棋戦: 開始日時:2016年08月22日(月) 22:12:50 終了日時: 手合割:平手 先手:プレイヤー 後手:プレイヤー 手数----指手---------消費時間-- *今回も△6四歩型を見ていきましょう。 手順前後な気がしますが、今回は後手が銀交換させてくれる場合です。 また、そこからの攻め筋の一例を見ていきましょう。 今回も最後にまとめを載せていますので今後このような形式にしていきたいと思います。 1 7六歩(77) ( 0:03/00:00:03) 2 8四歩(83) ( 0:03/00:00:03) 3 2六歩(27) ( 0:02/00:00:05) 4 8五歩(84) ( 0:02/00:00:05) 5 7七角(88) ( 0:01/00:00:06) 6 3四歩(33) ( 0:02/00:00:07) 7 8八銀(79) ( 0:04/00:00:10) 8 3二金(41) ( 0:01/00:00:08) 9 7八金(69) ( 0:02/00:00:12) 10 7七角成(22) ( 0:03/00:00:11) 11 7七銀(88) ( 0:02/00:00:14) 12 4二銀(31) ( 0:04/00:00:15) 13 3八銀(39) ( 0:05/00:00:19) 14 7二銀(71) ( 0:02/00:00:17) 15 2五歩(26) ( 0:04/00:00:23) 16 3三銀(42) ( 0:01/00:00:18) 17 2七銀(38) ( 0:04/00:00:27) 18 6四歩(63) ( 0:04/00:00:22) 19 2六銀(27) ( 0:03/00:00:30) 20 6三銀(72) (29:49/00:30:11) *疑問手です。 この時点で後手の棒銀がほぼさばける形になっています。 21 1五銀(26) ( 0:02/00:00:32) *後手が▲1五銀を許容してきたので即座に出ていきましょう。 22 1四歩(13) ( 0:04/00:30:15) *これも疑問手です。 先手がここから指す手は一手しかないでしょう、少し考えてから次の手を見てください。 23 2四歩(25) ( 0:02/00:00:34) ***銀取りに構わず▲2四歩が将棋全般における良くある攻め筋です。** 24 2四歩(23) ( 0:03/00:30:18) *本譜は△同歩と応じましたが△同銀でも結果は同じです。 なお、ここで△1四歩と銀の方を取る手には▲2三歩成△同金▲同飛成で本譜よりもかなり得をします。 25 2四銀(15) ( 0:02/00:00:36) 26 2四銀(33) ( 0:03/00:30:21) 27 2四飛(28) ( 0:02/00:00:38) *先手は銀交換に成功しました。 先手としては棒銀の狙いである銀交換が成功したので大満足です。 ここで「銀を交換したけどそこからどうすんの?」 と誰しも考えたことがあると思います。 なので本譜では交換した銀を活用した攻めの一例を追っていきましょう。 28 2三歩打 ( 0:03/00:30:24) *盤上この一手でしょうか、無条件で飛車を成られているようでは終わってしまいますからね。 29 2八飛(24) ( 0:03/00:00:41) *飛車は真っすぐ引きます。 これに代えて▲3四飛などと横歩を取るのは欲張りすぎで△2八角から香を取られてしまう上に馬を作られてしまいます。 **基本的に自分の歩の上部に飛車がいる形は避けた方が賢明です。** 30 5二金(61) ( 0:07/00:30:31) 31 6八玉(59) ( 0:02/00:00:43) *銀がさばけて飛車も引いたところなのでとりあえず居玉は解消しておきましょう。 **なお、攻めの銀と守りの銀を交換したので現状は先手が指しやすいでしょう。** この理由としては ①守りの銀は囲いの近辺で使うもの、それをはがしたので相手が囲いを再構築するのに一手必要となる。 ②攻めの銀を持ち駒にできたので銀を盤上の好きなところに打てるというのが大きいメリット ここから②のメリットを見ていきます。 32 4二玉(51) ( 0:04/00:30:35) 33 1六歩(17) ( 0:02/00:00:45) *銀を手持ちにした先手は端を伸ばして攻めを狙います。 34 5四銀(63) ( 0:07/00:30:42) 35 1五歩(16) ( 0:03/00:00:48) *いきなり突っかけていきましょう。 36 1五歩(14) ( 0:02/00:30:44) 37 1三歩打 ( 0:02/00:00:50) *歩を釣り上げて裏に歩を打つのは基本的な手筋でしたね。 38 1三香(11) ( 0:02/00:30:46) *後手は自然に△同香としますが、先手は銀交換に成功しているのでここでは狙いたい一手があります。 次の一手を考えてみましょう。 39 1二銀打 ( 0:02/00:00:52) ***相手の駒の裏に駒を打つ手筋を覚えておくと良いでしょう。** さて、ここで先手は狙い筋が二つありますね。 ①▲2一銀成と桂を取る手 ②▲2三銀成として飛車先突破を狙う手 この二つを同時に受けるのは不可能なので現局面は先手が優勢でしょう。 # まとめ ###### 銀交換にすんなり成功した場合 ①居玉はとりあえず解消しましょう。 ②端歩を伸ばして突き捨てる ③▲1三歩と垂らして△同香に▲1二銀で両取り。 級位者のうちは色々な攻め筋を覚えることが大事です。 居飛車党だけでなく振り飛車党の方も覚えておけば色々なところで応用が利きますので、様々な手筋を身につけましょう。