開始日時:2023/07/29 22:00:17 棋戦:自由対局 持ち時間15分 手合割:平手 先手:akasabi(1065) 後手:* 最速キメ(1050) 手数----指手---------消費時間-- *## 指す将順位戦8th B級2組 4回戦 ## ここでは一手ごとに振り返りと検討を行っています。 またnoteの方では対局前後の準備・感想と、急所の局面の深い検討を行っています。 ↓ https://note.com/sanaga_ambition/n/n6a3c46a56b50 1 2六歩(27) ( 0:07/00:00:07) *☗先手番 アカサビ(7位) 今期の成績は1-2 *解析 時間 00:00.0 深さ 1/0 ノード数 2 評価値 0 読み筋 △3四歩(33) 2 8四歩(83) ( 0:00/00:00:00) *☖後手番 最速キメ(9位) 今期の成績は2-1 *解析 時間 00:00.1 深さ 9/12 ノード数 99497 評価値 83 読み筋 ▲2五歩(26) △3二金(41) ▲7六歩(77) △3四歩(33) ▲7八金(69) △8五歩(84) ▲2四歩(25) △同 歩(23) ▲同 飛(28) 3 2五歩(26) ( 0:03/00:00:10) *両者は**初手合** *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 10/13 ノード数 84190 評価値 100 読み筋 △3二金(41) ▲2四歩(25) △同 歩(23) ▲同 飛(28) △1四歩(13) ▲7六歩(77) △2三歩打 ▲2六飛(24) △8五歩(84) ▲7七角(88) △3四歩(33) ▲8八銀(79) △7七角成(22) ▲同 銀(88) 4 8五歩(84) ( 0:01/00:00:01) *細かいところだが、代えて△3二金なら五手爆弾を防ぐことができる。 私はむしろ五手爆弾歓迎なのでこちらから。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/18 ノード数 115768 評価値 92 読み筋 ▲2四歩(25) △同 歩(23) ▲7八金(69) △3二金(41) ▲2四飛(28) △2三歩打 ▲2六飛(24) △1四歩(13) ▲7六歩(77) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲8七歩打 △8四飛(86) ▲5八玉(59) △7二銀(71) 5 7八金(69) ( 0:01/00:00:11) *代えて▲7六歩なら角換わり模様の進行だった。 アカサビ5級は角換わり棒銀も志向することがあるが、最近は専ら相掛かり棒銀を多用している印象。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/16 ノード数 106095 評価値 27 読み筋 △3二金(41) ▲7六歩(77) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲2四歩(25) △同 歩(23) ▲同 飛(28) △3四歩(33) ▲同 飛(24) △3三角(22) ▲6八玉(59) △2二銀(31) 6 3二金(41) ( 0:01/00:00:02) *こちらもそれを受けて立つ。 最近は2手目△3四歩から自分のやりたいことを押し付けるスタイルを棋戦でも野良対局でも試していたが、今回は2手目△8四歩にカムバック。 棒銀対策は自分の元々の将棋に馴染ませておきたかった。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 15/14 ノード数 140563 評価値 51 読み筋 ▲2四歩(25) △同 歩(23) ▲同 飛(28) △2三歩打 ▲2六飛(24) △7二銀(71) ▲5八玉(59) △4二玉(51) ▲3八銀(39) △3四歩(33) ▲7六歩(77) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) 7 2四歩(25) ( 0:01/00:00:12) *▲3八銀から飛車先交換を保留し、後手の応手に合わせて柔軟に指していくのが現代調だが、本譜は昔ながらの**相掛かり**に。 「飛車先の歩交換三つの得あり」という格言も最近は聞かなくなった。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 13/17 ノード数 120481 評価値 26 読み筋 △同 歩(23) ▲同 飛(28) △2三歩打 ▲2六飛(24) △4二玉(51) ▲5八玉(59) △7二銀(71) ▲7六歩(77) △3四歩(33) ▲2四歩打 △同 歩(23) ▲同 飛(26) △1四歩(13) ▲3四飛(24) △8六歩(85) 8 2四歩(23) ( 0:01/00:00:03) *先手相掛かりは言わずと知れたアカサビ5級の得意戦法。 対するこちらも後手相掛かりはTwitter棋戦で7勝1敗と好成績。今期指す順を除いて直近の棋戦であるゆかなか竜王戦では四段にも一発入れることができ自信に繋がった(https://note.com/sanaga_ambition/n/na6a2c7e8c55c)。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 11/16 ノード数 126009 評価値 -1 読み筋 ▲同 飛(28) △2三歩打 ▲2六飛(24) △4二玉(51) ▲7六歩(77) △3四歩(33) ▲5八玉(59) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲3六飛(26) △8二飛(86) ▲3四飛(36) △7二銀(71) 9 2四飛(28) ( 0:01/00:00:13) *互いの得意戦法がぶつかる本局。 面白い対局になりそうだ。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 11/17 ノード数 128595 評価値 34 読み筋 △2三歩打 ▲2八飛(24) 10 2三歩打 ( 0:02/00:00:05) *放っておくと▲2三歩があるのでこれを防ぐが、代えて△1四歩として▲2三歩には△1三角を用意する受け方もある。 △2三歩は対引き飛車のときに損のない一手。 △1四歩は対浮き飛車のときに2筋に歩を使っていないのが得になることがあり、逆に引き飛車にされたときは結局△2三歩と受ける必要があり△1四歩が余分な一手になり得る一長一短の手。 本譜はそもそも棒銀対策が主眼なのもあって△2三歩。別に浮き飛車にされたとしてもマイナスの手ではない。 野良では以前は△1四歩派だったが無難に△2三歩に切り替えようと思いはじめている。△1四歩からハマってくれる棋力帯はもう抜けた気がする。 *解析 時間 00:00.1 深さ 11/12 ノード数 134530 評価値 107 読み筋 ▲2八飛(24) △7二銀(71) ▲3八銀(39) △1四歩(13) ▲4六歩(47) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲9六歩(97) △8二飛(86) ▲8七歩打 △6四歩(63) 11 2八飛(24) ( 0:01/00:00:14) *やはり引き飛車だった。 ここまで指されたら体感的には9割棒銀が来ると思って良いかも。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 10/13 ノード数 103364 評価値 100 読み筋 △7二銀(71) ▲3八銀(39) △9四歩(93) ▲9六歩(97) △3四歩(33) ▲4六歩(47) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) 12 7二銀(71) ( 0:01/00:00:06) *とはいえ決め打ちすぎるのはどうしても他の部分で損が生まれてしまう。 盤面上に現れるまでは どういう展開になっても損のないように柔軟に指していく。 この手も何でもないような手に見えて、飛車がズレたときに▲8二歩などの手が生じる可能性がある。 本局勝つことだけを考えて棒銀を決め打ちするなら△7二銀を保留して52玉94歩型を急いだ方が良いかもしれない。 ただそうなると例えば本譜7手目▲2四歩に代えて▲3八銀と指されて△7二銀としてから▲2四歩とされたときと合流しなくなる。 2手目△8四歩と「本来の将棋」に戻したからには「本来の将棋」に活きる手を指していきたい。 そのためにも普遍的な指し手を目指している。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 12/18 ノード数 114433 評価値 122 読み筋 ▲3八銀(39) △9四歩(93) ▲9六歩(97) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲8七歩打 △8四飛(86) ▲4六歩(47) △3四歩(33) ▲4七銀(38) 13 3八銀(39) ( 0:06/00:00:20) *棒銀するなら銀の位置はこう。 現代調の将棋においては玉がスルスルと右側に逃げたときに片美濃を形成していることも多く、むしろ守り駒というポジションにもなり得る。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 12/16 ノード数 114627 評価値 97 読み筋 △9四歩(93) ▲9六歩(97) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲4六歩(47) △1四歩(13) ▲4七銀(38) △8二飛(86) ▲8七歩打 △3四歩(33) ▲3六銀(47) △8六歩打 ▲同 歩(87) 14 5二玉(51) ( 0:01/00:00:07) *ここは色々な指し手があるところだが本局はコレ。 棒銀以外の相掛かりに進んだとしてもかなり損の少ない手。 先手に桂馬を跳ばれたときに53の地点を先受けしている意味もあり、本局そうなる変化も想定の一つだった。 *解析 時間 00:00.1 深さ 11/13 ノード数 112697 評価値 156 読み筋 ▲4六歩(47) △7四歩(73) ▲7六歩(77) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲4七銀(38) △7三桂(81) ▲9六歩(97) △7六飛(86) 15 2七銀(38) ( 0:01/00:00:21) ***「棒銀を信じよ」** とはアカサビ5級の今期指す順の意気込みコメント。 深い信頼の果てに今日ここまで来たのだろう。 私も私の将棋を信じているぞ *解析 時間 00:00.1 深さ 13/20 ノード数 123210 評価値 26 読み筋 △3四歩(33) 16 8六歩(85) ( 0:01/00:00:08) *先手の引き飛車棒銀が確定してから後手の飛車先交換。 相手の態度に合わせて後出しできるのが飛車先歩交換保留の「四つ目の得」(佐々木大地七段風に) *解析 時間 00:00.1 深さ 14/17 ノード数 131099 評価値 28 読み筋 ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲8七歩打 △8四飛(86) ▲3六銀(27) △3四歩(33) ▲9六歩(97) △9四歩(93) ▲7六歩(77) △7四歩(73) ▲4六歩(47) △7五歩(74) ▲2二角成(88) △同 銀(31) 17 8六歩(87) ( 0:01/00:00:22) *順調に想定局面③へ進んでいく。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 12/20 ノード数 141115 評価値 74 読み筋 △同 飛(82) ▲8七歩打 18 8六飛(82) ( 0:01/00:00:09) *相掛かりは手が広く対策しにくい印象があるが、綺麗な将棋・パターン化された将棋は対策しやすい。 だがメジャー戦法の場合、対策の対策が用意されていることも少なくない。 「棒銀 対策」でググれば相掛かり棒銀の対策は無数に出てくるが、そんなものは相掛かり棒銀プレイヤーにとっては想定内 あるいは経験済みだろう。 「ソフトで対策を考えると人間の個性が失われる」と良く言われるが、メジャー戦法には 見たこともないような且つ有力な対策が求められ、そこにプレイヤーの個性が出ると思う。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 15/19 ノード数 116424 評価値 50 読み筋 ▲8七歩打 △8五飛(86) ▲7六歩(77) △3四歩(33) ▲9六歩(97) △7四歩(73) ▲6六角(88) △7五歩(74) ▲同 歩(76) △6六角(22) ▲同 歩(67) △7五飛(85) 19 8七歩打 ( 0:01/00:00:23) *ここも10手目△2三歩のコメントに記したようなことからここも▲8七歩の一択ではない。 ただ先ほどと状況が違うのは、先手はもう棒銀を決めてしまっており 後手は△5二玉と上部を先に受けている。 このようなことから考えて▲8七歩が一番普通で、仮に▲9六歩や▲7六歩で保留したとしても結局いずれ▲8七歩と打つケースがほとんどだ。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/17 ノード数 105699 評価値 61 読み筋 △8四飛(86) ▲3六銀(27) 20 8四飛(86) ( 0:01/00:00:10) *先手の引き飛車棒銀を**見てから後出し**で浮き飛車に構える。 棒銀にはひとまずこの位置に飛車を設置するのが良い。 この形から先手の銀の進出に合わせて△3四歩→△3五歩→△3六歩の手筋が棒銀へのガードと反撃を兼ねていることもあり、33角22銀型からこの手をメインに構想する対策もある。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 12/17 ノード数 122907 評価値 47 読み筋 ▲9六歩(97) △7四歩(73) ▲7六歩(77) △3四歩(33) ▲6六角(88) △同 角(22) ▲同 歩(67) △5五角打 ▲7七金(78) △2二銀(31) ▲8八銀(79) 21 3六銀(27) ( 0:01/00:00:24) *これでも原始棒銀と言ったり、▲2六銀が原始棒銀で▲3六銀は広義のUFO銀と言われたりとこの辺りのことはよくわからない。 とにかく棒銀調ではあるが、場合によっては▲4六歩から腰掛け銀に移行する手もある。 そんなときに後手の駒組みはかなり自然なものになっている。これが普遍的な手を指す利である。 *解析 時間 00:00.1 深さ 13/25 ノード数 125451 評価値 3 読み筋 △3四歩(33) 22 3四歩(33) ( 0:01/00:00:11) ***銀が4段目**(6段目?)**まで来たら△3四歩**。 次に▲2五銀は△3五歩で▲2四歩△同歩▲同銀△3六歩が好手順。これが20手目△8四飛のコメントで少し触れた手筋である。 以下①▲2三銀成には△4四角。▲3二成銀にちょうど二歩あるので△2七歩▲同飛△2六歩で飛車が止まり更に32の成銀取りは残っている。 ②▲3六同歩には△5五角で、飛車を横に逃げると△2四飛と銀を取られるので例えば▲2五飛に△1九角成として、ここで取った香車が大きい。以下▲2四銀成△同金▲同飛成は**△2二香**で飛車の横利きと合わせてピッタリ龍が死んでいる。なので▲2四銀に代えて▲7六歩くらいだが△2二銀で後手優勢。 これは覚えておいて損のない変化。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 13/19 ノード数 138003 評価値 45 読み筋 ▲7六歩(77) 23 7六歩(77) ( 0:07/00:00:31) *流石棒銀党、この辺りはわかっている。 前述の変化は△4四角、△5五角と角を好位置出るのがキーだったがそれに▲同角を用意している。 一応ここから例えば△9四歩(手待ち)に▲2五銀でも後手やれるようだが、その変化は個人的にあまり好みではない。 形勢としては後手良しのようなので気になる方は各自で検討してみてほしい。「あーこういう感じね」となると思う。「こういう将棋好き!」と感じる方はこれを武器にするとだいぶ強い気がする。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 12/17 ノード数 131681 評価値 60 読み筋 △7四歩(73) ▲4六歩(47) △7三銀(72) ▲4五銀(36) △7五歩(74) ▲同 歩(76) △3五歩(34) ▲1六歩(17) △7二金(61) ▲6六歩(67) △3三桂(21) 24 8六歩打 ( 0:01/00:00:12) *そこで**再び△8六歩から飛車を動かすのが用意の作戦**。 お互いに角道が開いたことを利用して激しい戦いへ持っていこうとしている。 一手間違えたら終わるアンバランスな将棋は研究が勝ちに直結しやすい。 *解析 時間 00:00.1 深さ 11/12 ノード数 134250 評価値 -26 読み筋 ▲同 歩(87) △同 飛(84) 25 8六歩(87) ( 1:16/00:01:47) *ここまでお互いにほぼノータイムで指してきたが24手目△8六歩を見て初めてアカサビ5級の手が止まる。 こちらの土俵に引き摺り込めただろうか。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 11/17 ノード数 134119 評価値 -1 読み筋 △同 飛(84) 26 8六飛(84) ( 0:02/00:00:14) *ここまでの双方の消費時間は☗1分47秒vs☖0分14秒 お互い指した手は13手ずつなのでこちらは毎手ほぼ1秒で指している計算。 せっかく研究したのだからその分最低限時間のリードはほしい。 依然として想定局面③へのレール上だ。 このまま時間・形勢共に突き放していくのが理想。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 10/14 ノード数 134936 評価値 26 読み筋 ▲6八玉(59) 27 6八玉(59) ( 0:39/00:02:26) *代えて▲8七歩△7六飛で想定局面③と同一局面だった。 横歩を取らせる▲8七歩は指しにくかったか。 ちなみにここで▲2五銀という攻撃的な手もあり、これは事前準備の範囲内で乱戦に突入し、互角ながら特に先手はまとめるのが大変な局面になる。 具体的な手順は対局相手のアカサビ5級と感想戦に付き合ってくれたnaokiさんと兜さんにサービスとして……というよりも感想戦で横歩の話になったので、横歩を取れない変化の例として披露しました。 夜遅くまでありがとうね。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 12/15 ノード数 139360 評価値 -63 読み筋 △7四歩(73) ▲9六歩(97) △7三桂(81) ▲2二角成(88) △同 銀(31) ▲8八銀(79) △7六飛(86) ▲8七銀(88) △3六飛(76) ▲同 歩(37) 28 9四歩(93) ( 0:09/00:00:23) *地味なようで相掛かりにおいては重要な意味を持つ手。 横歩を取ったときの▲8二歩に△9三桂を用意している。 ▲8七歩と8筋に歩を使われず、▲8二歩の筋が残っているからこそ必要な手。 つまりこの手の意味するところは「次 横歩を取りますよ」である。 *解析 時間 00:00.1 深さ 10/16 ノード数 130046 評価値 -64 読み筋 ▲2二角成(88) △同 銀(31) 29 5八金(49) ( 0:49/00:03:15) *角交換した後カブト囲いのような形になるのが先手の理想か。 固さ重視の先手とバランス型の後手の対比が面白い。 *解析 時間 00:00.1 深さ 11/16 ノード数 136836 評価値 -42 読み筋 △7六飛(86) ▲7七角(88) △7四飛(76) ▲8八銀(79) △8四飛(74) ▲4六歩(47) △7四歩(73) ▲8七銀(88) △7七角成(22) ▲同 桂(89) △8六歩打 ▲7六銀(87) 30 7六飛(86) ( 1:29/00:01:52) *前手▲5八金で研究から外れたが、これは横歩を取っても問題ないと判断した。 ここは一度踏み出すと引き返せないので1分半の考慮でじっくり判断して指す。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 13/20 ノード数 156779 評価値 -46 読み筋 ▲7七角(88) △7四飛(76) ▲8八銀(79) △8四飛(74) ▲9六歩(97) △7四歩(73) ▲8六歩打 △7五歩(74) ▲8七銀(88) △7四飛(84) ▲2二角成(77) △同 銀(31) ▲4六歩(47) △8四飛(74) ▲4七銀(36) △7三銀(72) 31 2五銀(36) ( 2:55/00:06:10) *約3分の長考の末に▲2五銀から遂に棒銀始動! *解析 時間 00:00.1 深さ 10/16 ノード数 132020 評価値 -264 読み筋 △7四飛(76) ▲8三歩打 32 7四飛(76) ( 0:31/00:02:23) *棒銀には浮き飛車で受けるのが基本。 さて想定局面③と現在の先手陣で違うところは、 【1】▲8七歩が打たれていない 【2】68玉型 【3】右金が58にいる である。 これを利用して手を作っていきたい。 事前研究は外れたら終わりと思われがちだが、こういう考え方が出来るのが研究の本来の強み。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 13/16 ノード数 166510 評価値 -120 読み筋 ▲8三歩打 △8四飛(74) ▲8二歩成(83) △同 飛(84) ▲3四銀(25) △8七歩打 ▲7七角(88) △同 角成(22) ▲同 桂(89) △2二銀(31) 33 2四歩打 ( 0:46/00:06:56) *いよいよ局面が動く 棒銀は軽快に見えて意外と攻めが重い(重い分決まれば強烈なので咎め方がわからない初心者帯では特に猛威を奮っている)。 下手に対応せず、相手の棒銀の前にこちらから攻めていけば優位に立てることも多い。 これは対角換わり棒銀においても言えることである。 さて角道が開いているので前述の△3五歩→△3六歩ルートは使えない。 ここで前述の先手陣の特徴を考えて、そのマイナス面を引き出すような手を指せれば良い。 *解析 時間 00:00.1 深さ 13/16 ノード数 144709 評価値 -438 読み筋 △同 歩(23) ▲同 銀(25) 34 8七歩打 ( 3:08/00:05:31) *その取っ掛かりが△8七歩。 【1】▲8七歩が打たれていない を逆手に取っている。 取る手はかなり危なく、取られなくても拠点が残るので打ち得だと思って指した。 浮かんだときは「めっちゃ良い手じゃん……!」と思っていた ……が実はこの手は疑問手らしく評価値は若干先手に振れていた。 以下▲7七角に対局中は△同角▲同桂△2二銀を読んでいて、感想戦では①▲8二角が検討されたが△8八角▲同銀△同歩成▲同金△8四飛の角金両取りで後手良しという結論だった。 しかし局後分析してみると②▲2三歩成△同銀▲8三歩という手があり、こう進むと後手が困っていた。次の▲8二歩成が受けにくく、△8三同銀は▲5六角、△8四飛は▲6六角がある(▲2三歩成△同銀を入れた効果としてこれが飛車香両取りになっている)。 では後手は△8七歩に代えてどうするべきだったのか? それをnoteの方で深く分析検討してみたので是非ご覧下さい。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/18 ノード数 155156 評価値 70 読み筋 ▲2二角成(88) 35 8七金(78) ( 3:41/00:10:37) *前手△8七歩は3分08秒考えて指したが、ここでアカサビ5級は3分41秒考えて堂々と▲同金! 相当危ないと思ったけど、マジですか…しかも対局後すぐに表示される24棋譜分析ではこれが最善手だった。マジですか……。 これはもう止まれないぞ *解析 時間 00:00.1 深さ 11/16 ノード数 131604 評価値 -220 読み筋 △2四歩(23) ▲3六銀(25) 36 2四歩(23) ( 0:02/00:05:33) *ここまでの双方の消費時間は☗10分37秒vs☖5分33秒 5分近く差がついているのは秒読み将棋とはいえ大きい。 30手台にしてこの時間の減り方は急戦ならでは。 一手一手の価値が重い。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 14/25 ノード数 162042 評価値 -350 読み筋 △8八角成(22) ▲同 金(87) 37 2四銀(25) ( 1:08/00:11:45) *流石に▲同銀と取りたいところだが、代えて▲3六銀という落ち着いた一手もあった。 以下ソフトの推奨手は△3五歩▲同銀△3八歩。ヤバすぎる。▲同飛に△8八角成▲同金△2七角▲2八飛△4九角成で▲2四銀には△2七歩がある。更に△3八歩→△4九歩成という手も狙っている。全然見えません。 実戦で▲3六銀とされたら△2三金▲2二角成△同銀……のように進んで第二ラウンドだったと思う。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 14/25 ノード数 162042 評価値 -350 読み筋 △8八角成(22) ▲同 金(87) 38 2七歩打 ( 0:03/00:05:36) *36手目△2四歩から歩を除去したことでここに歩が叩ける。 *解析 時間 00:00.1 深さ 11/21 ノード数 125575 評価値 -587 読み筋 ▲同 飛(28) △8八角成(22) 39 2七飛(28) ( 1:28/00:13:13) *ここまで先手は一手一手長考が続いている。 後手は先手の考慮時間中に読みを入れることができるので、わかりやすい進行であれば少ない消費時間で指し進められる。そうして更に時間差が開いていく。 これは良いリズム。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 14/22 ノード数 149972 評価値 -536 読み筋 △8八角成(22) ▲同 金(87) △4九角打 ▲2八飛(27) △2六歩打 ▲1六角打 △同 角成(49) ▲同 歩(17) △4九角打 ▲3六角打 △7九飛成(74) ▲同 玉(68) 40 8八角成(22) ( 0:06/00:05:42) *飛車を浮かせてから角交換。 この作戦は陣形がしっかりしていて後手から積極的に動いていける変化が多いので気分が良い。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 13/25 ノード数 139180 評価値 -597 読み筋 ▲同 金(87) △4九角打 ▲2八飛(27) △2六歩打 ▲4八飛(28) △5八角成(49) ▲同 飛(48) △4四飛(74) ▲3六角打 △2七歩成(26) ▲同 角(36) △4七飛成(44) ▲2八飛(58) △2六歩打 ▲3六角(27) △4九龍(47) ▲7八玉(68) △2七歩成(26) ▲同 角(36) △3九龍(49) 41 8八金(87) ( 2:31/00:15:44) *代えて▲8八同銀は△4九角▲2八飛△5八金で、▲同玉なら△7八飛成があるので▲同飛が自然だが△7八金の王手から後手陣を荒らしていける。 この△7八金が王手になるのは【2】68玉型 を咎めているという見方も出来る。 そしてこの手でアカサビ5級は**秒読み**に突入。 対してこちらの消費時間は5分42秒で、まだ秒読みまで10分ほど残している状態。 ここから一気の勝負になればそう手数は伸びないだろう。 相手に合わせてこちらもここらで時間を投入しても良いかもしれない。 斬り合いになったがマズイとすれば、ここで踏みとどまれればまだ間に合う。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 14/23 ノード数 173035 評価値 -518 読み筋 △4九角打 ▲2八飛(27) △2六歩打 ▲1六角打 △同 角成(49) ▲同 歩(17) △4九角打 ▲4八飛(28) △5八角成(49) ▲同 飛(48) △4四飛(74) ▲4八飛(58) △2七歩成(26) ▲7七玉(68) △3八と(27) ▲同 飛(48) △4七飛成(44) ▲2八飛(38) △4九龍(47) 42 7九飛成(74) ( 4:21/00:10:03) *4分21秒の長考。 元々▲8八同金の場合はこうやるつもりだったが改めて本当にいけるか読み直した。時間が勝敗に直結する切れ負け将棋なら数秒考えて指していたかもしれない。 秒読みルールで時間的優位に立つとこういう贅沢な使い方も出来る。 終盤また混戦になる可能性も考慮して5分程度は残しておいた。 *解析 時間 00:00.1 深さ 13/22 ノード数 156264 評価値 -276 読み筋 ▲同 玉(68) △4九角打 43 7九玉(68) ( 0:55/00:16:39) *合法手は一つだが秒読み55秒で指す。 この間に先の展開まで読んでいるのだろう。 時間の使い方はプレイヤーの個性が出るところ。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 13/18 ノード数 153640 評価値 -421 読み筋 △4九角打 ▲2八飛(27) △3九銀打 ▲5九金(58) △2八銀(39) ▲4九金(59) △1九銀成(28) ▲8二飛打 △7一金(61) ▲8七飛成(82) △2九成銀(19) ▲2二歩打 △同 銀(31) ▲2三歩打 △3一銀(22) 44 4九角打 ( 0:01/00:10:04) *【3】右金が58にいる を咎めた一手。堅い陣形は駒が密集する分 隙を作りやすい。 *解析 時間 00:00.1 深さ 13/18 ノード数 162696 評価値 63 読み筋 ▲2八飛(27) △3九銀打 45 2八飛(27) ( 0:56/00:17:35) *飛車金両取りを同時に受ける。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 13/19 ノード数 166061 評価値 -547 読み筋 △3九銀打 ▲1八飛(28) 46 2七銀打 ( 0:12/00:10:16) *経験則としてこう指す手しか読んでいなかったが代えて△3九銀が正着。 上部を塞がすとも、どのみち飛車は縦に逃げられない(金が取られるので)。 *解析 時間 00:00.1 深さ 14/22 ノード数 169033 評価値 -88 読み筋 ▲4八飛(28) △3八銀成(27) ▲4九飛(48) △同 成銀(38) ▲2六飛打 △3八飛打 ▲6八金(58) △5九成銀(49) ▲2三銀成(24) △5八成銀(59) ▲同 金(68) 47 2七飛(28) ( 0:57/00:18:32) *代えて▲4八飛なら△3八角成▲同飛△3八銀不成を読んでいたがその局面の形勢は互角になってしまっていた。 形は後手の方が良いが強い駒を渡してしまっているのでそこがどうかという勝負。 本譜は銀を取りつつ馬を追いやる進行を選んできた。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/15 ノード数 130211 評価値 -1695 読み筋 △同 角成(49) ▲5九飛打 △2八飛打 ▲8二歩打 △9三桂(81) ▲8一歩成(82) △同 銀(72) ▲7四歩打 △同 歩(73) ▲7三角打 △4九馬(27) ▲同 飛(59) △5八飛成(28) 48 2七角成(49) ( 0:11/00:10:27) *ここは流石に飛車を取る。 代えて△5八角成は一瞬詰めろになるが▲6九銀と受けられるくらいでも後手不満。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 10/18 ノード数 142989 評価値 -1858 読み筋 ▲5九飛打 △2八飛打 ▲7八金(88) △8七歩打 ▲7七角打 △3八馬(27) ▲8三歩打 △同 銀(72) ▲8二歩打 △9三桂(81) ▲1一角成(77) △2四飛成(28) ▲5五馬(11) △2九馬(38) ▲8一歩成(82) 49 7八玉(79) ( 0:55/00:19:27) *ここで陣形整備は大人だ。 上部への脱出も狙っているか。 *解析 時間 00:00.1 深さ 102/13 ノード数 222891 評価値 -2381 読み筋 △2八飛打 ▲5九飛打 △2三歩打 ▲5五角打 △2四歩(23) ▲3六歩(37) △3八飛成(28) ▲1一角成(55) △3三桂(21) ▲8二歩打 △9三桂(81) ▲6九銀打 △4八銀打 50 2八飛打 ( 0:10/00:10:37) *金と桂の両取り。 持ち駒は飛車だけだったがこうなれば攻めながら駒を補充していける。 攻めの理想的な展開。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/24 ノード数 140216 評価値 -2540 読み筋 ▲6八金(58) △2九飛成(28) ▲7七銀打 △1九龍(29) ▲8三歩打 △8四香打 ▲8二歩成(83) △8八香成(84) ▲同 玉(78) △5四馬(27) ▲8七歩打 △7六桂打 ▲同 銀(77) △同 馬(54) 51 6八金(58) ( 0:56/00:20:23) *金の方を受ける。 じゃあ桂馬を取って△7六桂を見せるか……と思っていたが、△2九飛成▲1八銀が嫌に思えてきた。この両取りを食らうと攻め駒が切れるか?? *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 11/20 ノード数 142811 評価値 -2710 読み筋 △2九飛成(28) ▲7七銀打 △1九龍(29) ▲2二歩打 △8七歩打 ▲同 玉(78) △2二銀(31) ▲2三歩打 △5四馬(27) ▲7六歩打 △8三香打 ▲8六歩打 △3一銀(22) ▲7八玉(87) 52 5四馬(27) ( 2:53/00:13:30) *ということで約3分の考慮の末一旦馬を引く。 ただ逃げただけの手ではなく、飛車が縦に利いているので銀取りになっており、また追いやられた馬を上部脱出阻止にはたらかせている。 ▲1八角の両取りはあるが△同馬▲同香で、銀のときと比べて駒損はしていないので良いとみていた。 ちなみにここでは初志貫徹の△2九飛成が最善手で、▲1八銀には△同馬▲同香△7六桂と普通に進んでそれでも攻め勝っていたようだ。 *解析 時間 00:00.1 深さ 10/16 ノード数 135499 評価値 -2421 読み筋 ▲8二歩打 △2九飛成(28) ▲7七銀打 △2四龍(29) ▲8一歩成(82) △2九龍(24) ▲8二と(81) △7九銀打 ▲7六歩打 △6八銀成(79) ▲同 銀(77) △7六馬(54) 53 2二歩打 ( 0:54/00:21:17) *悩ましい歩がくる。 取ると何かあるのか? *解析 時間 00:00.1 深さ 11/17 ノード数 144618 評価値 -3461 読み筋 △2四飛成(28) ▲1八銀打 △2八龍(24) ▲2一歩成(22) △5九銀打 ▲5八桂打 △6八銀(59) ▲同 玉(78) △1九龍(28) ▲7八金(88) △1八龍(19) ▲3一と(21) △同 金(32) 54 2二銀(31) ( 0:28/00:13:58) *取る。 *解析 時間 00:00.1 深さ 11/18 ノード数 144645 評価値 -2790 読み筋 ▲8三歩打 △2四飛成(28) ▲2七歩打 △8六歩打 ▲8二歩成(83) △8七銀打 ▲6九玉(78) △8八銀成(87) ▲7二と(82) △同 金(61) ▲4一銀打 △同 玉(52) ▲6一飛打 △5一銀打 ▲8一飛成(61) △2七龍(24) ▲5二銀打 △同 玉(41) 55 2三歩打 ( 0:56/00:22:13) *なるほど銀を近づけてこれを狙っていたのか。 △3一銀は▲2二銀と絡まれて面倒くさそう。 *解析 時間 00:00.1 深さ 13/17 ノード数 150591 評価値 -3190 読み筋 △2四飛成(28) ▲2二歩成(23) △2九龍(24) ▲6六歩(67) △2二金(32) ▲6五銀打 △7六銀打 ▲6九銀打 △8六桂打 ▲7九玉(78) △6五銀(76) ▲同 歩(66) 56 2三銀(22) ( 0:25/00:14:23) *なので根元からすっきり除去を狙う。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 14/27 ノード数 149013 評価値 -3498 読み筋 △同 飛成(28) ▲2七歩打 △8六歩打 ▲8七歩打 △2七龍(23) ▲1八角打 △8七馬(54) ▲同 金(88) △同 歩成(86) ▲同 玉(78) △8六歩打 ▲7七玉(87) △2八龍(27) ▲6九金(68) △8七歩成(86) ▲同 玉(77) △8八歩打 ▲7七銀打 △8九歩成(88) 57 2三銀成(24) ( 0:54/00:23:07) *しばらく大人しくしていた棒銀も一応銀交換には成功した。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 14/27 ノード数 149013 評価値 -3498 読み筋 △同 飛成(28) ▲2七歩打 △8六歩打 ▲8七歩打 △2七龍(23) ▲1八角打 △8七馬(54) ▲同 金(88) △同 歩成(86) ▲同 玉(78) △8六歩打 ▲7七玉(87) △2八龍(27) ▲6九金(68) △8七歩成(86) ▲同 玉(77) △8八歩打 ▲7七銀打 △8九歩成(88) 58 2三飛成(28) ( 0:03/00:14:26) *代えて△同金は後手陣に隙が生まれてしまう。 とにかく隙なく指すのがバランス型の戦い方。 元々桂馬を取って△7六桂を狙っていたので、その狙いが頓挫した訳ではない。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 11/18 ノード数 150672 評価値 -3152 読み筋 ▲4九飛打 △2八龍(23) ▲9八角打 △2七馬(54) ▲6九飛(49) △8七歩打 ▲同 角(98) △1九龍(28) ▲6五角(87) △8六歩打 ▲8二歩打 59 8二歩打 ( 0:57/00:24:04) *こっち側にも歩。72銀型の弱点だ。 それを解消するために28手目△9四歩と逃げ道を作ったのだが、今となってはむしろ逃げると▲8一銀などと絡まれてやはり面倒くさい。 かといって根元から除去ということもできない。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/21 ノード数 152921 評価値 -4506 読み筋 △2九龍(23) ▲6九飛打 △2八龍(29) ▲7七銀打 △8六歩打 ▲9六銀打 △8七銀打 ▲同 銀(96) △同 馬(54) ▲同 金(88) △同 歩成(86) ▲同 玉(78) △9五桂打 ▲9六玉(87) △7五金打 ▲7六銀打 60 2九龍(23) ( 0:04/00:14:30) *そんなときは**無視**。触らぬ神に祟りなし。 ▲8一歩成→▲8二と→▲7二と の間に寄せきれるはず。 確実な分重い攻めを速攻でいなすという展開が終盤にも。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 10/20 ノード数 142810 評価値 -4641 読み筋 ▲8七角打 △7九銀打 ▲6九銀打 △8八銀成(79) ▲同 玉(78) △7六桂打 ▲同 角(87) △同 馬(54) ▲7八銀打 △8七歩打 ▲同 銀(78) △同 馬(76) ▲同 玉(88) △7九銀打 ▲8一歩成(82) △6八銀成(79) ▲7七玉(87) △6九成銀(68) 61 7六歩打 ( 0:55/00:24:59) *「敵の打ちたいところに打て」 同時に馬の利きも遮断している。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/18 ノード数 156198 評価値 -5498 読み筋 △7九銀打 ▲6九銀打 △8八銀成(79) ▲同 玉(78) △1九龍(29) ▲8四飛打 △7五桂打 ▲5四飛(84) △同 歩(53) ▲7五歩(76) △8四香打 ▲8七角打 △同 香成(84) ▲同 玉(88) 62 7九銀打 ( 0:08/00:14:38) *が、割り打ちの銀の筋が厳しい。 銀交換で得したのはむしろ後手だったか。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/20 ノード数 165763 評価値 -4420 読み筋 ▲6九飛打 △8八銀成(79) ▲同 玉(78) △2八龍(29) ▲7八銀打 △8六歩打 ▲8一歩成(82) △7六馬(54) ▲7九桂打 △7五桂打 ▲9八銀打 △同 馬(76) ▲同 玉(88) △8七銀打 ▲同 桂(79) △同 歩成(86) ▲同 銀(78) 63 8一歩成(82) ( 0:52/00:25:51) *せっかく大駒を手にしているがそれを打ち込むスペースがないのが先手の辛いところで、後手の頼みの綱でもある。 *解析 時間 00:00.1 深さ 9/20 ノード数 175743 評価値 -6853 読み筋 △8六桂打 ▲7七玉(78) △8八銀(79) ▲同 玉(77) △8七歩打 ▲7七玉(88) △7九龍(29) ▲7八桂打 △8八歩成(87) ▲6九銀打 △7八と(88) ▲同 金(68) △8九龍(79) ▲8二と(81) △7八桂成(86) ▲同 銀(69) △6五桂打 ▲6八玉(77) 64 8八銀成(79) ( 1:13/00:15:51) *どちらを取るか読んでこちらも**秒読み**に突入。 はっきりと優勢の状態で迎える最終盤であり完璧な時間の使い方だったと思う。 *解析 時間 00:00.1 深さ 9/18 ノード数 148599 評価値 -5792 読み筋 ▲同 玉(78) △8七歩打 ▲7七玉(88) △7九龍(29) ▲7八飛打 △8九龍(79) ▲6六歩(67) △9九龍(89) ▲7九銀打 △8五桂打 ▲6七玉(77) △5五桂打 ▲5八玉(67) 65 8八玉(78) ( 0:34/00:26:25) *こちらに寄せておいて *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 11/21 ノード数 160464 評価値 -6136 読み筋 △8七歩打 ▲7七玉(88) △8九龍(29) ▲2五飛打 △9九龍(89) ▲9六角打 △9七龍(99) ▲6六玉(77) △9六龍(97) ▲6四桂打 △同 歩(63) ▲4一銀打 △6二玉(52) 66 8六歩打 ( 0:02/00:15:53) *こう! これで上部脱出を再び阻止。 ここらの攻防でわちゃわちゃしてバラして▲8七玉となったときに△8九龍を用意しているのが大きく、それが64手目に88の銀の方を取ることにした理由。 *解析 時間 00:00.1 深さ 12/20 ノード数 165772 評価値 -4658 読み筋 ▲6九銀打 △9五桂打 ▲7八銀打 △1九龍(29) ▲7九桂打 △7六馬(54) ▲7七銀打 △8七金打 ▲同 桂(79) △同 歩成(86) ▲7九玉(88) △8四香打 ▲8二飛打 △7七馬(76) ▲同 金(68) △8八銀打 ▲6八玉(79) △7七銀成(88) ▲同 銀(78) 67 6九飛打 ( 0:56/00:27:21) *根性の自陣飛車。 △同龍として飛車を持ち駒にしても上手いこと詰まないが *解析 時間 00:00.1 深さ 12/22 ノード数 162845 評価値 -5115 読み筋 △7六馬(54) ▲7八銀打 △8七金打 ▲7九玉(88) △3八龍(29) ▲9六角打 △8四桂打 ▲8七銀(78) △同 歩成(86) ▲同 角(96) △同 馬(76) ▲7八金打 △8六歩打 ▲8二と(81) 68 7六馬(54) ( 0:56/00:16:49) *ある意味これもタダ捨ての一つで自分好みの手。 *解析 ○ 時間 00:00.1 深さ 10/11 ノード数 121375 評価値 -5395 読み筋 ▲9六角打 △8七馬(76) ▲同 角(96) △同 歩成(86) ▲同 玉(88) △7五桂打 ▲7六玉(87) △6九龍(29) ▲同 金(68) △8七角打 ▲7七玉(76) 69 2九飛(69) ( 0:13/00:27:34) *龍を手にするが…… *解析 時間 00:00.0 深さ 8/4 ノード数 1476 評価値 -詰 3 読み筋 △8七馬(76) ▲7九玉(88) △8八金打 70 8七馬(76) ( 0:02/00:16:51) *馬から入るのがピッタリ。 ちょうど69の逃走ルートを塞いでいる。 *解析 ○ 時間 00:00.0 深さ 6/3 ノード数 12 評価値 -詰 2 読み筋 ▲7九玉(88) △8八金打 71 投了 ( 0:07/00:27:41) まで70手で後手の勝ち