棋戦: 開始日時:2016年08月25日(木) 09:10:52 終了日時: 手合割:平手 先手:プレイヤー 後手:プレイヤー 手数----指手---------消費時間-- *今回はしばしば見かける浮き飛車めくらまし戦法を紹介します。 解説するようなところは無いんですけどね… 1 2六歩(27) ( 0:04/00:00:04) 2 3四歩(33) ( 0:02/00:00:02) 3 2五歩(26) ( 0:02/00:00:06) 4 3三角(22) ( 0:02/00:00:04) *ここまでは一般的な進行です。 5 2六飛(28) ( 0:02/00:00:08) *先手が不穏な動きを見せます。 この手を見て浮き飛車めくらまし戦法orアヒル戦法を意識した方が良いかも。 6 3二飛(82) ( 0:04/00:00:08) *角頭の歩を守るために三間飛車に構えますが、これはいけません。 完全に先手の狙いにはまってしまいます。 7 3六飛(26) ( 0:02/00:00:10) *あくまで一歩入手を狙います。 8 2二角(33) ( 0:03/00:00:11) *歩を受けるには角を引くしかありませんが… 9 7六歩(77) ( 0:02/00:00:12) * 10 4四歩(43) ( 0:02/00:00:13) *相手が見慣れない戦法なので角交換を拒否して、後手はあくまで落ち着いて指そうとしますが、これは疑問で既に術中にはまっています。 11 4六飛(36) ( 0:03/00:00:15) 12 4二飛(32) ( 0:02/00:00:15) 13 2六飛(46) ( 0:02/00:00:17) 14 3三角(22) ( 0:02/00:00:17) 15 3六飛(26) ( 0:07/00:00:24) *飛車に踊らされて気付けば歩が受からなくなっています。 # 対策 ▲2六飛に対して三間に振るのが疑問か、その時点で本譜のようになってしまいがちです。 対策案① ▲2六飛に△2二飛と向かい飛車に振る。 それでも▲3六飛〜3四飛としてくるならば、△2二飛▲3六飛△2四歩として2筋逆襲を狙う。 一般的にこちらの対策がメジャーですが、実戦ではなかなかポイントを稼ぐことも難しく後手がすぐに良くなるような変化では無いと思う。 対策案② 本譜手順中角交換をためらわずにしてみる。 △8八角成▲同銀△4五角に ①▲6六飛△2七角成 馬を作ってから▲6五角の筋を先受けしておいてじっくり指せば馬の分後手が指しやすいか。 ②▲7八金△3六角成▲同歩△2七飛▲3八銀△2五飛成 歩得して龍を作り後手が指しやすいか。 ▲6五角がこの瞬間は龍で取れるので無い。 しかし龍が動くと即座に打たれるのでまずは▲6五角の先受けが必要。 後手は術中にハマったと見せかけて普通に対応していくだけでそれなりに指せる。 この戦法を採用する人は本譜の手順くらいしか覚えて無いことが非常に多く角交換すると手が止まるはずです。 やられるとただただうっとおしいだけで、大したことはないので奇襲全般に言えることですが落ち着いてさしていけば良いと思います。