし、穴熊相手に駒損はなかなかつらいものです。 50 3七飛成(35) ( 0:19/00:05:33) 51 4二角成(86) ( 0:03/00:06:36) * 52 4二金(41) ( 0:24/00:05:57) *必然手。 53 1八飛(28) ( 0:08/00:06:44) *飛車は横利きで守りに使うことにして、じっと寄りました。 後から考えると、1五角で飛車見捨てて金龍両取りという手も思いつきました。本譜の展開よりは楽しみがある手ですが、こちらのほうが損です。 54 5二金(42) ( 2:24/00:08:21) *寄ったので▲1五角の両取りがかからなくなりました。 感想戦でぺんぎんさんは「金寄りはなんとなく」と話していました。 地力に基づいた、指運ですね。 なお、仮に相手が手抜いて▲1五角が成立したとしても、△3一龍と守られると金角交換になってしまうため、逆転には至りません。 55 4一角打 ( 0:49/00:07:33) *6三の地点への利きを増やす手。 手抜いたら▲5二角成△同銀▲5三歩△同銀▲6三銀成として、銀をいじめつつ▲6二金から穴熊の金をはがす手を見せようと思っていました。 56 3九龍(37) ( 0:19/00:08:40) *手抜いてきました。 次の手は手順前後っぽくて、金角交換してから▲5三歩とたたくよりも、次の手で▲5三歩とたたいたほうがよかったです。 57 5二角成(41) ( 0:15/00:07:48) 58 5二銀(43) ( 0:02/00:08:42) 59 5三歩打 ( 0:02/00:07:50) 60 5三銀(52) ( 0:37/00:09:19) 61 6三銀成(74) ( 0:04/00:07:54) *ここまで読み筋通りでした。 この局面をじーっと見ていたら、△3六角で「飛車を質駒にしつつ6九角成で2枚替えを狙う」手があるなーと思っていました。 62 3六角打 ( 0:45/00:10:04) *悪い予感は当たるものです。 63 5八歩打 ( 0:27/00:08:21) *2枚替えを防ぐ手。 64 6三角(36) ( 0:21/00:10:25) *△3六角が成銀に当たっているとは思っていませんでした。 飛車を質駒にしつつ2枚替えも狙えて、かつ、攻めの手がかりである成銀も取る手もあるという、うまい角打ちだったなあと改めて思いました。 65 7九金打 ( 2:04/00:10:25) *攻めの手がかりはないので、しっかり守って様子を見ることにしました。 66 9六桂打 ( 3:14/00:13:39) *意外なところからの攻めがきました。 67 9六香(99) ( 0:31/00:10:56) 68 9六角(63) ( 0:04/00:13:43) 69 5七歩(58) ( 1:30/00:12:26) *△5六銀からこじ開けられるのを防ぐ手。 あと、飛車の横利きを通して守りに使う意味もありました。 70 8四香打 ( 0:40/00:14:23) *ここから先は、△9九銀で玉を下段に落として、8七の地点を破ろうとしてくるだろうと考えていました。なので、(次の手に続く) 71 9七玉(88) ( 1:10/00:13:36) *なので、玉を上がりました。 72 6三角(96) ( 1:00/00:15:23) 73 8八桂打 ( 2:09/00:15:45) *狭いですが、9六に駒を打たれないように守りを足しました。 このあたりで、「端玉には端歩」で、9二の香を活かして攻めてくるかなと考えていました。 74 1八角成(63) ( 0:56/00:16:19) *飛車補充。 75 1八香(19) ( 0:04/00:15:49) 76 9九飛打 ( 0:23/00:16:42) 77 9八角打 ( 0:21/00:16:10) *これしか指せません。 78 6四角打 ( 0:46/00:17:28) 79 8六歩(87) ( 0:49/00:16:59) *焦点で受けてどうか。 80 8六角(64) ( 0:17/00:17:45) * 81 8七玉(97) ( 0:02/00:17:01) *香の利きが一時的に止まったので右側に活路があると思ってましたが… 82 5九角成(86) ( 0:36/00:18:21) *見事な開き王手。どう指しても△8六馬までです。 83 投了 ( 0:47/00:17:48) まで82手で後手の勝ち