手合割:詰将棋  後手の持駒:角 金二 香 歩一一  9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v歩v香 ・ ・ ・ 銀 ・|三 | ・ 銀 ・ ・ ・ ・v桂 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・v玉v香 ・v歩v歩|五 | ・v香 ・ 桂v馬 ・v歩 ・ 銀|六 |v桂 ・ 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|七 | ・v歩 ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・|八 | ・ 桂 歩 ・ ・ ・ 金 ・ ・|九 +---------------------------+ 先手の持駒:飛 銀  先手番 先手: 後手: 手数----指手---------消費時間-- *飛車をヨコにタテに滑らせて遊ぶエレベーター詰を作ってみました。時間があれば見ていって下さい。 1 5四飛打 *まずは右辺の往復からはじまります。 2 4六玉(55) 3 3五銀打 4 3五玉(46) 5 3四飛(54) 6 2六玉(35) 7 1五銀(16) 8 1五玉(26) 9 1四飛(34) *ここで右端からリターンします。 10 2六玉(15) 11 2七歩打 12 3五玉(26) 13 3四飛(14) 14 4六玉(35) 15 5八桂打 *▲5八桂で6六桂にひもづけすることで、数手後に6七飛が動けるようにします。 16 5五玉(46) 17 5四飛(34) *最初に打った飛車が元の位置に戻ってきました。 次は左辺へと移ります。 18 6五玉(55) 19 7六金(77) *金を捨てて6七飛を解放します。 20 7六玉(65) 21 7七飛(67) *ここからぐるぐるであります。 22 8五玉(76) 23 7五飛(77) 24 9六玉(85) 25 9五飛(75) 26 8七玉(96) 27 9七飛(95) 28 7六玉(87) 29 7七飛(97) 30 8五玉(76) 31 7五飛(77) 32 9六玉(85) 33 9五飛(75) 34 8七玉(96) 35 9九桂打 *これまでの流れでうっかり▲9七飛とすると27手目(8手前)と同じ局面が現れて、このまま手を変えなければ観覧車のように玉と飛車がぐるぐる回り続けます。まぁずっと回して遊ぶのも楽しいんですけどね。 詰将棋は答えが一通りでないと解く人を混乱させてしまいますので、同じ局面が現れるのはNGっていうルールがあります。ここでは▲9九桂と手を変えるのが正解です。 36 7六玉(87) 37 7五飛(95) *回転方向が逆になりました。 38 6七玉(76) 39 7七飛(75) *▲7七飛と帰って左辺ぐるぐるは終了です。 ここからは下段編から収束に移っていきます。 40 5八玉(67) 41 5六飛(54) 42 6九玉(58) 43 7八角打 44 7九玉(69) 45 5九飛(56) 46 6九銀打 *受けの候補としては▽6九歩成と▽6九銀、▽6九金、▽6九角がありますけれど、一番抵抗力があるのは銀合です。 ▽6九角は下記手順で同手数駒余りになります。 ▲同 角 ▽8九玉 ▲7八角 ▽9八玉 ▲8七角打▽9七玉 ▲4三角成▽8七合 ▲同 飛 ▽9六玉 ▲8六飛 ▽同 玉 ▲8七馬 ▽8五玉 ▲8六香 ▽9四玉 ▲7六馬 まで同手数駒余り(63手) 47 6九角(78) 48 8九玉(79) *▽7八合だと▲同角で4手かけて駒を2枚プレゼントしただけになるので▽8九玉しかありません。 49 7八角(69) *地味に両王手です。 50 9八玉(89) 51 8七銀打 52 9七玉(98) 53 8六銀(87) 54 8六玉(97) 55 8七飛(77) *ラストは今まで遊んできた飛車2枚を交えての収束です。 56 7六玉(86) 57 7七香打 58 6五玉(76) *ここで▽6六玉だと▲5六飛▽6五玉▲8五飛▽6四玉▲7三銀不成までで63手詰ですが、最後に取った歩が余ってしまいます。詰将棋では駒が余らないようにするのがルールですので、答えとしては不適切です。 また、途中▲8五飛のときに▽7五合とすると▲同飛▽6四玉▲7三銀不成までで65手詰(2手長)になってしまいますが、7五に合駒をしてもしなくても最後の▽6四玉▲7三銀不成の部分は変わらないので無意味な合駒(無駄合)として考えないこととします。 59 8五飛(87) 60 6六玉(65) 61 5六飛(59) 62 7七玉(66) 63 7五飛(85) *最後は2枚飛車を含めた大駒3枚の利きによる合利かずの詰めあがりです。 見て頂いてありがとうございました。