開始日時:2025/10/12 21:00:31 棋戦:R対局 持ち時間15分 手合割:平手 先手:chanmao(1408) 後手:Goggol(1533) 手数----指手---------消費時間-- *指す将順位戦10th B級1組10回戦 vs ゴッゴルさん noteの方で自戦記をあげています。 https://note.com/5daysmouse_pika/n/n97141570c718 こちらでは1手ごとにお気持ちを綴ります。 筆者が先手なので、この上なく先手番目線での語りになります。ご了承ください。 1 2六歩(27) ( 0:02/00:00:02) *振り駒で先後決定。 先手:まおち 後手:ゴッゴルさん 2 3四歩(33) ( 0:01/00:00:01) *ゴッゴルさんはどちらかと言えば振り飛車党。ややマイナー寄りの戦法で力戦チックに持ち込んで、腕力で勝つタイプの印象。 3 7六歩(77) ( 0:02/00:00:04) *なかでも戦型予想の最有力はノーマル中飛車だった。あんまり出会わないけど、いざ対策してみろと言われたら難しい... 4 4四歩(43) ( 0:00/00:00:01) *角道を止めた。やはりノーマル中飛車だろうか。ゴッゴルさんは相居飛車で雁木なども指されているので、まだ分からない。 5 4八銀(39) ( 0:01/00:00:05) *相手の作戦が分からないうちはいつも通り。損の無い手で観察する。 6 5四歩(53) ( 0:01/00:00:02) *さらに5筋も突いてくる。中飛車濃厚な気がする。 7 5八金(49) ( 0:02/00:00:07) *こちらもまだ態度を決めない。対抗形でも相居飛車でも損になりにくい手。 8 5二飛(82) ( 0:04/00:00:06) *やはりノーマル中飛車だった。一応想定の本線。一安心。 9 5六歩(57) ( 0:03/00:00:10) *その場合は5筋の位は取らせないと決めていた。ここは対抗しておく。 10 4二銀(31) ( 0:01/00:00:07) *ここでもう銀上がるんですね。ゴキゲン中飛車ではできない手順なので面白い。 11 6八玉(59) ( 0:02/00:00:12) *玉形の整備に取りかかる。 12 6二玉(51) ( 0:01/00:00:08) *後手も同じく。 13 7八玉(68) ( 0:01/00:00:13) *船囲い。いつもならこのまま急戦を仕掛けることを考えるのだが、本局はもっと豪華に玉を囲うつもりだった。 14 7二玉(62) ( 0:00/00:00:08) *追随。 15 9六歩(97) ( 0:01/00:00:14) *とりあえず端は入れる。 16 9四歩(93) ( 0:01/00:00:09) *ご挨拶。 17 5七銀(48) ( 0:02/00:00:16) *中央に駒を集める。中飛車側からいきなり仕掛けてくるのは難しいだろう。 18 4三銀(42) ( 0:01/00:00:10) *そこに立つんですね。ツノ銀中飛車みたいな駒組を見据えているだろうか。 19 6八銀(79) ( 0:09/00:00:25) *急戦やる気はないんですが、穴熊もやる気はなかった。銀は前に出していく。 20 8二玉(72) ( 0:02/00:00:12) *お。これは美濃の構えだろうか。ゴッゴルさんは△7二玉型で△6三銀△6二金みたいな陣形も好んでいた様子だったので、少し意外だった。 21 6六歩(67) ( 0:17/00:00:42) *こちらは持久戦の構え。5筋の歩交換はまあされても構わない。 22 7二銀(71) ( 0:03/00:00:15) *手早く片美濃囲いが完成。この先はどう陣形を発展させてくるだろうかというところ。 23 7五歩(76) ( 0:11/00:00:53) *はい、玉頭位取り!!! これが本局やりたかった作戦。持久戦にしたいが穴熊は嫌。なら模様を張ってしまおう。 少し態度を明かすのが早いかなとは思ったが、後手の片美濃が完成し、いつ△7四歩を突かれてもおかしくなかった。 ここで位を取ってしまえば、しばらく後手はこれにアタックできないだろう。と思っていたのだが、今見てみると普通に△3一角から掠め取られますね。何やってるんだか。銀上がりが先だったかな... 24 3二飛(52) ( 0:12/00:00:27) *おお。なるほど。こちらの玉頭位取りを見て、柔軟に飛車を振り直してきた。 こちらとしても中飛車想定でしかシミュレーションはしてなかったので、ここからは完全未知の将棋になる。でも楽しそうじゃないか。 とりあえず△3一角じゃなくてよかったね。いやほんとに。 25 2五歩(26) ( 0:24/00:01:17) *三間にはとりあえず飛車先を決める。スムーズに石田流に組まれるのは嫌。 26 3三角(22) ( 0:02/00:00:29) *この交換は滞りなく入ると。 27 6七銀(68) ( 0:15/00:01:32) *そして位の確保に向かう。左銀のお仕事。 28 4二角(33) ( 0:04/00:00:33) *角を引いて飛車を使う準備をしつつ、こっそり7五の位を払う手を見ている。 29 7六銀(67) ( 0:16/00:01:48) *しかし支えが間に合う。ここで威張っててもらおう。 30 3五歩(34) ( 0:02/00:00:35) *後手も攻撃陣の整備を進める。ふむ。 まあこれは石田の形に組まれるのは仕方ないとして、こちらは玉の堅さと厚みを主張していきたいな。その方針で駒組を進めよう。 31 6五歩(66) ( 0:42/00:02:30) *色々考えたが、この位も張ってしまうことにした。片美濃囲いを圧迫していて気分は上々。△6四角から飛車のコビンを狙われる筋を消しておく意味もある。 そしてもうひとつの大きな効果。角道が通った。後手はすぐに△4五歩を突けないので、駒の前進に制約がかかる。この辺りはまあ悪くはないかなと思っていた。 32 3六歩(35) ( 0:04/00:00:39) *ここの交換は後手の権利だった。価値も高い。 33 3六歩(37) ( 0:01/00:02:31) *流石に応じる。 34 3六飛(32) ( 0:01/00:00:40) *嫌だねえ。普通に飛車が軽い。 35 3七歩打 ( 0:01/00:02:32) *嫌な顔ひとつ見せずに歩を打って収める。ベツニイイデスヨ。 36 3四飛(36) ( 0:01/00:00:41) *手順に好位置に陣取る。後手もやりたいことはやれている感じだろうか。 37 7七角(88) ( 0:13/00:02:45) *こちらも陣形整備を進める。右金はまだなんとなく中央に残しておきたくて、金上がりは保留した。 38 3三桂(21) ( 0:07/00:00:48) *桂馬を活用。これを味良く捌かれると振り飛車よしか。警戒。 39 8八玉(78) ( 0:16/00:03:01) *深く玉を入れる。後手の角は逸れてるので入りやすかった。 実は、後手にはここで△3五飛という機敏な手があり、後手有利だったようだ。この瞬間に飛車交換になれば、先手陣の方が被害が大きいということだろうか。確かにそうだが全く考えてなかった。危なかったんだな... 40 1四歩(13) ( 0:24/00:01:12) *これは手待ちの意味合いが強いだろうか。あまり効果は見えない。 41 7八金(69) ( 0:05/00:03:06) *何をするにもこれは指しておきたい。 42 3二金(41) ( 0:17/00:01:29) *お。そっちに使ってくるのか。バランス型の構え。 三間に振り直してきたので左金も囲いにくっつけると思っていた。これならこちらは玉形の差を明確な主張にできそうだ。 43 6七金(58) ( 0:59/00:04:05) *というわけで堂々と固める。玉頭位取りとしては万全の構え。ああなんて美しい陣形なんだ。私、この形が相当に好きです。気分だけなら負ける気がしない... 44 4五歩(44) ( 0:25/00:01:54) *先の桂跳ねは角筋を止める意味もあったか。ここで△4五歩を突いてきた。 んー。△4四銀とかから前に出てくるのを黙って見ているわけにはいかないか。 45 4六歩(47) ( 1:07/00:05:12) *とは言ってもすぐに有効な仕掛けは見えなかった。少考で歩交換にいく。 46 4六歩(45) ( 0:10/00:02:04) *応じてもらった。 47 4六銀(57) ( 0:03/00:05:15) *1歩ゲット。未来に飛車回った手がいい感じに遠くまで届けばいいなと思っていた。 48 4五歩打 ( 0:03/00:02:07) *しかしここはしっかり抑えられた。銀上がりなどもあったとは思う。 49 5七銀(46) ( 0:19/00:05:34) *一旦退却だが悪くはないだろう。 50 5三角(42) ( 0:03/00:02:10) *角の位置を調整。4四や3五に出て活用するつもりだろうか。 51 5五歩(56) ( 1:41/00:07:15) *ここも代わる手は難しかった。5筋の歩交換もして手の幅を広げにいく。 52 5五歩(54) ( 0:12/00:02:22) *ここも乗ってくれた。 53 5五角(77) ( 0:02/00:07:17) *手順に天王山に角を飛び出し、後手玉を睨む。 次に▲7四歩とか突けるかなー、とか思っていたが、よく考えたら飛車の横利きあるし現実的ではなかった。まあいいでしょう。 54 5四銀(43) ( 1:42/00:04:04) *ここは手に乗って銀を繰り出してきた。4四じゃなかったので、3筋には使いにくくなったんじゃないかな? 55 7七角(55) ( 0:17/00:07:34) *落ち着いて退却。 56 5五歩打 ( 0:21/00:04:25) *ここも固く確保してきた。 57 5六歩打 ( 1:30/00:09:04) *ただ、5筋はこちらの勢力も強い。他の手も難しいし、ここは戦いに行きたい。玉の堅さを頼りに強気でいく。 58 5六歩(55) ( 2:19/00:06:44) *こういうじわじわした戦い、時間がある将棋でなら楽しいですよね。切れ負けだと無理。 59 5六銀(57) ( 0:24/00:09:28) *色々あってまっすぐ銀を立つことができた。5五の勢力でも勝っている。悪くないだろう。 60 5五歩打 ( 0:02/00:06:46) *柔らかく△4六歩とか伸ばされるの嫌だなあとか思っていたが、催促してきた。 61 5五銀(56) ( 1:19/00:10:47) *これは引いてられない。取っていいだろう。歩得も立派な主張。 62 5五銀(54) ( 0:07/00:06:53) *銀交換もこちらとしては悪くない。攻めの銀だし、玉の硬さに差がある。 63 5五角(77) ( 0:01/00:10:48) *再び好位置。まあ飛車の横利きも強いけどね。 64 5四飛(34) ( 0:24/00:07:17) *おー。そっちから飛車を活用してくるのか。なるほど。ここは勝負所な気がする。長考に入る。 角引くのは飛車の利きがまっすぐ通って嫌。▲7七角ならすぐ成られはしないけど、対局中はあんまり考えなかった。 第一感は▲5八飛。次に▲7三角成から飛車を抜く狙い。こういう技が決まると気持ちいいからね。 しかし少し読んで、以下△5五飛▲同飛△4四角がまずそう。駒得でもなんでもないし、その角をスムーズに活用されるのは癪だ。危ない。2回戦のRajendraさん戦を思い返しながら、この第一感を振り切った。 とはいえ銀打って角支えるのも勿体無いよな... 65 5六歩打 ( 5:02/00:15:50) *5分02秒の考慮。先手まおち、この手で考慮時間を使い切り1分将棋に突入。 じわじわ力戦という感じだったので、程々にのびのび時間を使っていた。それはいいが、ゴッゴルさんはまだ8分近く残しているのは気になるところ。 半ば消去法的にこの手になった。模様も悪くなさそうだし、これくらいが無難かなと。後手から特別厳しそうな手も見えない。 66 4四銀打 ( 1:00/00:08:17) *どちらかといえば4六から打たれる手を警戒していたので、これは少し意表を突かれた。なんとなくゴッゴルさんとは読み筋が噛み合っていない感じがする。どちらが良いとかではなく、棋風の違いだろうか。 67 7七角(55) ( 0:50/00:16:40) *これだと流石に引くしかない。切って△4四同角は流石に気分が悪すぎる。 68 4六歩(45) ( 0:03/00:08:20) *しかし悠々と伸ばされた。なるほど。銀を後ろから打ったのはこれを狙っていたのか。 うーん。▲4八飛も▲5七金もしっくりこない。受けただけ感。できれば無視してこちらも攻めを繰り出したい。でも歩成より厳しい攻めあるかな... 69 2四歩(25) ( 0:51/00:17:31) *分からなかったが、玉の堅さを信じて攻めに行った。銀で飛車の横利きが止まったのでここから手をつけたいところだった。 筋としては良かったが、ここでは先に▲6四歩を入れるのが好手だった。大駒で取れば銀でいじめられるし、△同歩ならこの後の変化で、飛車を横に逃がす手が消える。しかしこれは1分では厳しいかな... 70 2四歩(23) ( 0:09/00:08:29) *後手は確実な狙いがあるので、ここは丁寧に対応するところか。 71 2四飛(28) ( 0:55/00:18:26) *走る。ここも代えて▲6四歩が良かったが見えてないから仕方ない。 72 2三歩打 ( 0:12/00:08:41) *丁寧に受ける。 73 5五歩(56) ( 0:55/00:19:21) *そしてこれが飛車先を突っかけた時からの狙いの手だった。△同銀なら飛車を抜けるし、△同飛なら▲5五同角で悪くないだろう。 74 8四飛(54) ( 0:37/00:09:18) *しかしこれがあり、これだけが分かってなかった。先に▲6四歩を入れておけば以下略。 後手の飛車も狭いが、こちらも飛車取りが残っていて忙しい。でもゆっくりしてると歩成が来るしな... 75 8五銀打 ( 0:55/00:20:16) *というわけで飛車を捕まえたが、これは暴発。落ち着いて飛車引いてからでも良かった。 ここから△2四歩▲8四銀△同歩は普通に駒損。以下▲5四歩の突き出しに期待していたが、落ち着いて角を引かれるとそれほど厳しい追撃はなかったか。中盤での1分将棋、流石に少し精度落ちてしまう... 76 8五飛(84) ( 0:06/00:09:24) *しかし取ってくれた。これは私の第一希望の方。一応こっちの手が通った形になる。 77 4四飛(24) ( 0:55/00:21:11) *これなら先にこっちの銀を取れるので、駒を損しない。互角の捌き合いなら玉形の差でこちらが良いという読み。 78 4四角(53) ( 1:14/00:10:38) *しかし、これで角が移動してしまうので、前手では代えて先に▲5四歩を入れるのが優った。駒当たりまくりで複雑で、そこまでは正確に読めなかった... 79 8五銀(76) ( 0:57/00:22:08) *とりあえずこれで互いに飛車銀を取り合った形。ここから寄せ合いで、どうでしょうか。私王様硬いよ? 80 2八飛打 ( 0:12/00:10:50) *歩成よりこっちが優先と見たか、飛車を打ち下ろしてきた。 次に△6九銀がシンプルな攻めだが、それだけなら以下▲6八金寄△5八銀成▲7八金とかでいなせると思っていた。歩成が来たら結局無理だけど速度勝負にはできるかと。 81 4一飛打 ( 0:55/00:23:03) *こっちも打ち下ろす。これが角に当たるのが自慢。 3五から攻めに転用されそうだが、それは4六の歩が一瞬邪魔になるしとか考えていた。 82 5三角(44) ( 0:20/00:11:10) *お、そこに引いてくるのか。 83 5四歩(55) ( 0:55/00:23:58) *これは味良く突き出せる。角が攻めに使える形になったので嬉しい。 84 7五角(53) ( 0:09/00:11:19) *しかし手に乗って後手の角も攻めに使えそうな位置に出てきた。進んでみれば、確かにこれもあったか。 85 5五角(77) ( 0:55/00:24:53) *前手からの継続手。みんな大好き、美濃囲いへのコビン攻め。 対局中はこれ一択だと思っていたのだが、代えて▲4四角が大きく優った。5四の歩や4一の飛車と連動しており、確かに適当な受けがない。これは見えるべきだったな...これしかない、とかいう考えはよくないね... この手の罪がかなり大きく、評価値的にはこの手を境に形勢が後手に振れていった。 86 5八飛成(28) ( 0:46/00:12:05) *飛車を成って近づきつつ、角を攻める。確かに根元の角を追われると、コビン攻めは成立しないか。 87 4六角(55) ( 0:58/00:25:51) *ラインを維持したかった。これ△4五歩とかでまだ追われるよな...とか思いつつ、角を引いても明るい未来が見えなかった。 ちなみにここでも代えて▲4四角なら先手よしだった。本当に見えてなかった... 88 3一金(32) ( 0:24/00:12:29) *いやー。それもあったか。▲4一飛に△5三角とかわしたのは、この手を視野に入れていたのかもしれない。 うーん。▲4三飛成は△4二金で、さらに追われながら、そっぽだった左金を囲いに近づけられる。▲4四飛成は中途半端で働きが弱いと感じる。いやー。わからん。悪くしたかも... 89 3一飛成(41) ( 0:57/00:26:48) *1分短すぎる。良い手は見えず、手番を渡したら後手からの寄せが厳しいように思えて、切って無理やり攻めを継続しにいった。 しかしこれも暴発です。そもそもあの左金と飛車の交換は損すぎる。というか、切るならせめて6一の金とだろう。何故かそれが選択肢になかった... 90 3一角(75) ( 0:03/00:12:32) *飛車を渡したことで後手の攻撃力もアップ。この手番での攻めを刺すしかない。 91 7四歩打 ( 0:55/00:27:43) *そして攻めはここしかない。7筋に無限に歩が打てるのが頼みの綱。 92 4八飛打 ( 1:23/00:13:55) *しかしこれがあった。シンプルに詰めろ角取り。▲6八角とかで一応受かるといえば受かるが、それはもう未来がなさそうだ。 とはいえ、角を取られたらコビン攻めのコンセプトも崩壊。困った。これは負けなのか...? 93 7三歩成(74) ( 0:57/00:28:40) *分からん。が、王手は何より優先。行けるところまでは攻める。 94 7三桂(81) ( 0:04/00:13:59) *これが地味に銀に当たっている。▲6八角に△8五桂とか跳ねられたらガチで終わり。 95 7三角成(46) ( 0:57/00:29:37) *というわけでこっちも切り飛ばす。荒すぎる大駒全ブッチ。仕方なく切り飛ばしてるこういうパターンは大体負けです。そんなことは分かってるが他に見えなかった... 96 7三銀(72) ( 0:06/00:14:05) *攻めるならどう考えても▲7四歩なんだが、もちろん△7八竜で負け。王手しないなら、どこかで手を戻さないといけない。 97 6八金打 ( 0:55/00:30:32) *とはいえ手番を渡すわけにもいかない。そして金寄りも金引きも、構わず突撃で即死だろう。 仕方ないが、気合いの受けで弾き返しに行く。ただこれは攻め駒が不足しそう。それは後で考えよう... 98 5四龍(58) ( 0:31/00:14:36) *とりあえず弾き返した。が、5四の拠点を払われ、この竜は受けにも利いている。これを少ない攻め駒でなんとかしないといけない。厳しい... なお、ここでは代えて△6九銀などで攻めれば先手玉は寄り筋だったようだ。間一髪だったが、一応気合いが通った形か... 99 6六桂打 ( 0:51/00:31:23) *必死の攻めを始める。竜に当てつつ、7四地点に増援を送る。この手自体は割とぴったりに見え、まだ希望を捨てずに済んだ。 100 6五龍(54) ( 0:11/00:14:47) *ゴッゴルさんは攻めを切らしにかかっているようだ。確かに急場さえ凌いでしまえば、後手は圧倒的な戦力でなんとでもできそうだ。 しかし感想戦では、ゴッゴルさんはこの手を悔いていた。私も読んでいるうちに、これはまだ攻め手を続けていけると感じた。 101 7四歩打 ( 0:55/00:32:18) *ついに叩けた▲7四歩。しかも、△6二銀▲7三銀△同銀▲同歩成△同玉と進むと、▲7四銀で王手龍取りがかかる。ここで△8五竜としても結局王手龍。これがゴッゴルさんとしては誤算だったか。 こちらは元より細すぎる攻め。縋れるものには縋る。 102 2五龍(65) ( 0:29/00:15:16) *ゴッゴルさんはこの手でようやく持ち時間を使い切り、1分将棋に突入。早見えのゴッゴルさんに持ち時間でずっと追い込まれていたが、ようやく同じ条件に引き込むことができた。 この手は前述の王手龍の筋を避けつつ、先手陣への再侵入も見せている。しかし逃げただけでもあるので、こちらとしてはチャンス。 103 7三歩成(74) ( 0:57/00:33:15) *銀をぼろっと取って大きい。それでもまだ戦力は少ないが、この攻めに賭けるしかない。 104 7三玉(82) ( 0:02/00:15:18) *とはいえ銀と歩しか無いのはやはり不安。銀の脇から中央に抜け出されたら、もう捕まる気がしない。 105 6五歩打 ( 0:55/00:34:10) *というわけで捻り出していく。ここを塞げばすぐには脱出されない。△同龍はやはり王手龍がある。飛車を取れれば、中央に抜けられても捕まえようはある。 106 5四歩打 ( 0:25/00:15:43) *こちらから▲5四歩でさらに狭くしようとしていたところだった。ゴッゴルさんも同じ手を警戒していたか、先着で受けてきた。 正直狙いを看破されたかと焦った。のだが。 107 5四桂(66) ( 0:55/00:35:05) *よく見たらこれがあった。この桂馬は7四に利かせるものと思い込んでいたので、こちらに跳ねるのは私も全く考えていなかった。しかし僥倖。 これで6二からの逃走経路も塞ぎ、後手玉は見事に狭くなった。△6四歩は▲7四銀打で問題ない。△6二金も▲7四歩〜▲7三銀。 玉は包むように寄せよと言うが、こんなにうまく包めたのは初めてかもしれない。この少ない手駒での寄せが、いよいよ現実味を帯びてきた... 108 7四歩打 ( 0:21/00:16:04) *しかしこれは良い受け。急所の地点を受ける。 それでも後手玉が狭いことは変わらない。ここで攻め切りたい。 109 7五歩打 ( 0:53/00:35:58) *受けられても攻めるならここしかない。歩を合わせて攻撃続行。 110 7五角(31) ( 0:08/00:16:12) *もちろん角が利いているので取られる。 111 7六金(67) ( 0:55/00:36:53) *が、この角に当てることで手を続けられる。龍が1枚そっぽに行ったので、囲いの金を攻めに転用しても問題ないと判断。戦力がギリギリなのでそうするしかない。 112 3一角(75) ( 0:57/00:17:09) *引かせた。手番を握り続けられるので悪くない。 113 7五歩打 ( 0:55/00:37:48) *そしてさらに合わせる。今度は金の応援がある。 歩が少なくなってきたが大丈夫かな...足りるかな... 114 5五角打 ( 0:37/00:17:46) *ここで王手を利かせてきた。歩合いができないというのもあるだろうか。将来受けにも利いてくる角で、局面が複雑になった。 115 7七桂(89) ( 0:55/00:38:43) *持ち駒は攻めに使いたい。ここは節約。 しかし厳密には▲6六銀の方が有力だったみたい。確かに▲7四歩が残ってるし、角に当てるのも普通にあったな。だがまあ仕方ない。 116 7五角(31) ( 0:55/00:18:41) *非常手段気味か。角を切り飛ばしてきた。 でもこれは...攻め刺せるんじゃないの?? 117 7五金(76) ( 0:55/00:39:38) *もちろん角を取る。貴重な戦力補充。 118 7五歩(74) ( 0:04/00:18:45) *取られるが、ついに7四地点が空いた。包囲網も、細いがギリギリで形を保っている。 119 7四歩打 ( 0:55/00:40:33) *最後の1歩。値千金すぎる。後手玉を追い込む。 120 8二玉(73) ( 0:07/00:18:52) *真っ直ぐかは難しいところだったが、端の方に逃げてきた。 121 7三角打 ( 0:56/00:41:29) *迷ったが、角の長射程が活きるシーンがあまり見えなかった。銀を多く残した方が最後の詰みに活きそうだと思い角を使う。5五の角にも当ててるので、玉をかわすみたいな手もやりにくいかと。 122 7三角(55) ( 0:14/00:19:06) *思惑通り、角を交換できた。これで受けの駒が減って寄せやすくなった。 123 7三歩成(74) ( 0:57/00:42:26) *一生この地点を攻めている。7筋に歩が利いて本当に良かった。玉頭位取りの恩恵ということに...していいですか?? 124 7三玉(82) ( 0:02/00:19:08) *またどこかで見たような局面。いつの間にか受け駒がいなくなり、持ち駒も増えている。 125 7四銀打 ( 0:55/00:43:21) *ここで歩がないのが不安要素だったが、あったとしても、8三地点に利く銀で良かったかもしれない。これはこれで攻めが厚い。 126 8二玉(73) ( 0:10/00:19:18) *ここも端の方に。 127 7三銀打 ( 0:57/00:44:18) *さらにベタベタ打っていく。端に逃げたら更にもう1枚の銀を活用する▲9四銀で良さそうだ。 128 8一玉(82) ( 0:20/00:19:38) *というわけでまっすぐ落ちる。 129 8三銀成(74) ( 0:58/00:45:16) *ついに追い込んだ。ここで王手が途切れるが、先手玉はこの瞬間に即詰みは流石に無い。 受けるとしたら△7一金打くらいだろうか。でも▲6二桂成で援軍送れば受けなしじゃないかな... 130 7一銀打 ( 0:05/00:19:43) *銀の方だった。前に進める駒あれば8二に打って簡単に詰みだが。 これでも▲6二桂成でいいかな?まあ桂馬取られて△7六桂とか、大丈夫だけどほんの少し気分悪い。 ▲7二歩とかもあるかな?△同銀なら▲8二銀成だし、△同金も▲同銀成△同銀に▲8二金打てば詰みだ... ......!!!! 131 7二角打 ( 0:53/00:46:09) *40秒くらいかかったが(遅い)、気づけて良かった。前述の▲7二歩の王手版なので、これで即詰みである。 細い攻めだったが、繋げ切れてよかった... 132 投了 ( 0:13/00:19:56) まで131手で先手の勝ち