開始日時:2025/09/07 20:01:32 棋戦:自由対局 持ち時間15分 手合割:平手 先手:* chanmao(1700) 後手:SaisokuAmanogawa(1878) 手数----指手---------消費時間-- *指す将順位戦10th B級1組7回戦 vs最速キメさん noteの方で自戦記をあげています. https://note.com/5daysmouse_pika/n/n74d9a629eff7 こちらでは1手ごとにお気持ちを綴ります. 筆者が先手なので,この上なく先手番目線での語りになります.ご了承ください. 1 2六歩(27) ( 0:02/00:00:02) *振り駒で先後決定. 先手:まおち 後手:最速キメさん 先後それぞれで作戦を用意しており,その完成度と実現可能性から,どちらかといえば後手番を引きたいと思っていた.しかし先手でもやりたい作戦はある. 準備の様子はnoteで長々と語っているので,興味のある方は是非ご覧ください! 2 8四歩(83) ( 0:02/00:00:02) *キメさんは特に角換わりを得意とする居飛車党.だが最近は△3四歩から幅広い作戦を指したりもされている.本局は△8四歩スタートで一安心. 3 2五歩(26) ( 0:02/00:00:04) *対局前のレーティングに400以上差があったため,本局は私が公認ゲストとしてログインし,フリー対局となっています.ぐぬぬ! 4 8五歩(84) ( 0:01/00:00:03) *すなわちキメさんは私からすると圧倒的格上なのだが,倒すイメージははっきりさせてきた.モチベーションは上々. 5 7六歩(77) ( 0:02/00:00:06) *先後どちらを引いても角換わりを指すつもりで準備してきた. 角換わり,どうでしょう? 6 3二金(41) ( 0:02/00:00:05) *よしよし 7 7七角(88) ( 0:02/00:00:08) *角を上がって 8 3四歩(33) ( 0:01/00:00:06) *交換を挑んできて 9 8八銀(79) ( 0:02/00:00:10) *銀を上がって 10 7七角成(22) ( 0:03/00:00:09) *角換わり!! 11 7七銀(88) ( 0:01/00:00:11) *一安心.まずは戦型が角換わりに確定. 12 2二銀(31) ( 0:00/00:00:09) *最序盤で変化してくることはなかったが,それはつまりキメさんも後手角換わりの作戦を練ってきたということだろう.勝負. 13 4八銀(39) ( 0:03/00:00:14) *先手角換わりならまず▲4五桂速攻を狙う予定だった.が,プランBの都合で速攻を見せすぎて後手の構えを変に固まらせるのも嫌だった. というわけで▲1六歩を入れずに銀を上がった. 14 6二銀(71) ( 0:02/00:00:11) *おっと.△3三銀を保留してきた.なんとなく▲4五桂速攻を警戒されているような気がする. 勢い▲2四歩△同歩▲同飛と行きたくなるが,△3三角▲2八飛△8六歩▲同歩△8八歩で一本取られる.一度は引っかかるやつ. 15 4六歩(47) ( 0:24/00:00:38) *腰掛け銀しかやる気なかったので,余計な駆け引きはせずに明示.△3三銀上がってくれないかな. 16 6四歩(63) ( 0:15/00:00:26) *知らんけど上がる気なさそうだな... 17 7八金(69) ( 0:11/00:00:49) *というわけで桂馬速攻は放棄.プランBに移行.こっちの変化もかなり掘ったので,速攻に無理にこだわる気はなかった. 18 3三銀(22) ( 0:02/00:00:28) *▲7八金を上がると速攻は難しい.代わりに2筋の交換が可能になる.なので後手は反応して銀を上がるのが呼吸. 19 3六歩(37) ( 0:04/00:00:53) *プランBは▲5八金型銀損定跡.テーマ図を目指し駒組みを続ける. 20 6三銀(62) ( 0:06/00:00:34) *しばらく淡々と行きます. 21 3七桂(29) ( 0:05/00:00:58) 22 4二玉(51) ( 0:03/00:00:37) 23 6八玉(59) ( 0:06/00:01:04) 24 7四歩(73) ( 0:05/00:00:42) 25 9六歩(97) ( 0:05/00:01:09) *端歩入れるとき,ちょっと怖いよね.手抜いて先攻される展開は準備してないからやめてほしいな. 26 9四歩(93) ( 0:03/00:00:45) *ふいー. 27 1六歩(17) ( 0:02/00:01:11) *こっちも. 28 1四歩(13) ( 0:02/00:00:47) *ふいー. 29 4七銀(48) ( 0:03/00:01:14) 30 7三桂(81) ( 0:02/00:00:49) 31 5八金(49) ( 0:12/00:01:26) *ほいっ.▲5八金型! 現代角換わりは▲4八金▲2九飛型の先後同型が主流だろうが,キメさんの想定を外す意味と局面の再現性を重く見てこちらを採用. 感想戦で聞いたお話によれば,これは想定外だったそう.とりあえずは作戦成功. 32 8一飛(82) ( 0:19/00:01:08) *この手は19秒の考慮.この時間でも,多分▲5八金は本線じゃなかったかな?と察知. 33 5六銀(47) ( 0:08/00:01:34) *腰掛け銀に構える. 34 6二金(61) ( 0:06/00:01:14) *後手陣は例の形. 35 6六歩(67) ( 0:05/00:01:39) *6筋に争点を作る. 36 5四銀(63) ( 0:04/00:01:18) *後手も腰掛け銀. 37 7九玉(68) ( 0:02/00:01:41) *玉を引いて,これが想定局面.手元にある徳田先生の棋書では,「図まで進めば.相手が強い人ほどほぼ確実に△6五歩と仕掛けてくる」とされている.定跡に明るいキメさんなら,ほぼ確実に... 38 6五歩(64) ( 0:02/00:01:20) *来た.わずか2秒の消費での仕掛け.ありがとうキメさん.流石です. 仕掛けてこないパターンも一応準備していたが,本線は圧倒的にこちらの変化. 39 6五歩(66) ( 0:03/00:01:44) *あとはキメさんの知識がどれくらい深いのか.でも今回は私もだいぶ深く掘って,分岐も色々押さえてきた.それなりに自信あるぞ. 40 6五桂(73) ( 0:02/00:01:22) *ここで自然な▲6六銀に△6四歩と支えると,△6二金型が活きて▲7三角と打ち込むような筋がない.これが旧型の布陣との大きな違いである. 41 6五銀(56) ( 0:04/00:01:48) *しかし食いちぎる. 42 6五銀(54) ( 0:05/00:01:27) *これで銀が動き,後手陣の6三地点にキズができている. 43 6三歩打 ( 0:03/00:01:51) *というわけでこの瞬間に主導権を奪って攻めていく. 44 7二金(62) ( 0:02/00:01:29) *他の逃げ場所は角や桂を打たれて悪くなる.ここが最善. 45 6四桂打 ( 0:03/00:01:54) *それでも桂馬を打って追撃. 46 7三金(72) ( 0:02/00:01:31) *△7一金もあるが,▲7三角を軸に先手の攻めが続く.定跡はこちら. 47 6二歩成(63) ( 0:02/00:01:56) *後手玉近くに大きなと金. 48 6四金(73) ( 0:02/00:01:33) *しかしこれで先手の銀損.と金とこの瞬間の玉の堅さを主張にして,攻めを繋げていくことになる.厳密に調べるとやや無理筋なようだが,実戦的には勝ちやすさがあると感じた. 49 4五桂(37) ( 0:06/00:02:02) *まずは桂を跳ねていく. 50 4四銀(33) ( 0:03/00:01:36) *引くと壁銀の罪が重すぎてと金の方から攻められて死ぬ.上がるのが良いとされている. 51 2四歩(25) ( 0:03/00:02:05) *前手により△3七角のような手が生じている.その際に走れるように飛車先を突き捨てておく. 52 2四歩(23) ( 0:01/00:01:37) *バシバシ指してくる.まだまだキメさんの守備範囲を抜けないか. 53 6一角打 ( 0:02/00:02:07) *他の打ち方もありそうなところだが,控えて角をセット.次に▲5二と〜▲7二角成を狙っている. 54 6一飛(81) ( 0:02/00:01:39) *即座に差し違える. 55 6一と(62) ( 0:02/00:02:09) *取り返すが,若干後手玉への脅威が薄れる.しかし次に飛車を打ち下ろせれば相当厳しい. 56 4五銀(44) ( 0:02/00:01:41) *△3七角なども見えるところだが,何とそれは▲2四飛で先手勝勢.後手玉はあっという間に寄ってしまう. ここで桂馬を食いちぎるのが正着. 57 4五歩(46) ( 0:03/00:02:12) *まだまだ想定範囲内だがキメさんも即指し.怖い.玉入れで最後にカゴから一個ずつ取り出しながら数えてるときの気分だ...(そんなに玉入れに心血を注いだことも無いが) 58 4六角打 ( 0:03/00:01:44) *空いたスペースから角を打つ.2四の歩にヒモをつけているのがポイント. 59 4八飛(28) ( 0:03/00:02:15) *走れないのでこちらに回る.後手玉の頭も射程に入れている. 60 3七角成(46) ( 0:03/00:01:47) *代えて△1九角成もあり,難解.しかしこちらに.よかった.私の想定の本線の方だ. 61 4四歩(45) ( 0:08/00:02:23) *ここは突っかけにいく. 62 4四歩(43) ( 0:05/00:01:52) *飛車を取る手もあるが,駒を渡すのはそれはそれで後手も怖い.丁寧に応じる. 63 4四飛(48) ( 0:03/00:02:26) *走る.十字飛車に見えて,金には馬のヒモがついている. 64 4三銀打 ( 0:01/00:01:53) *代えて△4三歩だと,▲3四飛と寄って先手勝勢.後手は支えきれない.これが正しい受け. キメさんは(私もだが)ずっと秒指しを続けている.ここまでの消費時間は▲2分26秒・△1分53秒. 冷静に考えるとすごい早さだ.ここに至るまでにどこかでドボンしてもおかしくないのに.私はこれに絞って準備してきたからともかく,キメさんは恐らく想定を外されているのにこの早さ. まあ早い段階で間違えてもらってイージーウィンなんて元々期待してない.このキメさんの圧倒的知識に対抗するために,私は準備してきたんだ... 65 2三銀打 ( 0:04/00:02:30) *鋭い継続手.△同金は▲4一飛が突き刺さる. ここでキメさんの手がぴたりと止まる.ようやく止まってくれたか...一安心.正直この展開で先に定跡切れを起こしてたら話にならなかったので第一関門クリア.と思いたい. 想定の本線は△4四銀.以下▲6二飛△5二桂▲3二銀不成...と,ギリギリの攻めと凌ぎの応酬になる.事前準備がないと乗り切れる気がしない展開.そして実戦的には,先手の方が勝ちやすいんじゃないかという期待. 66 3三玉(42) ( 3:56/00:05:49) *3分56秒の考慮.ここで想定から外れる.飛車の王手から先避けしつつ,王様自ら攻め駒にアタック.遠く入玉を視野に入れてもいる. さて,想定から外れたわけだが,この手は全く悪手ではない.最善手タイ.でも本に載ってなかった. この手の存在には,対局当日の昼過ぎ,作戦の最終確認をしている際に気づいた.あれ?玉上がられたらどうするんだ?と思ってパッとソフトにかけたら普通に良い手だったという話.しかし直前すぎて変化を掘りにいく気もあまりせず,その他の作戦の確認もしたかったので,次の手だけ頭に入れたという経緯. つまり,「作戦を外れたが,自分が良くなった訳ではないことも知っている」状態.さあここからどうするか... 感想戦で聞いたお話によれば,キメさんは△4四銀以下の変化が思い出せなかったとのこと.確かにこっちの変化は綱渡りすぎて,少し間違えると一気に負けになるし怖いですよね.しかし私としては,非常に嫌な外され方になった... 67 4一飛打 ( 0:09/00:02:39) *この手だけは知ってた.ここまでは想定内みたいな雰囲気ですぐに指す. 68 3一桂打 ( 0:05/00:05:54) *ここから完全未知.急所の4三地点を的確に受けていて,これも悪手ではなさそうだ. ということは,形勢五分付近から,あとは自力で勝ちにいかなきゃいけない.やったろうじゃないの. 69 3二銀(23) ( 4:20/00:06:59) *4分20秒の考慮.4三に利かせるのが重要とみて,不成で王手をかけずに迫る.例えば次に△4四銀なら▲2三金から即詰みに討ち取れる. 70 4四玉(33) ( 0:34/00:06:28) *したがって玉で取る.入玉に向けても大きな一歩. 71 3一飛成(41) ( 0:14/00:07:13) *ヘタに下から追うのは入玉のお手伝い感があった.まずは重要な守り駒だった桂馬を外す. 72 3二銀(43) ( 2:20/00:08:48) *▲4三銀成(不成かも)△同玉で下段に引き戻される展開や,ボロッと銀を取られる展開を嫌ったか.後手の方から銀を交換してきた. 73 3二龍(31) ( 0:13/00:07:26) *カナ駒の入手は大きいが,後手玉の入玉の可否もギリギリ.どうなるかな... 74 4九飛打 ( 0:03/00:08:51) *このタイミングで王手を利かせてきた.受けにもよく働いている. 75 6九歩打 ( 0:39/00:08:05) *最後の一歩だが,▲8八玉よりこちらの方が堅く見えた.攻めに歩が使えなくなるのは懸念. しかし,ここでは次に▲4八金打を狙っていた.△同馬▲同金△同飛成なら,▲2六角が王手龍取り.△同飛成▲同金△同馬なら,▲4三飛から馬を抜ける(よく見たらそもそも即詰み).これらの展開は有望に思え,ならここは歩を使ってでも一旦しっかり受けようと思った. 76 4五玉(44) ( 1:11/00:10:02) *しかし突進された.言葉が正しいか分からないが,気分は早逃げ. あれ,これ入玉止める術あるか...?こうなると,▲4八金打△同馬▲同金△同飛成に思わしい継続手が見えない.金を2枚渡したらその後寄せられる気もしない.こちらは敵陣まで逃げ切れる気があまりしないし,入玉を許したら負けじゃないか? 次に▲3五金が浮かんだが,△同歩▲同龍△5四玉であとひと押しが見えなかった.入玉は阻止できそうだが,飛車も馬も受けに利いているし後手は手駒も豊富.本気出されたら捕まらない感があった. んん... 77 4八桂打 ( 5:18/00:13:23) *5分18秒の考慮.ひねり出した. 精算になるなら,桂馬じゃなくて金を手駒に残せることになる.△4七歩みたいな手には,▲4三龍△4四合(歩以外)▲5六銀△同銀▲同桂とかで...どう?という読み.3六の歩に瞬間的にヒモがつき,入玉を阻害してもいる. 分からないが,ワンチャンあるように思えた.何とかなってくれ... 78 4八馬(37) ( 2:15/00:12:17) *馬から精算に踏み切ってきた.代えて飛車を渡すと後手玉の寄せにすこぶる役立ちそうだった. 79 4八金(58) ( 0:11/00:13:34) *しかし前手に踏み切ったのは,この精算の変化も悪くないと思っていたのも大きい. 80 4八飛成(49) ( 0:03/00:12:20) *この局面,△4五玉と早逃げされたせいで王手龍にはならないが, 81 2六角打 ( 0:20/00:13:54) *結局この角打ちが厳しいと思った.龍取りで,これをかわすなら▲4三龍が相当厳しい.角が利いていて4四に合駒が利かない.しかも金を残したことにより,詰み筋も色々発生しそう.いや,これはマジでワンチャンあるんじゃないか?? この局面でキメさんが最後の長考に入る.そしてその間にまおち気づく.**あれ,△6七桂ヤバくないか...?** △6七桂▲8八玉△7九角▲9八玉△7八龍... いや死んでる気がする.マジか... 天を仰ぐ. (実際即詰みである.なので▲6七角みたいな攻防手を絡める必要があった.) そもそもこの作戦,玉の瞬間的な堅さを頼りに攻めを繋げてそのまま勝ち切る,という考えが根底にあり,今の今まで自玉を全く見ていなかった.攻めが上手くいきそうに思えてふっと見たらこの有様である.儚い... 82 7八龍(48) ( 3:35/00:15:55) *3分35秒の考慮.キメさんはこの手で1分将棋に突入. お!?!?△6七桂じゃなかった.これは...助かってない??? 83 7八玉(79) ( 0:03/00:13:57) *いやでも後手の持ち駒多いな...これでも普通にめっちゃ危ないじゃん...マジで自玉見てなかったよ... 新しく勉強した作戦をぶっつけ本番で指す順で投入してるのがこういう感覚のズレを引き起こしている説はある.経験があれば自玉にも意識が及んだかもしれない.次は気をつける. 84 6七銀打 ( 0:55/00:16:50) *△6六桂からもありそうと思っていたが銀から. いや分からん.▲同玉△5五桂も,▲8八玉△7九角も詰みそう.でも前者が詰むなら後者も詰むよね多分... まあ,▲同玉△6六歩▲同銀△同銀▲同玉△5五角とかの流れで詰んだら裏目だけど... 85 6七玉(78) ( 1:58/00:15:55) *先手まおちもこれで持ち時間を使い切り,1分将棋に突入.取って詰みなら多分逃げても詰むの読みで取った. 手駒増やしておけば,最後に手を戻されたときに後手玉が詰みやすくなるという思いもあり.でも最終盤でのこの感情は本当に邪念なんだよな...何回これで間違えたか... 86 5五桂打 ( 0:55/00:17:45) *そっちか.それなら逃げるより明確に良かったかな. 87 7八玉(67) ( 0:55/00:16:50) *他の逃げ場所は簡単に詰みだった.ここしかない. 正直に言うと私,この辺りで不詰を意識.△6七金▲8八玉△7九角▲9八玉で,あと金桂では多分詰まないだろう(△8六桂絡むとやや不安だが...).先に△6六桂▲同銀を入れてくるかもしれないが,いずれにせよ金1枚では詰まない.もう1枚何かがあったら△9七X▲同桂△8八金で詰みだけど. あとはどこまで決めて,どこでどう受けに手を戻してくるかだ.後手玉の詰み筋を時間の許す限り考えておこう. (実際には,ここで△8六桂▲同歩△6七角▲8八玉△8七金からの絶妙手順があり,先手玉は即詰みだった.19手詰め.しかしこれは難しいだろう.1分将棋で読み切ったら,それは詰ました人を褒めるしかない.) 88 6六桂打 ( 0:55/00:18:40) *桂馬からか.▲8八玉でも助かりそうだが,金2枚持ったまま△7九角打たれるのは気持ち悪いな. というか,▲6六同銀で5七の歩にヒモがつくのは大きい気がする.△6七金〜△5七金みたいな戻し方が消えるのは考えやすい.どちらも詰まないなら攻めやすい方がいいな... 89 6六銀(77) ( 0:55/00:17:45) *△6七角は...大丈夫だよな?いや先に△8六桂でスペース作って△8七金〜△7六角成がある...?あれヤバい? (もう後手の持ち駒に桂馬は無い) 90 6七金打 ( 0:55/00:19:35) *まあそうよね.でもここから△5七金と外す手がないのは嬉しい. 91 8八玉(78) ( 0:55/00:18:40) *この辺り,キメさんの55秒指しに合わせて私もきっかり55秒で指していた.棋譜の消費時間が一律55秒すぎて気持ち悪い. いやこれ後手玉受かる手あるのか...?△6六銀は▲4三龍だし.私相当駒持ってるよ?勝ちじゃないか? 92 7九角打 ( 0:55/00:20:30) *ここまで決めてきた.△5七金▲同銀△同角成は生じるか...勝ちそうだけど,こんだけ駒あれば即詰みないかな... 93 9八玉(88) ( 0:55/00:19:35) *この▲9八玉を指して,しばらくしてから愕然.普通に詰みじゃん. 以上,マジのノンフィクション考えていたことでした.長らく茶番をお見せして申し訳ありません.いや本当に,詰みに気づいたのこの局面なんです.しかも30秒くらい経ってから. 本当に何故か分からないのだが,ずっと前からこの図は1枚足りないと錯覚していたのである.9七に打つXが無いからね.8五の歩が頭から消えてたのかな...まあ確かに余詰めになるから,この図自体は詰将棋にはならないが... △6七銀打たれたあたりでこの図までは思い浮かべて,錯覚起こして不詰と判定,その後ここを読まずにいたんですよね.まあちょっと枚数計算とか他の分岐とか後手玉の寄せとか,多方面に意識取られてたし.それも含めて実力です. 94 8八金打 ( 0:55/00:21:25) *キメさんはこんな局面でも,一律55秒で指してくる.私の55秒指しは,外からは気持ちの整理に見えていたかもですが,実際は普通に勝ちだと思ってたという...笑 正直に白状したから許してください. この局面で投了しようかと思ったが,自分の身に起きた錯覚が信じられず,自分の読み筋を1分で信用するに至らなかった.まだ錯覚があるかもと思い指すことに. 95 9七玉(98) ( 0:55/00:20:30) *いやー.どう見ても△8九金〜△8八角成で詰みです.玉は8六には逃げられません.なんでこういうミスをしちゃうかなあ. 結論としては,88手目△6六桂に▲8八玉と逃げておけば不詰.一瞬だけ先手の勝ち筋に入っていた.正直そちらも詰まないと思っていたけれど,盤上に駒残すと怖いって感覚を拭いきれなかったし,寄せのために手駒多い方がいいなとか思ったし.何より桂馬取っても普通に詰まないと思ってたからな... 錯覚だが,もっと余裕があればこの類のミスはしない.言い訳はできない.棋力を伸ばそう. 96 7八金(88) ( 0:55/00:22:20) *桂馬を取らず,駒が余らない方の詰まし方. 97 投了 ( 0:22/00:20:52) まで96手で後手の勝ち