*詳細URL:https://www.shogi-extend.com/swars/battles/Frocki-0Komamusume-20240805_004944 *ぴよ将棋:https://www.shogi-extend.com/swars/battles/Frocki-0Komamusume-20240805_004944/piyo_shogi *KENTO:https://www.shogi-extend.com/swars/battles/Frocki-0Komamusume-20240805_004944/kento 開始日時:2024/08/05 00:49:44 棋戦:将棋ウォーズ(10分切れ負け) 持ち時間:10分 先手の戦型:5筋位取り中飛車 後手の戦型:四間飛車 先手の囲い:三手囲い 先手の手筋:垂れ歩, ふんどしの桂 先手の備考:振り飛車, 対居飛車, 対抗形, 急戦, 長手数 後手の備考:居飛車, 対振り飛車, 対抗形, 急戦, 長手数 先手の棋風:王道 後手の棋風:王道 手合割:平手 先手:Frocki 1級 後手:0Komamusume 1級 手数----指手---------消費時間-- *変てこりんな振り飛車をご紹介します。 相手の方の得意戦法が「四間飛車」で、私もそうなのですが、「飯島流引き角戦法」を後手番に限って指す事がありますので、そうなるかと思っていたのですが……。 他にも、格言があればご紹介します。 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) 2 8四歩(83) ( 0:01/00:00:01) *☖備考:居飛車 備考に書かれている通り、当初は居飛車にするつもりだったのですが…… 3 5六歩(57) ( 0:08/00:00:08) *この時、後手番の私は「まだ中飛車かどうか分からないけど、飯島流引き角戦法はあきらめるしかないのかな…」と思っておりました。 4 7二銀(71) ( 0:08/00:00:09) 5 5八飛(28) ( 0:04/00:00:12) *☗備考:中飛車 やはり中飛車……。 これでは飯島流引き角戦法にするのはかなりの危険を伴います。 6 8三銀(72) ( 0:02/00:00:11) *ここで「原始棒銀」のエフェクトが出ましたが、早過ぎるって…。 7 6八銀(79) ( 0:05/00:00:17) 8 4二飛(82) ( 0:04/00:00:15) *☖戦型:やっぱり振る四間飛車 棒銀と見せ掛けて得意戦法の四間飛車に振るという、苦肉の策。 題名の「やっぱり振る振り飛車」はここから来ています。 「陽動振り飛車」という作戦はありますが、これは私の方が陽動されているので陽動振り飛車とは言いません。 ただ、本当は不利なんですよね。 そして、ここで「相振り飛車」のエフェクトが出ます。 さっき、「原始棒銀」と出したのは何なの……。 9 5五歩(56) ( 0:11/00:00:28) *☗戦型:5筋位取り中飛車 10 6二玉(51) ( 0:05/00:00:20) 11 4八玉(59) ( 0:03/00:00:31) *実は8三銀型を咎めて☗5四歩が成立します。 ☖同歩、☗同飛に「☖5二飛」がよくあるパターンで、普通は手損になるので仕掛けは成立しませんが、この局面は強く「☗同飛成」と飛車を交換し、☖同金左の直後に「☗8二飛」と打つのが王手銀桂取り。 ☖7二銀と引くしかありませんが、☗8四飛成で歩得しながら龍を作り、相手の大切な守備の屋根の歩を取れますので強烈ですよね。 「☖8二飛があるので中飛車側の仕掛けが成立する」という特殊なケースで、「やっぱり振る振り飛車」なんてしたくないのは、こういう事です。 12 3四歩(33) ( 0:01/00:00:21) *これは危険な手。 ☗5四歩を消して、やはり☖7二金を急ぐのが正着ですね。 明らかに動揺しています。 13 3八玉(48) ( 0:03/00:00:34) 14 4四歩(43) ( 0:04/00:00:25) 15 4八金(49) ( 0:08/00:00:42) *☗囲い:三手囲い 16 4五歩(44) ( 0:02/00:00:27) *これもかなり危険な手。 とにかく☖7二金、☖7二玉を急がないと危ないです。 17 5六飛(58) ( 0:02/00:00:44) 18 3二銀(31) ( 0:07/00:00:34) 19 5八金(69) ( 0:02/00:00:46) 20 7一玉(62) ( 0:04/00:00:38) *私は悪手を指し続けていたのですが、全く咎められなかったので、懸案事項を1つクリア。 中飛車は、常に仕掛けのチャンスを狙うと良いのではないかと、私は思います。 「☗5四歩、☖同歩、☗同飛に☖5二飛が無い」、「☗5四歩、☖8八角成で角を取られても☗5三歩成が王手飛車取りで、相手からきびしい角打が無い」条件を満たしていれば、中飛車側から仕掛ける事ができます。 21 1六歩(17) ( 0:32/00:01:18) 22 1四歩(13) ( 0:01/00:00:39) 23 9六歩(97) ( 0:03/00:01:21) 24 9四歩(93) ( 0:02/00:00:41) 25 7七角(88) ( 0:02/00:01:23) 26 3三角(22) ( 0:13/00:00:54) 27 5七銀(68) ( 0:07/00:01:30) 28 7四歩(73) ( 0:32/00:01:26) 29 6六銀(57) ( 0:04/00:01:34) 30 7三桂(81) ( 0:02/00:01:28) *「☗6五銀と出られると嫌なので受けた」という意味の手です。 格言:五段目の銀は強し 31 7五歩(76) ( 0:14/00:01:48) 32 7五歩(74) ( 0:04/00:01:32) 33 7五銀(66) ( 0:01/00:01:49) 34 7四歩打 ( 0:06/00:01:38) 35 6六銀(75) ( 0:02/00:01:51) 36 7二金(61) ( 0:13/00:01:51) *これでようやく8三銀に紐が付きました。 ですが、「まだ玉が入城していない」、「☗5四歩が成立する(☖同歩、☗同飛に☖5二飛とぶつけると☗同飛成、☖同金、「☗3一飛」が王手銀取り)」ので、相変わらず四間飛車側が苦しいです。 37 9五歩(96) ( 0:19/00:02:10) 38 9五歩(94) ( 0:03/00:01:54) 39 9五香(99) ( 0:04/00:02:14) 40 9四歩打 ( 0:06/00:02:00) 41 9四香(95) ( 0:02/00:02:16) 42 9四銀(83) ( 0:01/00:02:01) *飛車の横利きが止まっていますので、銀冠に対してはこの端攻めが上手くいかないケースは少なくありません。 「銀で取られて、またバックされる」のです。 43 9五歩打 ( 0:02/00:02:18) 44 8三銀(94) ( 0:03/00:02:04) 45 5四歩(55) ( 0:08/00:02:26) *遂に来ました。 この手がとにかく強力で、私が左金を動かせなかった理由なのです。 46 5四歩(53) ( 0:07/00:02:11) 47 5四飛(56) ( 0:02/00:02:28) 48 8二玉(71) ( 0:49/00:03:00) *☗5三飛成を受けようと思えば受ける事はできるのですが、例えば☖4三飛と指してしまうと、「3二の銀をどうやって使いますか?」という事になりますし、☖5二金だと☗3四飛もありますし、いきなり☗同飛成という強襲が成立すると怖いんですよね。 「7一玉型では戦えないので、いずれ飛車を成られるのは仕方無い。安全第一」と開き直りました。 四間飛車側、大苦戦。 49 7五歩打 ( 0:05/00:02:33) 50 4三銀(32) ( 0:38/00:03:38) 51 5三飛成(54) ( 0:21/00:02:54) 52 5七歩打 ( 0:47/00:04:25) *☗同銀は☖7七角成から馬を作って自陣に引いて粘りたい、☖同龍は怖い龍が撤退してくれる、☖同金直や☖同金右は陣形が乱れるという意味です。 格言:焦点の歩に好手あり この手が好手なのかはさておき。 53 5七金(58) ( 0:11/00:03:05) 54 4四銀(43) ( 0:25/00:04:50) 55 5六龍(53) ( 0:26/00:03:31) 56 7五歩(74) ( 0:31/00:05:21) 57 8六歩(87) ( 0:10/00:03:41) 58 7六歩(75) ( 0:14/00:05:35) *格言: 不利な時には戦線拡大 敵の歩が無い筋の歩を突け 59 8八角(77) ( 0:04/00:03:45) 60 5二飛(42) ( 0:09/00:05:44) *苦肉の策。 交換を拒否されたら終わりますが……。 61 5四歩打 ( 0:03/00:03:48) *垂れ歩というよりは、「龍と飛車の交換なんて嫌ですよ。そもそも後手の飛車は遊んでいるよね」と拒否を示した手でしょうね。 62 8七香打 ( 0:10/00:05:54) 63 8五歩(86) ( 0:07/00:03:55) *ここは素直に☗9七角で良い気がします。 ☗8五歩はその後でも突けますので。 64 8八香成(87) ( 0:12/00:06:06) 65 8四歩(85) ( 0:01/00:03:56) 66 8四銀(83) ( 0:01/00:06:07) 67 7四歩打 ( 0:02/00:03:58) 68 8五桂(73) ( 0:08/00:06:15) 69 8六歩打 ( 0:02/00:04:00) 70 8九成香(88) ( 0:17/00:06:32) 71 8五歩(86) ( 0:02/00:04:02) 72 8五銀(84) ( 0:01/00:06:33) 73 7五銀(66) ( 0:07/00:04:09) 74 5五銀(44) ( 0:16/00:06:49) 75 2六龍(56) ( 0:02/00:04:11) *玉頭に嫌味をかなり付けられましたが、龍が戦線離脱してくれましたので、成香が遊んでいるとはいえ角香得が大きいので、四間飛車側もソコソコになりました。 ただ、油断はできません。 中飛車側の7四歩が煌々と輝いていますので。 76 2四歩(23) ( 0:20/00:07:09) 77 6五桂打 ( 0:02/00:04:13) 78 5四飛(52) ( 0:09/00:07:18) 79 7三歩成(74) ( 0:02/00:04:15) 80 7三金(72) ( 0:01/00:07:19) 81 7三桂成(65) ( 0:05/00:04:20) 82 7三玉(82) ( 0:00/00:07:19) 83 8四金打 ( 0:11/00:04:31) 84 6二玉(73) ( 0:04/00:07:23) 85 8五金(84) ( 0:08/00:04:39) 86 5六桂打 ( 0:17/00:07:40) *中飛車側からの攻めが途切れた所で、四間飛車側、ようやく反撃に出ます。 やっぱり安い駒で崩して、大駒は後押ししてダメ押しで成り込むのが王道ですよね。 87 5八金(48) ( 0:16/00:04:55) 88 7七歩成(76) ( 0:08/00:07:48) 89 6五銀打 ( 0:47/00:05:42) 90 5一飛(54) ( 0:06/00:07:54) 91 5四歩打 ( 0:11/00:05:53) *これは垂れ歩というよりは、「飛車の縦利きを止めた」歩ですよね。 こうなったら、飛車は守りに使うしか無いですかね。 8筋に回るのも無くはないですけど、今すぐ回っても大した事は無いので。 92 6八と(77) ( 0:02/00:07:56) 93 5六金(57) ( 0:10/00:06:03) 94 5六銀(55) ( 0:13/00:08:09) 95 5六龍(26) ( 0:03/00:06:06) 96 5五歩打 ( 0:08/00:08:17) 97 5三銀打 ( 0:03/00:06:09) 98 5三飛(51) ( 0:04/00:08:21) *これは流石に取ってはダメですね(^_^;) 99 5三歩成(54) ( 0:01/00:06:10) 100 5三玉(62) ( 0:01/00:08:22) 101 4五龍(56) ( 0:09/00:06:19) 102 4四金打 ( 0:12/00:08:34) *☗4一龍と☗5四龍の両方を防いでいます。 銀だと☗5四龍と入られてしまいます。 103 3六龍(45) ( 0:26/00:06:45) 104 5八と(68) ( 0:03/00:08:37) 105 4五桂打 ( 0:15/00:07:00) *☗手筋:両取りの桂 106 4五金(44) ( 0:09/00:08:46) 107 4五龍(36) ( 0:01/00:07:01) 108 2六桂打 ( 0:04/00:08:50) *「取ると☖6九角から詰ませますよ」という手ですね。 ☖手筋:歩頭の桂 109 2八玉(38) ( 0:05/00:07:06) *お相手もウォーズ1級ですから、流石に引っ掛かりません。 まあ、当たり前なんですけど。 110 3八金打 ( 0:05/00:08:55) *「☗同銀、☖同桂成、☗同玉ならもう1回☖2六桂と打って詰ませるよ」という脅しです。 何故脅しなのかと言いますと、正しく応じられると詰まないからです。 111 1七玉(28) ( 0:09/00:07:15) 112 2五桂打 ( 0:04/00:08:59) 113 2六玉(17) ( 0:07/00:07:22) 114 3五銀打 ( 0:01/00:09:00) 115 3五龍(45) ( 0:02/00:07:24) 116 3五歩(34) ( 0:01/00:09:01) *何とか龍は取れましたがこの瞬間は王手ではありませんので、☗4五桂で私の玉が詰んでいる様な気が。 例え☖4二玉で詰んでいなくても、☗5三銀でも打ってから☗3三桂成などとできますし。 117 3五玉(26) ( 0:02/00:07:26) *まさかの玉の露出。 幾ら格言に「中段玉、寄せにくし」とあるからといって、絶対に寄せにくいかといえばそうとは限らない訳で。 四間飛車側の5三玉が軸になって、例えば「☖4四角」が王手になったりする訳で(☗2四玉と逃げられるのでしませんが)。 118 3四歩打 ( 0:27/00:09:28) *「☗同玉なら☖4四飛と打ち、☗2三玉なら☖3二角と打てば詰みますけど、どうしますか?」と問うている手です。 119 2六玉(35) ( 1:04/00:08:30) 120 4四角(33) ( 0:03/00:09:31) *この局面は、「普段から詰将棋を解いたり鑑賞していたりしているか?」が問われています。 単純に☗3六玉だと即詰ですが、「詰将棋によく出てくる受けの手筋」を知っていれば、実は詰まないのです。 「☗3五桂合」と捨合するのが上手い手で、王手以外の手、例えば☖3九金と銀を取ると、「☗5四飛、☖4二玉、☗4四飛」以下、打った桂を足掛かりにして詰みます。 ☖同歩と取るのは王手でも詰めろでもありませんので、☗5四銀打から詰ませれば中飛車側の勝ちです。 また、☖同角と取らせて☗3六玉と躱せば、角が邪魔で☖3五飛が打てず、中飛車側の勝ちです。 格言:大駒は近付けて受けよ 121 3六玉(26) ( 0:05/00:08:35) *単純に躱すだけだと、☖3五飛と打たれて詰んでしまいます。 「詰将棋なんて実戦に出ないから役立たない」と軽視すると、☗3五桂の様な手は実戦で指せないという事です。 122 3五飛打 ( 0:04/00:09:35) 123 4六玉(36) ( 0:18/00:08:53) 124 6八角打 ( 0:01/00:09:36) 125 5七歩打 ( 0:05/00:08:58) 126 5七角成(68) ( 0:02/00:09:38) 127 詰み まで126手で詰み