開始日時:2025/11/02 14:00:14 棋戦:R対局 持ち時間15分 手合割:平手 先手:ryuswallows(1438) 後手:chanmao(1430) 手数----指手---------消費時間-- *指す将順位戦10th B級1組11回戦 vs 島ノ葉尚さん noteの方で自戦記をあげています。 https://note.com/5daysmouse_pika/n/n41c4206ab8cd こちらでは1手ごとにお気持ちを綴ります。 デフォルト盤面は通常の向きですが、筆者が後手なので、この上なく後手番目線での語りになります。ご了承ください。 1 7六歩(77) ( 0:01/00:00:01) *振り駒で先後決定。 先手:島ノ葉さん 後手:まおち 私は本局に勝つと直接残留が決まり、負けると問答無用で直接降級となる。絶対に負けられない。 しかし負ければ降級というのは島ノ葉さんも同様で、鬼勝負というやつである。こんなに何かが懸かった将棋を指すのは人生で初めてだ... 2 3四歩(33) ( 0:03/00:00:03) *普段なら2手目は△8四歩だが、本局は後手番でやってみたい戦型があり、△3四歩から入った。 3 6六歩(67) ( 0:14/00:00:15) *まずこれである。島ノ葉さんは対抗形を目指される方なので、3手目に角道を閉じることが多いと思っていた。 何気ないが、この手に島ノ葉さんは14秒を消費。△3四歩で少し不意を突いたかな?とは思った。 4 3三角(22) ( 0:02/00:00:05) *それを咎めるような角上がり。居飛車か振り飛車か、態度を明かさないでおく。 5 7八銀(79) ( 0:03/00:00:18) *島ノ葉さんは、こちらの手を見てから態度を決める構えだろう。 6 9四歩(93) ( 0:04/00:00:09) *躊躇いが無かったとは言わないが、この形なら振ろうと思っていた。完全には態度を明かさないまま、こっちの端だけ入れる。 7 9六歩(97) ( 0:01/00:00:19) *返された。まあ後出ししたいならそれが無難ですよね。 8 2二飛(82) ( 0:09/00:00:18) *やるぞ!向かい飛車!!! △3三角から途中下車なしの△2二飛は気分が良い。自分だけ角道が通ったままなのも。 個人的に3手目▲6六歩ってどうなの?という思いを前からうっすら持っており、それをぶつける良い機会だと思った。咎めてる感があるのはこの作戦じゃないかなと。 9 7七角(88) ( 0:02/00:00:21) *しかし裏芸というほど向かい飛車の経験は無い。居飛車の経験値を100とするなら、リアルに向かい飛車は3くらいだと思う。振り飛車の中では1番肌に合ってる感覚はあるのだが... 10 6二玉(51) ( 0:02/00:00:20) *振り飛車、王様を右側に囲えるの良いですね。こっちに行けば行くほど安全って思えるだけで安心感がある... 11 4八銀(39) ( 0:02/00:00:23) *ただ島ノ葉さんが飛車先を伸ばしていないのは気になるところ。飛車先逆襲みたいな、向かい飛車の得意な展開にはならなさそうな感じ。 12 7二玉(62) ( 0:07/00:00:27) *戦場から離れるZEー (リアルの都合でZA買えてないのですがめっちゃやりたい。今やってる大きな仕事が終わったらミアレシティ行くんだ...) 13 6八玉(59) ( 0:01/00:00:24) *先手も囲いに行く。 14 4二銀(31) ( 0:11/00:00:38) *一応、△3二金の選択肢を残すようにはしておいた。多分やらないけど... 15 7九玉(68) ( 0:02/00:00:26) *先手は左美濃ですかね。 16 8二玉(72) ( 0:04/00:00:42) *ここまで行ったときに角の射程に入ってないのがストレスフリーすぎる。やっぱ振り飛車って理に適ってるんじゃ... 17 5八金(49) ( 0:02/00:00:28) *▲8八玉入るのなんか気持ち悪いモンネ。分かります。 18 7二銀(71) ( 0:02/00:00:44) *穴熊も大いにアリなんだが、やっぱ初心者はまず美濃囲いでしょう。これ相手が使うと最強なんだから。 19 3六歩(37) ( 0:22/00:00:50) *そこ突いてくるか。嫌だなあ... やっぱり角頭は不安がいっぱい。▲3七銀から繰り出して袖飛車みたいな展開になると支えきれなくなりそうだ。 20 4四歩(43) ( 0:28/00:01:12) *自分だけ角道通っていたのは主張だったのでちょっと悔しいが、銀で角頭を守るためのスペースを作った。 21 4六歩(47) ( 0:11/00:01:01) *しかしここは落ち着いてくる。ぐぬぬ。 22 4三銀(42) ( 0:04/00:01:16) *とりあえずこれは上がる。 23 4七銀(48) ( 0:03/00:01:04) *先手も銀を上がる。 24 5二金(41) ( 0:31/00:01:47) *互いの飛車先が伸びてないので、△3二金とかする必要は無いと判断。それにこの形なら、状況に応じて三間や四間に振り直せる方が良いと思った。 綺麗な本美濃だ。今日は味方。 25 3八飛(28) ( 0:36/00:01:40) *やっぱり袖飛車で来たか... まあ向かい飛車に構えたところにわざわざ飛車先伸ばしては来ないと思ってたので、妥当でしょう。でも角頭を狙われていて、普通に嫌だ... 26 2四歩(23) ( 1:37/00:03:24) *考えたが、やはり私の知っている将棋は飛車先の歩を伸ばすもの。ここは堂々と行きましょう。 27 3五歩(36) ( 0:05/00:01:45) *シンプルに飛車先を切りに来た。 28 3五歩(34) ( 0:02/00:03:26) *経験値がない分、気付かないうちに潰れたりしそうで怖い。 29 3五飛(38) ( 0:01/00:01:46) *さて、対局中は全く考えなかったが、ここで△3二飛が振り飛車の呼吸だっただろうか。以下▲3四歩には△2二角とかわせば、次に△3四銀から逆襲できる。 なるほどなあ。こういう感覚は今の自分には無いが面白い。いや振り飛車面白いな... 30 3四歩打 ( 0:02/00:03:28) *というわけで何の疑いもなく歩を打って収めたが、 31 3六飛(35) ( 0:04/00:01:50) *手順に好位置に浮かれた。何だこれ石田流か? 本局は私が揺さぶりの意も込めて向かい飛車を採用したわけだが、島ノ葉さんが袖飛車に構えて、結局左右反転した居飛車vs三間みたいになってるのは趣深い。やはり各々、内に秘めたふるさと戦法を振り払うことはできないのだろうか... 32 2五歩(24) ( 0:17/00:03:45) *もう1つ伸ばした。飛車先というのももちろんあるが、次に△2四角〜△3五歩と厚みを築く手を狙っていた。 33 5九角(77) ( 1:07/00:02:57) *角の転回。飛車先を受けた意味が強いだろうか。 しかし、感想戦で島ノ葉さんはこの手を悔いていた様子だった。代えて▲3七桂とするべきだったと。 確かにその局面は、こちらからは思わしい手が見えない。まあ落ち着いて玉形の発展とかになりそうだが、桂馬の捌きや持ち歩のアドバンテージでやや居飛車よかっただろうか。 34 2四角(33) ( 1:25/00:05:10) *こちらは前手からの継続手。3筋の位を取りにいく。 35 8八玉(79) ( 0:55/00:03:52) *角が逸れたのもあってか、ここで入城。 36 3五歩(34) ( 0:35/00:05:45) *飛車を追い返す。 37 3八飛(36) ( 0:27/00:04:19) *歩は手持ちにされてしまったが、位を取れたのは気分がいい。 38 3四銀(43) ( 0:04/00:05:49) *そしてしっかり確保。これは駒がのびのび前に出ていて作戦勝ちを意識した。 39 6七金(58) ( 1:48/00:06:07) *高美濃に発展。玉頭が厚いのは先手の方。 40 4五歩(44) ( 0:59/00:06:48) *ここは歩交換に行くことに。 41 5六金(67) ( 1:01/00:07:08) *おーなるほど!高美濃というより、中央への応援という意味だったか。 42 4二飛(22) ( 1:31/00:08:19) *しかしこちらも応援がきく。こう見ると素直な飛車先の攻めになっている。 さっきからずっとだが、▲4八飛には△1五角と出られるのが水面下で利いている。税金を払ってないのが響いてくるパターン。最序盤、適当に端歩で手待ちしないで自分から向かい飛車に振ってよかった... 43 4五歩(46) ( 2:27/00:09:35) *代わる手も難しかったか。 44 4五銀(34) ( 0:09/00:08:28) *自然にぶつける。 45 4五金(56) ( 0:28/00:10:03) * 46 4五飛(42) ( 0:04/00:08:32) *捌けた。攻めの銀と囲いの金の交換なので、大戦果と言っていいだろう。しかもこれが銀取りなので、先手は気の利いた手を指すのが難しい。好調だ。 47 4六歩打 ( 0:40/00:10:43) *自然な受け。 48 4二飛(45) ( 0:56/00:09:28) *引き先は難しかった。この位置は角の転回先が限られるのが懸念だが、他の手もそれぞれ懸念はあったし、無難なのはここかなと。こういう何気ない手が、経験のない戦型だと怖い。 49 2六歩(27) ( 2:49/00:13:32) *一息ついたところで反撃が来た。銀がいなくなり薄くなった角頭を攻めている。確かにそこが筋か。 50 2六歩(25) ( 1:00/00:10:28) *代わる手も難しかった(△2七金とかあったみたいだが見えてなかった)。これ自体が△2七歩成を見せているので、何かされても手段はあるだろうという直感もあり。それに無視してもどうせ▲2五歩は来てしまうという思いもあり。 51 2五歩打 ( 2:22/00:15:54) *先手島ノ葉さんはこの手で持ち時間を使い切り、1分将棋に突入。角が動けば▲3五飛と捌ける。 これは私の読みの本線でもあったが、指されてみると結構うるさい。色々手は見えるのだが、どれも一長一短という感じで比較が難しい... 52 2七歩成(26) ( 0:46/00:11:14) *ただまずはこれを成るところからだと思っていた。横に逃げれば角が自由になるので△3三角くらいでいいだろう。▲2四歩△3八との取り合いも有望に見える。 53 3九飛(38) ( 0:52/00:16:46) *しかしこれが、苦しそうに見えて思った以上に難しかった。 まず△3八歩から考えたがこれは二歩である。 次。△2八金は、飛車逃げてくれればまあ何とかなりそうだが、▲2四歩△3九金の進行は金の位置が酷い。形勢悪くはないかもしれないがあんまりやりたい変化ではない。 次は△3三角。▲3五飛に△6六角と王手で出れるのは魅力的。だが▲7七角△同角成▲同桂は、大駒両方捌かれてる上に別に駒得とかでもない。模様良さそうだっただけにちょっと不満。△7七同角成に代えて△5七角成も、気持ち良さそうで冷静にみるとそんなに刺さってない。うーん... 考慮時間も少なくなって来た頃に△2八とが見える。飛車角の取り合いになるなら、金を打ってない分△2八金よりだいぶ良い。だが▲3七飛が生じている。でもそこで△1五角出れるかも。 いや分からん分からん!!時間がない!!! 54 2八と(27) ( 4:43/00:15:57) *4分43秒の考慮。 後手まおち、この手で持ち時間を使い切り1分将棋。 前手に書いた3択の比較が難しかった。この手は最後に読み進めていたので、まだ見えていない好手に期待する意も込めて選択。直感的に、これが1番筋が良いとも感じていた。 55 3七飛(39) ( 0:55/00:17:41) *これですよねえ。嫌らしい。△2六金とかで飛車詰ますと、▲2四歩△3七金▲同桂で余計に金を取られる。それならさっき△2八金を打てという話である。 56 1五角(24) ( 0:55/00:16:52) *と金を入ったからにはこう。▲3五飛には△5九角成▲同金△2六角で勝負あり。これが見えたから、54手目は△2八とを選択した。 こういう派手な技が見えるとそれに引っ張られてしまう癖があるが、実際その通りに進まないなら、空想上の技がどれだけ鮮烈でも意味はない。その技込みで期待値計算をしているのだとしたら、それは勝手読みというやつなのである... 57 8六角(59) ( 0:53/00:18:34) *当然そのようには進まない。そしてこれが見えてなかった。角を上がるなら7七だという先入観があった。 △3七角成と取ると▲同桂で、次の▲4五桂が5三地点への殺到を見せる跳躍になる。それはヤバいかもしれない。でも△2九とは今度こそ普通に▲3五飛と捌かれる。 誤算の処理に1分は短すぎる!!! 58 3七角成(15) ( 0:55/00:17:47) *結局秒に追われて取らされたが、やはりあまり良くなかった。まだ△2九とだったかな。冷静に見れば▲3五飛には△3三歩とか受けておいて、△4八角成も残るし悪くなかった。 ちなみにソフトは代えて△2六角!とかいう絶妙手を主張してくる。いや確かに読めば読むほど良い手だけど見えないよw 59 3七桂(29) ( 0:53/00:19:27) *と金とすれ違う形で桂馬ジャンプ。次の連続跳躍の味が良すぎる。 60 3九飛打 ( 0:56/00:18:43) *落ち着いて△4四歩とかを考える余裕は無かった。寄せを見て飛車を最下段に打ち下ろす。 ただこれは手に乗って▲4五桂跳ばれる。それが嫌なので、島ノ葉さんの意識が桂馬に向かないように△4九飛にしようかなとかも本気で考えた。が流石にのちに▲5八銀と固められるのはやってないので... 61 4五桂(37) ( 0:53/00:20:20) *ですよねえ。王様と反対側の桂を捌くのが本当に上手だ。これが振り飛車の感覚か...?(本局振り飛車やってるのはお前の方だぞ?) 62 5四金打 ( 0:55/00:19:38) *▲5三桂成を無条件に許すわけにはいかなかった。金を打ちつける。先手は歩切れなのもあり、次は△4五金▲同歩△同飛と食いちぎってしまえると思っていた。 63 3一角打 ( 0:56/00:21:16) *しかしこれもあった。飛車をかわすと5三に殺到される。△4三飛も▲3四銀くらいで受けになっていなさそう。 いやー。これは悪くしたかもしれない。どうしてこうなった... 64 1九飛成(39) ( 0:55/00:20:33) *受からないので開き直る。私は昔から、いや△3九飛を打ったあたりから、△8四香が打ちたすぎた。だっていつも居飛車持っててその香打ちが嫌すぎるから... ただここは飛車を取られるものと思っていたが、少しして▲5三桂成がヤバいかも...と気づいた。△同金引▲同角成△同金に▲4二角成は負けに見える。大丈夫か...? 65 4二角成(31) ( 0:57/00:22:13) *飛車の方だった。別に安心ではないが... 前述の通りでここは代えて▲5三桂成を恐れており、感想戦でもそちらの展開の方が有力とされた。島ノ葉さんもこの手を後悔されていた。 ちなみにAI先生に聞くとこちらの角成が普通に優るらしいですね。▲5三桂成は△同金引▲同角成△3二飛で、難解を通り越して後手よしと。本当かなあ。 66 4二金(52) ( 0:55/00:21:28) *流石にこれは取りましょう。でも普通に飛車下ろされるのキツいなあ。 67 3一飛打 ( 0:55/00:23:08) *そっちなのか。▲2二飛だとばかり。 んー。△4一歩は普通だけど、5三発火されたらあんまり意味がなくなる気もする。この瞬間せっかく1手余裕があるなら、それより攻めに手を使いたい... 68 8四香打 ( 0:56/00:22:24) *というわけで打ちたくて仕方がなかった△8四香。何となく角がそこにいるうちに打ちたかった。 いつもこれで一気に寄せられたり逆転食らったりしてるんだから!今日は味方してよ!! 69 5三桂成(45) ( 0:58/00:24:06) *発火。前手は催促してるようにも見えるので当然か。 無視して角を取る手も当然あると思うが、私の中ではあの香車は8七に成って寄せるのが本分という認識で、対局中はあんまり考えなかった。(結果的にはこの判断は正しかったようである。運が良かっただけだが...) 70 5三金(54) ( 0:57/00:23:21) *というわけでこれは取る。 71 5三角成(86) ( 0:56/00:25:02) *当然角も切ってこられる。ただ香車の利きが8七まで通った面もある。 72 5三金(42) ( 0:57/00:24:18) *いやでもこれ典型的な▲6二金打たれる局面なんだよな...美濃に5三の地点殺到されるのってこんなに受けにくいんだな... 居飛車側を持つのと振り飛車側を持つのではやはり違いますねえ。指してみて初めて感じることが色々ある。 73 6二金打 ( 0:55/00:25:57) *攻め方では何度打ったか分からないが、自分が美濃側で打たれるとは。美濃崩しの急所である。△同金▲7一銀を食らうともう崩壊と言っていい。 ただこの金を無視した場合、意外と居飛車からの攻めは重くなったりすることを私は知っている。何回それで逆転負けを喫したか。この瞬間が勝負だ。 74 6七角打 ( 0:56/00:25:14) *正直負けている可能性も大いにあると思ったが、もう頭がくらくらしていて攻め合いの手を探すしか頭になかった。△5一歩のような手を1秒も考えていない。必死なんや... 角を渡すのは激烈に怖いが、この瞬間に▲同銀は詰めろじゃないはずで、△6九竜で勝てると思った。放っておかれた場合はよく分かってなかったが、△8七香成から一間龍を狙う感じで寄せがあればいいなという朧げな期待。 正直もう序盤の模様の良さとかは忘れて勝負手を放った感覚。あとは神様お願いします... 75 6一飛成(31) ( 0:55/00:26:52) *島ノ葉さんの選択は飛車切りだった。これなら確かに先手の攻めは早い。が駒不足で切れる可能性もあるというところ。 もう全く分かってない。別にこれが大丈夫と踏んで△6七角打ったわけじゃないからね。神様... 76 6一銀(72) ( 0:57/00:26:11) *とりあえず取る。この瞬間金銀だけでは詰まない。△8七香成を発火するのも今じゃないと思った。 ここで▲7一銀決められたら△9二玉とよろけて...?どこかのタイミングで角を拾われて負けになる順があるのかな...?詰めろはかからないにしても、駒を渡さずに先手玉寄せるのを要求されるのもしんどいな... (簡単ではないが、▲7一銀の展開も正しく指せば後手勝ちのようである。感想戦でもそう結論づけられたし、AIによる検討でもそうだった。ただ実戦でそう進んでいたらどうなっていたかは分からない...) 77 6七銀(78) ( 0:55/00:27:47) *先に拾ってきた。角が入ったことで後手玉は分かりやすい詰めろ。当然△6九竜では負けだし、△8七香成でも詰めろは解除できない。 78 6二銀(61) ( 0:57/00:27:08) *したがってここを取るしかない。消去法だが、選択を求められないだけ楽ではある。 そして6九の金取りが残っている。ここで手番が来るなら...少し楽になったか? 79 7八銀打 ( 0:56/00:28:43) *左美濃が再生。お互いに一息つける格好になったか。 しかしここでの手番は大きい。良い手を指したい。 第一感は△5五桂だったが、4七の銀に働きかけるのは筋が良くない気がしたし、先手の手駒を下手に増やすのも嫌だと感じた。もう少し手厚くいきたい... 80 3四角打 ( 0:57/00:28:05) *そんな中で見えたのがこの角。△6七角成からの寄せを見せつつ、▲6一金みたいな張り付き筋を消した。 この手の味が良いと感じ、少し優勢を意識した。先手から有効な攻めがなさそうに思える。冷静に見ればこちらが大きく駒得しており、ここからは落ち着いていくのが良さそうだ。 81 5六歩(57) ( 0:56/00:29:39) *寄せの筋の方を遮断。しかし1手に1手使ってもらえるなら問題ない。 82 3九飛打 ( 0:55/00:29:00) *2枚目の飛車を打ち下ろす。△3八とを寄れるようにした意味もある。 83 5八銀(47) ( 0:55/00:30:34) *遊んでいた銀を引きつける。6九で2枚替えする筋を受けた意味が強いだろうか。(▲3二飛とかの反撃が怖かったので、あんまりそこに飛び込むつもりは無かったが。) 84 3八と(28) ( 0:54/00:29:54) *こうなったら落ち着いて寄せる。早くはないが、先手からの早い攻めも無いと判断。分かりやすい手で勝てるならそれがいい。 85 5七角打 ( 0:54/00:31:28) *全く考えていなかったが、飛車に当てつつ、△4八とを防がれた。粘り強い。なるほど。 86 2九飛成(39) ( 0:53/00:30:47) *ただ角を手放せば尚更早い攻めはなくなるだろう。ここは落ち着いてかわす。 87 4五歩(46) ( 0:54/00:32:22) *なるほど。▲3五に出て攻めに使う筋を見ているか。依然と金を寄れないのでもどかしいところ。 88 3三桂(21) ( 0:57/00:31:44) *ちょっと自信なかったが、遊び駒を活用することにした。振り飛車したからにはこの桂馬使いタイヨ。(もうそんな時間帯ではないかもしれないが) ▲2四金が少し怖かったが、まあ遊んでいた桂を取らせるのに持ち駒の金を僻地に打たせたと考えれば悪くないかなと。遠い未来に△5七歩を叩く筋が見えていたので、その期待も込めて跳ねてみた。 89 4六角(57) ( 0:52/00:33:14) *あー。そっちか。それは見えてなかった。3五だとばかり。 コビンを睨みながら、こっそり龍に当てられた(実は15秒くらい気づかなかった)。現状は大丈夫だが、桂馬取られたらちょっと嫌かもしれない... 90 1七龍(19) ( 0:57/00:32:41) *とりあえず龍はかわす。その後の展開を読むことに必死で、△1八龍との比較は全くしなかった。まあいいでしょう。 91 7五歩(76) ( 0:55/00:34:09) *コビンを狙って突き出す。確かに嫌だ。 92 4八と(38) ( 0:55/00:33:36) *コビンは怖いが早さはそこまでだし、即死級というほどでもない。と金の方が厳しいと信じて寄せていく。 ▲2八金で無理やり飛車を入手される筋はあるが、それはコビン攻めがなくなるし、それだけ駒得なら流石にちゃんとやれば負けないと判断。 93 7四歩(75) ( 0:53/00:35:02) *構わず突っかけ。怖い。 ▲7三歩成△同銀までいくと、▲7四歩〜▲6五歩も怖いし、▲3五角の筋もある。それでもと金攻めの方が厳しい説もあるけど... 94 6四歩(63) ( 0:55/00:34:31) *攻めたい気持ちを抑えて、1手入れた。これだけでだいぶ違うだろう。陣地がふわっと広がって、捕まりにくくなった感もある。 ▲7三歩成△同銀▲3五角はあるが、歩成には強く△同玉でいいと思っていた。それで寄ったらもう運が悪い。 95 6五歩(66) ( 0:57/00:35:59) *よしよし。これは明らかに1手の受けで攻めを1手以上遅らせている。良い判断だった。 96 5八と(48) ( 0:55/00:35:26) *手を稼いだら寄る。これ以上確実な攻めはない。思えばこのと金は、初期配置で2三地点にいた向かい飛車の飛車先である。5歩進んで3歩寄って。出世したなあ。 ▲同銀は1七の龍が活きて、△7六桂で寄せられると思った。無視されるのが嫌ではあったが、相当駒得が大きいし、丁寧に自玉をケアすれば大丈夫なはず... 97 5八金(69) ( 0:53/00:36:52) *金で取ってきた。下段が空いたが、7九地点には角が利いている。 98 5七歩打 ( 0:55/00:36:21) *しかし、これが最高の味だった。金取りかつ、角の利きを止めていて△7九銀が生じている。これが打てればほぼ寄りだろう。 99 5七角(46) ( 0:52/00:37:44) *7九への利きを残す形で取ってきたが、 100 5七龍(17) ( 0:58/00:37:19) *これが決め手。勝ったと思った。 101 5七金(58) ( 0:56/00:38:40) *あとは着地するだけ。詰将棋エンジンを起動。 102 7九角打 ( 0:56/00:38:15) *最悪△5七角成と戻せるように銀じゃなくて角にした。まあ恐らく詰ます上でも角の方がいいでしょう。 103 7七玉(88) ( 0:51/00:39:31) *有効な筋が色々見えて、逆に確信の持てる詰みがない。単純にまだ脳がふわふわしてるから、というのが大きいんだが。 104 6八銀打 ( 0:55/00:39:10) *ほぼ詰みだと思っていたが、まだ確信を持ててない。時間をしっかり使う。 105 7六玉(77) ( 0:09/00:39:40) *普段指さない戦型だからなのか、詰みに自信が持てない。なんか絶妙に逃げ道があるんだけど... 106 8五金打 ( 0:55/00:40:05) *ちょっと味が悪い場所だが、ここに打って大丈夫なはず... 107 6六玉(76) ( 0:20/00:40:00) *とりあえずここに追い込んで、 108 5七銀(68) ( 0:52/00:40:57) *これを王手で取る。▲5五玉なら都詰め。 109 7七玉(66) ( 0:57/00:40:57) *しかし戻られる。実は前日の野良対局で、連続王手の千日手で逃れられて逆転負けを喫するという苦い思いをしていた。それだけは... 110 6八角成(79) ( 0:55/00:41:52) *絶対に不要な過程なのだが、時間稼ぎのために入れた。詰めチャレでよくやるやつ。万が一詰まし損ねたときに、馬に昇格させてなかったせいで銀を拾う手が無い、とかだったら後悔すると思い挟ませていただいた。 下手したら千日手対策で角不成として時間を稼ごうかとも本気で思ったが、流石に失礼だと思い自重。指す将順位戦の最終局、そんな形で棋譜を汚したくはなかった。 111 8八玉(77) ( 0:49/00:41:46) *戻ったところに 112 7九馬(68) ( 0:55/00:42:47) *馬に昇格して入り直す。▲9八玉は△8八金〜△7八金で簡単に詰みなので問題ない。(7回戦それを見落として頓死した私が言っていいことではないが...) 113 7七玉(88) ( 0:51/00:42:37) *この局面(というか4手前の局面もですが)、△8六金打で3手詰めです。全く見えてなかった。まあ下から銀で追う筋で詰むと思っていたので、そこに見落としがないか確認する方が先決だった。仕方ない。 114 6八銀(57) ( 0:51/00:43:38) *流石に馬の往復で時間稼ぎはもうしない。銀の往復もしない。 115 6六玉(77) ( 0:53/00:43:30) *どこかで見たような局面。 116 6五歩(64) ( 0:13/00:43:51) *火照る頭でも流石に読み切った。ようやくここで1分使い切らずに着手。 117 5五玉(66) ( 0:55/00:44:25) *代えて▲同玉は△6四金打▲6六玉△5四桂まで。 118 5四歩打 ( 0:10/00:44:01) 119 4六玉(55) ( 0:55/00:45:20) 120 3六金打 ( 0:15/00:44:16) *なんとか詰ましあげた。 121 投了 ( 0:07/00:45:27) まで120手で後手の勝ち