開始日時:2025/09/21 20:00:11 棋戦:R対局 持ち時間15分 手合割:平手 先手:r870223(1613) 後手:chanmao(1335) 手数----指手---------消費時間-- *指す将順位戦10th B級1組8回戦 vs居飛車党さん noteの方で自戦記をあげています。 https://note.com/5daysmouse_pika/n/nc32cb4445820 こちらでは1手ごとにお気持ちを綴ります。 盤面の向きは通常ですが、筆者が後手なので後手番目線での語りになります。ご了承ください。 1 2六歩(27) ( 0:01/00:00:01) *振り駒で先後決定。 先手:居飛車党さん 後手:まおち 2 8四歩(83) ( 0:02/00:00:02) *本局は準備の時間がほとんど取れず、凝った作戦は用意してない。何とかするぞ! 3 2五歩(26) ( 0:03/00:00:04) *居飛車党さんは名前の通り居飛車党。雁木プレイヤーという話を聞いていたが、最近は角換わりをよく志向されている様子。 4 8五歩(84) ( 0:01/00:00:03) *特別な準備はしていないのだが、イメトレはしておいた。角換わり早繰り銀に最も意識を割いてある。 5 7六歩(77) ( 0:03/00:00:07) *やはりこれは角換わり志向のようだ。 6 3四歩(33) ( 0:02/00:00:05) *ここで変化球。対局直前に居飛車党さんの直近棋譜をチェックしたところ、横歩取りを避けて▲2二角成としているのが観測できた。のでそれを根拠に先手番をもらいに行くことに。 (一応後手横歩取りの作戦もあったよ。さっきこれだけ付け焼き刃で用意した。) 7 2二角成(88) ( 0:16/00:00:23) *やったぜ。この手に16秒の考慮で、少し虚を突いた感覚もあった。勝手にややメンタル優位に立つ。 8 2二銀(31) ( 0:01/00:00:06) *これで実質先後逆転。先手角換わりで勝負。 9 8八銀(79) ( 0:00/00:00:23) *こうなると、最初から先手引くより何となく気分がいい。 10 3三銀(22) ( 0:01/00:00:07) *居飛車党さんは角換わりの中でも早繰り銀を好み、ガンガン攻めてくる印象があった。となると尚更先手番を取れたのは大きい気がする。 11 7七銀(88) ( 0:00/00:00:23) *どっちも金上がってない先後同型。あんまり見ない気がする。でも流石にすぐ技がかかるようなことはないか... 12 6二銀(71) ( 0:03/00:00:10) *こちらとしては普通に腰掛け銀に組めばいいかなというところ。 13 4八銀(39) ( 0:01/00:00:24) *追随。 14 6四歩(63) ( 0:07/00:00:17) *腰掛け銀の態勢。 15 3六歩(37) ( 0:00/00:00:24) *やはり居飛車党さんは早繰り銀だろうか。 16 3二金(41) ( 0:05/00:00:22) *本局はあまり桂馬速攻などをするつもりはなかった。あっさり金を上がる。 17 3七銀(48) ( 0:01/00:00:25) *やっぱり早繰り銀。 18 6三銀(62) ( 0:02/00:00:24) *戦型確定。早繰り銀vs腰掛け銀(実質先後逆)。個人的に意外と経験が無い形なので、勉強させていただきます。 19 6八玉(59) ( 0:01/00:00:26) *△1五角の筋をどう消すか問題。▲6八玉としてきた。 20 5四銀(63) ( 0:04/00:00:28) *こちらは手早く腰掛けるところまで。 21 7八玉(68) ( 0:01/00:00:27) *さらに深く玉を入れてきた。▲7八金を保留するとこういう工夫ができるのか。なるほどなるほど。 22 9四歩(93) ( 0:13/00:00:41) *あんまり形を決めたくなくて間合いを測ったのだが、緩手だったかも。少なくともこの手の必要性を全く説明できない自分が今ここにいる。こういうのは良くないね。せめて玉側になりそうな△1四歩だったか。 23 4六銀(37) ( 0:10/00:00:37) *駆け上がってきた。居飛車党さんは余計な手を指さずに仕掛けの準備を進めている印象。 24 4四歩(43) ( 0:01/00:00:42) *こちらも迎え撃つ用意。あんまり詳しくないんだけどね... 25 3五歩(36) ( 0:01/00:00:38) *構わず仕掛けてきた。攻め将棋の居飛車党さんらしい。 さてこれ、△4五歩▲3四歩△同銀▲3七銀の展開と、△4三銀▲3四歩△同銀右の展開、どっちがいいんだ?まあどっちでも一局だとは思うけど。 ▲6八玉型なら△4五歩〜△4六歩の攻め合いで良くできたはずだけど、7八まで避難されてたら成立しない気がする。んー。 26 4三銀(54) ( 0:13/00:00:55) *こちらを選択。なんとなく最近受けに回って勝つ将棋が多く、守勢に回るのも悪くないかなという気分だった。気分は大事なので、そんなに悩まず着手。 まあAI先生に少し聞いた感じは△4五歩で十分戦えたようですが。これでも悪くないからいいでしょう。この辺りは少しずつ経験積んで理解度を上げていこう。 27 3四歩(35) ( 0:12/00:00:50) *自然に取り込む。 28 3四銀(43) ( 0:01/00:00:56) *元の位置に帰れる方の銀で取る。 対局中はここで▲6三角大丈夫かな?とか思っていたが、普通に△7二角で対応しても、△4五歩と強く戦っても後手悪くないみたい(詳細略)。結果的にはよかったが、経験不足が出てもおかしくなかった。ヒヤリハット。 29 3六歩打 ( 2:50/00:03:40) *手筋。何が何でも次に▲3五銀とぶつける狙い。代えて▲5五銀あたりでも一局だったと思うが、このあたりは棋風が出るところだろうか。 こちらとしては、せっかく実質先手番を取ったのに、△9四歩を手抜かれてまた先手番取られて先攻されてる気分。あんまり良くなかったな...と思いつつ、受けに回る気分なので普通に対応しようかなと。 30 5二金(61) ( 1:29/00:02:25) *▲3五銀を防ぐのは難しい。さっきの▲6三角が怖い問題もあったので、ここは金を上がって受けを強化。 31 3五銀(46) ( 0:06/00:03:46) *手の流れに乗って銀をぶつける。 32 3五銀(34) ( 0:47/00:03:12) 33 3五歩(36) ( 0:02/00:03:48) *歩が伸びてきて怖いところもあるが、これで潰れるなら早繰り銀強すぎなので大丈夫なはず、と信じていた。これで悪くなるはずがない、という感覚は大事だと思っている... 34 4二玉(51) ( 0:01/00:03:13) *というわけで堂々と居玉を解消。玉も守り駒の1つ。 35 3四歩(35) ( 0:17/00:04:05) *さらに軽い突き出しで攻めを継続してきた。 36 3四銀(33) ( 0:24/00:03:37) *引いて拠点を残すのは流石に癪だった。取れるものは取る。 37 2四歩(25) ( 0:13/00:04:18) *2四地点の守りが外れたので飛車先を切りにいく。 38 2四歩(23) ( 0:16/00:03:53) *こちらは自然に対応するだけ。攻めが落ち着くまでは我慢。 39 2四飛(28) ( 0:02/00:04:20) *走る。△2三銀に▲4四飛で王手されるのは嫌な感じ。 40 2三金(32) ( 0:04/00:03:57) *というわけで金で強く受ける。少し駒が上ずるが、玉の守りも強力でそう簡単には潰れないだろう。 △2三銀打もあったみたいだが、流石にそこまでしなくてもいいのでは。対局中は全く考えなかった。 41 2八飛(24) ( 0:08/00:04:28) *下まで引く。こちらは△5五角や△3六歩みたいな感じで飛車のコビンめがけて反撃する手を楽しみにしたい。 42 2四歩打 ( 0:41/00:04:38) *とはいえここはしっかり受けるところ。2五で高く受けるのは▲1五角のラインとかが何となく怖かった(本当に何となく)し、そんなにメリットも感じなかった。▲2二歩の筋に強い意味はあったかもしれない。 43 3五歩打 ( 0:35/00:05:03) *手が難しいかと思っていたが、さらに叩いて攻めを継続してきた。B級1組で最も攻めに重きを置いた棋風なのは居飛車党さんかもしれない、と感じている。 取ると▲8三銀〜▲5六角の筋が見えるが、飛車は6二にかわせるし、ちゃんと刺さるような継続手は無いんじゃないかな... 44 3五銀(34) ( 0:32/00:05:10) *引いて拠点を残すのは嫌だ。取れると判断したら取る!これも大事だと思っている。 個人的にはこれで先手が歩切れになるのはかなり大きいと思っていた。この攻めさえ凌げば反撃のターンが来そうだと。もう少し... 45 8三銀打 ( 0:23/00:05:26) *やはりこの筋で来た。手の流れからして自然。 46 6二飛(82) ( 0:03/00:05:13) *こちらもこれは読み筋。すぐにかわす。8三の銀が重い形で取り残されれば美味しい展開。 47 7一角打 ( 0:31/00:05:57) *さらに追撃。自然だし、私の読みの本筋でもあった。 しかし、ここでは代えて▲8二角や▲7二角と、飛車にあえて当てない手が優ったようだ。ぼんやりしているようで、読んでみると確かにそちらの方がうるさい。 48 6一飛(62) ( 0:07/00:05:20) *本譜は手順に飛車をかわし角に当て返した。これが3筋への転回の味も見せていていい感じだと思っていた。 49 8二角成(71) ( 0:19/00:06:16) *代えて▲7二銀成を本線に読んでいたが、飛車に当てず角の成り返りを選択してきた。しかしこうなるなら、確かに47手目に8二から打った方が良かった、という理屈もわかる。 さて、飛車に当たっていないので、こちらはようやく好きな手が指せる。先手の持ち駒が空っぽになったので、指したいのは△5五角だった。しかし▲3八飛で銀に当て返されるのはあんまり味が良くないな... 50 3一飛(61) ( 1:18/00:06:38) *というわけで銀にヒモをつけつつ、追われてはいないが自分から飛車を回った。次こそ△5五角が厳しいし、この飛車は攻めにも受けにもよく働いている。 この手の味が非常に良く、この辺りで優勢を意識した。 51 9一馬(82) ( 0:08/00:06:24) *香車を補充。先手は駒が不足していたので自然な手かな。 52 5五角打 ( 1:07/00:07:45) *狙い筋だった天王山への角打ち。前手で香車を取られはしたが、▲3七香は△3六歩でいいし、▲4六香も△同銀で、飛車の利きが一気に通る味が良い。 53 1八飛(28) ( 0:38/00:07:02) *かわして辛抱。仕方ないところか。 54 2七銀打 ( 0:37/00:08:22) *無理やり追撃。重い形だが、先手の8三銀も同じだしいいかなと。超遠くだが、入玉する未来も見据えていた。 横にかわせば△1九角成でボチボチ攻めていける。 55 5六歩(57) ( 0:03/00:07:05) *このタイミングで飛車を見捨てて角を捕まえる。妥当な反撃だろう。 さて、△7七角成と王手で切ってから飛車を取るか、単に取るかの2択。形勢良いと思うのでしっかり勝ちまで結びつけたい。 56 1八銀(27) ( 1:09/00:09:31) *角を切る方は銀も渡すことになり、先手に攻めの手段を与えるのが嫌だった。また、銀で桂馬を拾えれば△5七桂が生じるという期待もあった。こちらを選択。 検討すると、評価値では角切りの方が大きく上回る(本譜の展開は▲5八香みたいな受けが手強いらしい)のだが、正直これは間違えたとは思っていない。自分の中でビジョンがはっきりしてる方がいい。 57 5五歩(56) ( 0:01/00:07:06) *即座に角の方を取ってくる。飛車角交換。 58 2九銀成(18) ( 0:01/00:09:32) *そして先ほどの展望通り桂馬を拾い、△5七桂を狙う。受けられても、飛車を打ち下ろして攻めていけば自分の攻めの方が早そうだ。 ここで▲5八香は...あんま見えないし△2八飛くらいで悪く見えないしだし... まあいいでしょう。 59 7二銀成(83) ( 0:34/00:07:40) *飛車が利いていて▲8一馬ができなかったのも先手は痛かったか。使えていなかった銀を応援に送ってきた。攻めとしては自然だろう。 気分を落ち着けるためにお手洗いに立った。指す順の対局前〜対局中、ものすごくトイレ近くなるの私だけでしょうか... 60 5七桂打 ( 1:18/00:10:50) *帰ってきてこちらも自然にふんどしの桂。着実に守り駒を削る。 61 5八金(49) ( 0:07/00:07:47) *攻めの手を優先してくるかとも思ったが、片方を玉に近づけながらかわしてきた。 62 6九桂成(57) ( 0:09/00:10:59) *自然に取る。 63 6九玉(78) ( 0:01/00:07:48) *先手の持ち駒も増えてきたが、まだ後手玉を脅かすには手数がかかりそうと感じた。ここは攻め時だろう。 64 1九成銀(29) ( 0:44/00:11:43) *色々考えたが、歩の裏から△5六香を狙って香車を拾った。未来の△3九飛成を邪魔しないように、飛車を打ち下ろすのは2九にしたいという思惑もあった。 65 8一馬(91) ( 0:10/00:07:58) *先手も攻めの手を進める。ようやくこの手が実現。 66 5六香打 ( 0:13/00:11:56) *前手からの継続手。シンプルに厳しいだろう。 67 5七香打 ( 0:09/00:08:07) *受けるならこれくらいか。だが、自然に取って金を上ずらせるだけでも得だと思った。 ただ、ここで飛車の王手を利かす方がいいかな?と思い読みを入れる。うん、香車を使った今の方がいい気がする。桂合いの方が柔らかそう。 68 2九飛打 ( 2:07/00:14:03) *というわけでこのタイミングで打つ。前述の通り、3一の飛車の成り込みを邪魔しない位置。 69 5九桂打 ( 0:03/00:08:10) *金底の桂。仕方ないが何となく心許ない。 70 5七香成(56) ( 0:03/00:14:06) *桂合いを強制してから香車を交換。 71 5七金(58) ( 0:05/00:08:15) *これで金が上ずって、守備力が低下した感じがする。 72 2六銀(35) ( 0:20/00:14:26) *もう一押しだが、流石に持ち駒の金香だけでは、という感じだった。満を持して眠っていた自陣の飛車を目覚めさせる。 本当は引いて固めながらがよかったが引けないから仕方ない。△4六銀も考えたが、流石にヤンキーすぎると自重。一応この銀は入玉の助けになるし、▲3五桂みたいな筋もなくなるし、ここにいても働くだろう。 73 5四歩(55) ( 1:36/00:09:51) *筋の良い反撃。リソースを使っていないし、馬や成銀と連動もしてきそう。受けで5筋に歩を打てるようにする意味もあるか。 もう一息というところ。慎重に時間を使う。 74 5四歩(53) ( 1:29/00:15:55) *後手まおち、この手で1分将棋に突入。 王手で▲5三歩成を許す道理はないかなと。ここは面倒を見る。 75 7一馬(81) ( 0:59/00:10:50) *さらに馬を活用。▲4四馬が回ると一気に後手玉が狭くなる。 76 3八飛成(31) ( 0:55/00:16:50) *3筋が渋滞する前に飛び込む。結局二段目の方が厳しいと判断しこちらに。△7八金までの詰めろ。 77 5八香打 ( 0:16/00:11:06) *防波堤を築くが、ここで手番を奪い返されるような受けがなかったのが幸い。 78 5五香打 ( 0:52/00:17:42) *そしてこれもシンプルに厳しい。先手は中盤からずっと歩切れなのが痛い。 79 5六桂打 ( 0:40/00:11:46) *桂馬で代用。これが跳ねて寄せられるような展開だけは間違っても作ってはいけない。 80 4八金打 ( 0:55/00:18:37) *これも重い形だが、自分の読みを信じて打った。単純に△5九飛成の狙いがあり、それを受けても△5六香▲同金△5八金の筋がある。両方を受ける術はないと思った。 81 6八銀(77) ( 0:25/00:12:11) *まずは飛車成りの方を受ける。玉の緊急脱出経路も作っている。 82 5六香(55) ( 0:55/00:19:32) *これも予定。金で取れば△5八金からすり寄って勝てるだろう。 83 4四馬(71) ( 0:30/00:12:41) *このタイミングで馬を引きつける。先手玉を脅かしつつ、受けにも利いている。間違えたら逆転の恐れがあるというプレッシャーは、何度経験しても嫌だ... 84 5八金(48) ( 0:55/00:20:27) *△5七香成でも勝ちだと思うが、王手じゃないので余計なことを考えたくなかった。読みを信じる。 85 5八金(57) ( 0:15/00:12:56) *逃げても△6八金で追っていけばよかった。 86 5八香成(56) ( 0:49/00:21:16) *しかしこれには即詰みがあると読んでいた。何度も繰り返し確認。 87 7八玉(69) ( 0:27/00:13:23) 88 6八成香(58) ( 0:12/00:21:28) 89 7七玉(78) ( 0:02/00:13:25) 90 7八成香(68) ( 0:08/00:21:36) 91 6六玉(77) ( 0:01/00:13:26) 92 6五銀打 ( 0:02/00:21:38) 93 5七玉(66) ( 0:01/00:13:27) 94 5六金打 ( 0:02/00:21:40) *ちゃんと詰んだ。よかった... 95 投了 ( 0:03/00:13:30) まで94手で後手の勝ち