開始日時:2025/07/21 13:00:18 棋戦:R対局 持ち時間15分 手合割:平手 先手:chanmao(1400) 後手:yakisoba3175(1455) 手数----指手---------消費時間-- *指す将順位戦10th B級1組4回戦 vsやきそばさん noteの方で自戦記をあげています. https://note.com/5daysmouse_pika/n/n802ef40f94fb こちらでは1手ごとにお気持ちを綴ります. この上なく先手番目線での執筆ですがご了承ください. 1 2六歩(27) ( 0:03/00:00:03) *振り駒で先後決定. 先手:まおち 後手:やきそばさん また先手...笑 先後どちらも一応想定してきたのでどちらでも良かったが,まあ先手引いて悪いということはないですよ. 2 3四歩(33) ( 0:03/00:00:03) *やきそばさんは相振りも上等の振り飛車党.三間飛車をメインにしつつ,中飛車や早石田なども指す.たまに角換わりを指すことも... 3 7六歩(77) ( 0:02/00:00:05) *やきそばさんの持ち玉の1つであるゴキゲン中飛車を避けるために,3手目▲2五歩とする手はある.がこの手は棋理的に微妙だと思っているので多用したくなかった.堂々といつも通りの▲7六歩. 4 5四歩(53) ( 0:01/00:00:04) *言わんこっちゃない.三間飛車想定の勉強しかしてないのに何をカッコつけてるのか.でも私は後悔はしてないぞ... 5 4八銀(39) ( 0:03/00:00:08) 6 5五歩(54) ( 0:01/00:00:05) *先に5筋の位を取ってきた. 7 2五歩(26) ( 0:09/00:00:17) 8 3三角(22) ( 0:02/00:00:07) 9 5八金(49) ( 0:02/00:00:19) 10 5二飛(82) ( 0:01/00:00:08) *戦型は後手中飛車の対抗形に確定.この戦型はずっと自己流なんとなくでやってきて,勝率も悪くない感覚があるのでそれをぶつけるだけ. 11 6八玉(59) ( 0:01/00:00:20) 12 6二玉(51) ( 0:01/00:00:09) 13 7八玉(68) ( 0:01/00:00:21) 14 7二玉(62) ( 0:02/00:00:11) 15 9六歩(97) ( 0:03/00:00:24) 16 9四歩(93) ( 0:01/00:00:12) 17 6八銀(79) ( 0:08/00:00:32) *銀を上げて急戦の香りを. 18 4二銀(31) ( 0:10/00:00:22) *反応して銀を上がる.これが遅れると,先手の銀に5五の歩を掠め取られる恐れがある. 19 7七銀(68) ( 0:08/00:00:40) 20 5三銀(42) ( 0:04/00:00:26) 21 3六歩(37) ( 0:05/00:00:45) *右銀の進出ルートも作る. 22 8二玉(72) ( 0:11/00:00:37) 23 3七銀(48) ( 0:13/00:00:58) 24 7二金(61) ( 0:04/00:00:41) *おっと.やきそばさんは美濃囲いを多用する印象だったのでこれは予想外.木村美濃っぽくしてくるのか,局面が落ち着いたら穴熊まで見据えてたりするのか? 25 4六銀(37) ( 0:07/00:01:05) *中央に繰り出す. 26 4四銀(53) ( 0:01/00:00:42) *5四もあっただろうがこちらに.銀対抗と呼ばれる形. 27 1六歩(17) ( 0:28/00:01:33) *△1五角を消しつつ間合いを測る. 28 5一飛(52) ( 0:03/00:00:45) *1つ引く.これは△3二金でバランスを取る構えかな? 29 6八金(69) ( 0:07/00:01:40) *金を立って引き締める.私が定跡を学ばずに指してる戦型では,こういう陣形になりがち. 30 6二銀(71) ( 0:03/00:00:48) *これは金美濃の形.△6四歩〜△6三銀とすれば木村美濃の形になる. 31 6六銀(77) ( 0:53/00:02:33) *左銀も中央に使う.後手の飛車角の利きが逸れたら,5五の歩を取れる状態に. 32 1四歩(13) ( 0:05/00:00:53) *1筋を返してくれるなら,この突き合いはこちらが得をしたんじゃないかな... 33 3七桂(29) ( 0:26/00:02:59) *桂馬も活用.もう1回跳ねて角を動かしにいく筋を見ている. ただ,代えて▲3八飛と寄る構想なんかはもう少し考えてもよかったかな...と今なら思う. 34 3二金(41) ( 0:03/00:00:56) *こちらに開く.隙がないが,玉の硬さも大したことはない.▲4五桂からの仕掛けの成否について読みを入れる. なお局後の検討によれば,ここで▲9七角!という手があるみたい.角を不自由にして2筋の突破を狙いつつ,△9五歩には▲同歩△同香▲2九飛△1七香成▲同香から地下鉄飛車を狙う構想だとか.人間に指せるんか...? 35 2四歩(25) ( 2:10/00:05:09) *この歩の突き捨てを入れるべきか,考えたが結論が出なかった.ただ損をする変化もあまり見えなかったので,やらない後悔よりやる後悔的マインドで入れた. 36 2四歩(23) ( 0:57/00:01:53) *△同角もある.微妙なところ. 37 4五桂(37) ( 0:02/00:05:11) *これに期待することにした.△2二角なら飛車が走れ,△4二角なら5五地点の利きの数で上回る. 38 4二角(33) ( 0:05/00:01:58) *こちらだった 39 5五銀(66) ( 0:13/00:05:24) *ので当初の予定通り天王山を奪う. 40 5五銀(44) ( 0:03/00:02:01) 41 5五銀(46) ( 0:06/00:05:30) *勢い角で取りたい気もするが,△同飛▲同銀△3七角を食らう.この順が正解. 42 3三桂(21) ( 1:48/00:03:49) *だが,これが読みに入ってなかった.ここまで来れば普通の手だが,▲2四歩入れるべきかとか考えてたらこれが抜けてしまっていた.読みの精度もっと上げていかないと... 絶妙に味のいい対応がない.▲同桂成△同角と進むと,結局好位置に角が戻るうえに銀取りの先手.それを受けても△8四桂などが残っていて,主導権を奪われてしまった感がある. 43 3三桂成(45) ( 3:54/00:09:24) *しかし代わる手も難しかった.悔しいが取る. 44 3三角(42) ( 0:06/00:03:55) *銀取り.受けるしかないのは悔しいが他に良い手も見えない. 45 5六歩(57) ( 0:01/00:09:25) *結局この程度の手になった.ここで手番は後手.先手で仕掛けに行ってこの分かれでは不満だな... 一応これを選んだ意図を述べると,ここから△8四桂に▲8五銀と受けて,次に食いちぎってから▲4五桂△4二角▲5四桂みたいな荒らし筋をみた.\\\\吹けば飛ぶようなか細い理// だが,何もないよりはマシだろうと... ここは代えて▲6六銀くらいで長い将棋にするのも有力だったが,結局後手が自由に指し手を選べるのであまり変わらないかな... 46 4五銀打 ( 2:19/00:06:14) *△8四桂ばかり考えてて,これは見えてなかった.しかも前手を咎めるような手で若干のメンタルダメージ. 次に5六の歩を取られると一気に不安定になる.ついでに▲4五桂の筋が消えてる.うーん... 47 2五歩打 ( 1:49/00:11:14) *受けるなら▲5七金直あたりだったが,いかにも不安定で何か技がかかりそうでやりたくなかった.が,そう辛抱するしかなかったか. 色々読みを入れたのち,本譜は駒損を覚悟で継ぎ歩で攻め合いに行った.後手玉もそんなに硬くはないと思って勝負.だが評価値的には,この手で形勢は後手に振れた. 48 5六銀(45) ( 2:27/00:08:41) *継続手.銀取りになっているうえ,この銀自体が攻めの拠点になっている. 49 2四歩(25) ( 0:03/00:11:17) *継ぎ歩からの読み筋.ビビらせにいく. 50 5五角(33) ( 2:52/00:11:33) *中央での清算に踏み切る. 51 5五角(88) ( 0:02/00:11:19) 52 5五飛(51) ( 0:03/00:11:36) *これで後手が銀得. 53 4六角打 ( 0:01/00:11:20) *この手に賭けた.飛車取りかつ逃げたら▲7四桂があり,5七の受けも△3七角等の防ぎも担う.さらに▲2三歩成も残っており,これらで銀損の代償を取り返せればというところ. 54 5四飛(55) ( 0:03/00:11:39) *▲7四桂を許さない逃げ場所.ここを崩せるか. 55 6六桂打 ( 2:31/00:13:51) *飛車に当てつつ,逃げたら7四にジャンプできる.△4四飛でダメそうだなと思ったが,5筋から逸らした方が後手の攻めは少し遅れそうだし,打っておくべきかなと思った. 56 8四飛(54) ( 0:33/00:12:12) *しかしこちらに逃げられた.なんとなく相振りみを感じる手だ... 飛車角交換の筋がないので,これは何かチャンスがあるように思えた. 57 2三歩成(24) ( 0:16/00:14:07) *保留していた歩を成る.駒損を回復して飛車を成り込みたい. 58 4二金(32) ( 0:05/00:12:17) *一旦逃げる.代えて△5七歩など攻め合われても厳しかったかもしれない. 59 3三と(23) ( 1:46/00:15:53) *この手で1分将棋に突入.と金を押し売りして飛車をダイレクトに成りにいく. ここは▲3二とと迷い,それなら一段目に成るプランになる.でも金美濃に対しては二段目の方が良さそうだな...とか考えてこちらを選択. しかしこれは良くなかったと思う.仮に▲3三龍と拾うことになった場合,その瞬間が甘すぎる.元々後手は銀1枚得しており,金を拾わせている間に龍がそっぽに行くなら十分だろう. 60 3三金(42) ( 1:00/00:13:17) *ここで取る. 61 2二飛成(28) ( 0:51/00:16:44) *手の流れで成り込む.だが,ここが最後のチャンスだった.感想戦でも話題になったが,飛車成りを保留して▲7五銀が有力だった.以下△4四飛に▲7四桂が跳べ,厳密には先手厳しいながら後手も怖い勝負になる. ▲7五銀は少し考えたが,手の流れに引っ張られたのと,飛車成った後でも打てるタイミングがあると思った.だがそんなことは無かった... 62 5七歩打 ( 2:36/00:15:53) *やきそばさんはこの手で1分将棋. やはり,3三の金を取る手は大したことがない.取られてもやっと駒割り五分くらいだし.この瞬間に先手陣を崩しにかかるのは妥当な判断だろう. 玉が中央方面に動くと△8七飛成が来るため,非常に怖い. 63 5七金(58) ( 0:55/00:17:39) *かわしても銀打ち込んでもう1発叩いてと,無限に薄くされるような形だった.仕方なく取る. 64 5七銀(56) ( 0:53/00:16:46) 65 5七金(68) ( 0:53/00:18:32) 66 5六歩打 ( 0:51/00:17:37) *さらに叩く.金が離れるが,角はいじめにくくなるし,受けに角が利いたりで,どうなんだろう,とか思ってた. 67 5六金(57) ( 0:53/00:19:25) *ただ△6四桂が攻防かな...?そこで▲7五銀でどうかな...? 68 5八銀打 ( 0:51/00:18:28) *と思っていたら,予想外の手が飛んできた.△5八銀. ......?と思ったが,考えてみると死ぬほど厳しい.△6九角▲6八玉△7八金▲5七玉△4七銀成までの詰めろであり,仮にそれを受けても△6九角〜△8七飛成がある.そもそも△6九角を受ける術がない. この直前までは,苦しいながらも難しく,▲7五銀で最後の勝負ができればと考えていた.しかし今となってはもう間に合わない.この手であっという間に負けに追い込まれてしまった. 先後が逆だが,これ羽生先生の伝説の▲5二銀みたいだ...と対局中に走馬灯のように考えていた.ひふみ先生はこんな気持ちだったんだろうか. 69 8六銀打 ( 0:59/00:20:24) *対処法全く見えず.59秒まで読まれてギリギリで銀打った.しかしこれでは勝ち味がない. 70 6九角打 ( 0:54/00:19:22) *痛すぎる 71 8八玉(78) ( 0:49/00:21:13) *他の逃げ場所は△7八金から即詰み. 72 8六飛(84) ( 0:51/00:20:13) *しかしこれは取れる.▲同歩は頭金から簡単な詰み. 73 7四桂(66) ( 0:51/00:22:04) *思い出王手. 74 9二玉(82) ( 0:53/00:21:06) *これで全く続かない.最後は1手違いにすら持ち込めなかった. 75 7七玉(88) ( 0:06/00:22:10) 76 8七飛成(86) ( 0:51/00:21:57) *先手玉は詰み筋に入っている. 77 6六玉(77) ( 0:02/00:22:12) 78 6七龍(87) ( 0:51/00:22:48) *以下▲7五玉△8四銀▲8六玉△8五金が一例で詰み. 79 投了 ( 0:26/00:22:38) まで78手で後手の勝ち