開始日時:2023/10/18 20:00:15 棋戦:R対局 持ち時間15分 手合割:平手 先手:ryuswallows(1118) 後手:nachacha(1134) 手数----指手---------消費時間-- *ついに指す順も大詰め、第十局である。島ノ葉は直接昇級までM2。勝つと非常に大きい 1 7六歩(77) ( 0:02/00:00:02) *先手島ノ葉はここまで7‐2、すでに入れ替え戦以上が確定しているが他力ながら一位通過の目まで残っており気合は十分 2 5四歩(53) ( 0:11/00:00:11) *なちゃちゃさんは振り飛車党。以前は嬉野も指していたようだが最近はあまり見ない。今期は星取りこそふるっていないが実力は確かであり、こういう手合いはシーズン終盤に帳尻を合わせてくる可能性が高い。要注意である 3 2六歩(27) ( 0:17/00:00:19) *嬉野の線は切り、振り飛車に決め打つ。 4 5二飛(82) ( 0:07/00:00:18) *やはり中飛車。なちゃちゃさんは今期三間飛車で通しているが、直近の棋譜を見ると中飛車穴熊が多く採用されていた。どちらが来るかは五分五分だと思っていたが、意外な感じはない。 5 4八銀(39) ( 0:09/00:00:28) *とはいえ、今回は特に何も対策を用意していなかった。自然体で指す。 6 5五歩(54) ( 0:11/00:00:29) 7 5八金(49) ( 0:05/00:00:33) 8 3四歩(33) ( 0:10/00:00:39) 9 2五歩(26) ( 0:02/00:00:35) 10 3三角(22) ( 0:03/00:00:42) 11 6八玉(59) ( 0:01/00:00:36) 12 4二銀(31) ( 0:08/00:00:50) 13 7八銀(79) ( 0:07/00:00:43) 14 6二玉(51) ( 0:33/00:01:23) 15 7九玉(68) ( 0:02/00:00:45) 16 7二玉(62) ( 0:04/00:01:27) 17 7七角(88) ( 0:04/00:00:49) 18 8二玉(72) ( 0:06/00:01:33) 19 9六歩(97) ( 0:01/00:00:50) 20 9二香(91) ( 0:14/00:01:47) *やはり穴熊。 島ノ葉は対振り穴に自信があるのでこれはこれで嬉しい 21 9五歩(96) ( 0:05/00:00:55) *…とはいえ今期は88ミノさんの振り穴に負けてるんだけどね 22 9一玉(82) ( 0:21/00:02:08) 23 8八玉(79) ( 0:02/00:00:57) 24 8二銀(71) ( 0:06/00:02:14) 25 8六歩(87) ( 0:02/00:00:59) 26 7一金(61) ( 0:07/00:02:21) 27 8七銀(78) ( 0:02/00:01:01) 28 5三銀(42) ( 0:43/00:03:04) 29 7八金(69) ( 0:03/00:01:04) 30 7四歩(73) ( 0:39/00:03:43) 31 6六歩(67) ( 0:38/00:01:42) 32 6四歩(63) ( 0:13/00:03:56) 33 6七金(58) ( 0:05/00:01:47) *穴熊は堅いが端の位をとった銀冠は美しいので互角 34 5一金(41) ( 1:26/00:05:22) 35 8五歩(86) ( 0:09/00:01:56) *ここの位を取るのが重要なのである 36 6二金(51) ( 0:14/00:05:36) 37 3六歩(37) ( 0:05/00:02:01) 38 7三金(62) ( 0:34/00:06:10) 39 3七銀(48) ( 0:20/00:02:21) *軽率だった。理由は後述。 40 5四銀(53) ( 0:37/00:06:47) *これに対し、46銀と上がれるつもりだったのである。44歩に37桂でぴったり受かっている…かと思いきや42飛で45歩が受からない。こまったなぁ 41 3五歩(36) ( 1:53/00:04:14) *仕方ないので仕掛ける。自分から攻める将棋にする気はなかったんだけど… 42 3五歩(34) ( 0:32/00:07:19) 43 4六銀(37) ( 0:07/00:04:21) 44 3六歩(35) ( 0:39/00:07:58) 45 3八飛(28) ( 0:32/00:04:53) 46 5六歩(55) ( 0:28/00:08:26) *やや意外に感じたが、後から見れば普通か 47 3六飛(38) ( 0:57/00:05:50) *島ノ葉が対中飛車で左美濃を好むのは、この56歩を手抜くためと言っても過言ではない 48 5七歩成(56) ( 0:13/00:08:39) 49 5七銀(46) ( 0:33/00:06:23) 50 6五歩(64) ( 1:18/00:09:57) *代えて45銀を気にしていたが、35飛で大丈夫か 51 6五歩(66) ( 1:54/00:08:17) *56歩も考えたが66歩でも55歩でも自信が持てず、堂々と取る 52 6五銀(54) ( 1:35/00:11:32) *33角成の一手だと思っていたが、取ってから同銀があることに気づいた。ここで33角成同桂同飛成は、56歩68銀66歩77金57歩成で敗勢 53 6六歩打 ( 1:18/00:09:35) *仕方なく穏便に 54 5六歩打 ( 0:26/00:11:58) *それは46銀で大丈夫…かと思いきや66銀と突っ込む筋があることに気づく。この筋はたまにくらうのに反省が活かせていない。 55 4六銀(57) ( 1:33/00:11:08) *66銀同金57歩成は53歩同飛54歩同飛55銀打と進める予定だった 56 3五歩打 ( 2:53/00:14:51) *歩は欲しいのでありがたいが、王手飛車のラインがちらつく 57 3五飛(36) ( 1:05/00:12:13) *しかし逃げるのでは元気がない 58 6六銀(65) ( 0:51/00:15:42) 59 6六金(67) ( 0:05/00:12:18) 60 6六角(33) ( 0:06/00:15:48) *角まで切ってくるのか… 61 6六角(77) ( 0:05/00:12:23) 62 5七歩成(56) ( 0:02/00:15:50) 63 5三歩打 ( 3:29/00:15:52) *予定通り連打する 64 5三飛(52) ( 0:24/00:16:14) 65 5四歩打 ( 0:53/00:16:45) 66 5四飛(53) ( 0:45/00:16:59) 67 5五歩打 ( 0:53/00:17:38) 68 6四飛(54) ( 0:18/00:17:17) *代えて56とを気にしており、これならやれると思っていた 69 5七角(66) ( 0:54/00:18:32) *同銀は54歩で負け 70 6九飛成(64) ( 0:26/00:17:43) *飛車は成られるが角得である。悪い道理がないと思うのだが… 71 6七銀打 ( 0:56/00:19:28) *流石に補修しないと戦えない 72 2九龍(69) ( 0:53/00:18:36) 73 3一飛成(35) ( 0:53/00:20:21) 74 1九龍(29) ( 0:31/00:19:07) *すぐに65桂や56歩から攻めかかられる順も気にしていた 75 2一龍(31) ( 0:55/00:21:16) *65桂を打ちたい 76 6六歩打 ( 0:29/00:19:36) *同角は田楽刺しがある 77 6六銀(67) ( 0:52/00:22:08) 78 6一香打 ( 0:41/00:20:17) *代えて56香もあると思っていた 79 6四歩打 ( 0:53/00:23:01) 80 5六歩打 ( 0:44/00:21:01) 81 6八角(57) ( 0:54/00:23:55) 82 6五歩打 ( 0:33/00:21:34) *この手を軽視していた 83 6五銀(66) ( 0:53/00:24:48) *取って何の問題も無かろうと思っていたのだが… 84 6六桂打 ( 0:35/00:22:09) *この手を完全に失念していた。非勢を悟る。 85 2六角打 ( 0:57/00:25:45) *こんな手あるわけがない。だが、金を逃げたら一方的に攻められてそのまま負けそうな気がして、少しでも相手玉に嫌味を付けないといけないと思った。にしてもこんな手あるのかね 86 7八桂成(66) ( 0:51/00:23:00) 87 7八銀(87) ( 0:55/00:26:40) 88 7二金打 ( 0:52/00:23:52) *28竜から踏み込まれても全く自信が無かった。だが穴熊党はこういう時に受ける。そこに付け入るスキがある…と思うことで自分を鼓舞する。 89 6三桂打 ( 0:52/00:27:32) *執拗に71を攻めるのが表の狙い 90 6三香(61) ( 0:33/00:24:25) 91 6三歩成(64) ( 0:53/00:28:25) 92 6三金(73) ( 0:16/00:24:41) *ここで金を離すのが真の狙いである 93 6九歩打 ( 0:55/00:29:20) *84歩と突きたかったのだが、一旦手を戻さないと流石に負けると思った。大丈夫、84歩はまだ厳しい。 94 6七歩打 ( 0:56/00:25:37) *多分悪手。再度の66桂で悪かったと思う 95 7七角(68) ( 0:52/00:30:12) *妙に堅くなった 96 2九龍(19) ( 0:54/00:26:31) 97 7一角成(26) ( 0:54/00:31:06) *当てられたタイミングで切る。手の流れは良い 98 7一金(72) ( 0:26/00:26:57) 99 8四歩(85) ( 0:52/00:31:58) *待望の一手。勝負形になった 100 7三金(63) ( 0:49/00:27:46) 101 8三歩成(84) ( 0:54/00:32:52) 102 8三金(73) ( 0:09/00:27:55) 103 6三桂打 ( 0:53/00:33:45) *対居飛穴でよく出てくる手だが振り穴ではあまり見ない気がする。72金には71金から食らいつく予定だった 104 7二金打 ( 0:49/00:28:44) *けど、穴熊党は埋めると思っていた。 ここでは84歩もあった。同金には73香がある。同桂なら71桂成同金72金でどうか。ただ、この時は持ち駒の金の枚数を勘違いしており、この順は無理だと思っていた。 今見たら71桂成に同銀もありやはり難解か 105 7一桂成(63) ( 0:53/00:34:38) * 106 7一金(72) ( 0:05/00:28:49) 107 7四銀(65) ( 0:52/00:35:30) *過激な順に飛び込む。 108 6八歩成(67) ( 0:47/00:29:36) *61歩を作られると困るが、これを手抜くわけにはいかない 109 6八角(77) ( 0:55/00:36:25) 110 8七歩打 ( 0:51/00:30:27) *嫌らしい。玉を危険地帯に誘き出し74金の価値を高めている 111 8七玉(88) ( 0:52/00:37:17) 112 7四金(83) ( 0:44/00:31:11) 113 8三歩打 ( 0:53/00:38:10) *ここで61歩と受けられると自信が無かった 114 7五桂打 ( 0:51/00:32:02) 115 7五歩(76) ( 0:53/00:39:03) 116 6五角打 ( 0:21/00:32:23) *同金かとも思っていたが、より過激な順へ 117 7六金打 ( 0:53/00:39:56) *金合以外は75金でつぶれていると思った 118 7六角(65) ( 0:49/00:33:12) 119 7六玉(87) ( 0:53/00:40:49) 120 8四桂打 ( 0:43/00:33:55) *85金だと思っていたがこっちの方が良い。少し焦る 121 8七玉(76) ( 0:52/00:41:41) 122 7五金(74) ( 0:51/00:34:46) 123 8二歩成(83) ( 0:55/00:42:36) 124 8二金(71) ( 0:01/00:34:47) 125 5四角打 ( 0:55/00:43:31) *攻防手。結果的にはこれが勝着に近い好手だった。角を貰った時点でぼんやりと見えてはいたのだが、これが攻防になる組み立てになってよかった 126 7六銀打 ( 0:50/00:35:37) *ここに銀を手放すなら詰みはない(たぶん) 127 8八玉(87) ( 0:53/00:44:24) *98だったかもしれないが分からない 128 8七歩打 ( 0:45/00:36:22) 129 9八玉(88) ( 0:54/00:45:18) 130 8八歩成(87) ( 0:53/00:37:15) *キャンセル。 131 8八玉(98) ( 0:54/00:46:12) * 132 8七歩打 ( 0:55/00:38:10) 133 9八玉(88) ( 0:54/00:47:06) 134 8八歩成(87) ( 0:55/00:39:05) *キャンセル二回目 135 8八玉(98) ( 0:54/00:48:00) *後手が時間を欲しているのは明らかだが、それでも私は時間をめいいっぱい使って取る。ここで87金と手を変えられたら?72歩とか72金とか受けられたら?すべてを読み切るまで時間を残す道理はない。 136 8七金打 ( 0:42/00:39:47) 137 7九玉(88) ( 0:58/00:48:58) *危ない手だった 清算でよかったが、54の角で76xを取る展開にしたくなさすぎたのである。読みが粗い。 138 7八金(87) ( 0:39/00:40:26) 139 7八玉(79) ( 0:42/00:49:40) *ここで87銀は79玉が打ち歩で耐え 140 7七歩打 ( 0:48/00:41:14) 141 7七桂(89) ( 0:55/00:50:35) *この瞬間、自玉の打ち歩が解除されていることに気づく。87銀打79玉78歩89玉69竜79歩同歩成同角78竜で詰み。 頓死した…と血の気が引く。 いや、87銀に89玉と落ちて、69竜に79歩で耐えてないか…? 142 6七銀打 ( 0:52/00:42:06) *ここでようやく後手が歩を持っていないことに気づく。 助かった… 二度のキャンセル待ちが無かったら詰んでいたかもしれない 143 8八玉(78) ( 0:53/00:51:28) 144 7七銀成(76) ( 0:51/00:42:57) *かえて87銀成を気にしていたが、普通に同玉で大丈夫か 145 7七角(68) ( 0:54/00:52:22) 146 3八龍(29) ( 0:48/00:43:45) 147 6八歩(69) ( 0:53/00:53:15) *これがおそらく駒を渡さない最善の受けだと思う 148 8三桂打 ( 0:55/00:44:40) *執念の受け。だがこんな手を指すようでは勝勢… と思った後に、もう一度気合いを入れ直して読みを入れる。これが詰めろ逃れの詰めろではないことを確認するための時間なんていくらあっても良い 149 7一銀打 ( 0:54/00:54:09) *流石に自玉は安泰。勝ちである。対して95桂なら82銀成同玉81竜73玉72竜64玉63竜で詰み。これは竜追いじゃないか!詰将棋、意味あります。 150 7六桂(84) ( 0:45/00:45:25) *これはさっきの詰み手順の時84玉の逃げ道を作っている。 ここで93玉と逃げた時に95桂と跳ねられても詰むことを確認する 151 9七玉(88) ( 0:52/00:55:01) *ここで後手が投了した。 対振り穴は最も自信のある戦型の一つであり、勝ててうれしい。54角が活きる組み立ては幸運だった。 152 投了 ( 0:27/00:45:52) まで151手で先手の勝ち