開始日時:2021/08/09 22:00:11 棋戦:R対局 持ち時間15分 手合割:平手 先手:392aoma710(1193) 後手:paul0727(1378) 手数----指手---------消費時間-- *第6期指す将順位戦B級2組5回戦 あおま対ポールさん ポールさんはここまで全勝、 そしてレートもかなり上なので 今局はしっかり対策して臨んだ。 1 2六歩(27) ( 0:05/00:00:05) *あおま(3勝1敗) オールラウンダー(のつもり) レート差から先手番を引く確率は高いと思っていた。 ポールさんは振り飛車党なので飛車先を突く。 2 3四歩(33) ( 0:03/00:00:03) *ポールさん(4勝0敗) 振り飛車党 主にノーマル三間を使用。 ここまでの成績及びレートを鑑みて、 無策では負けると思っていた。 幸いにもポールさんは24に棋譜を 残しているので対策ができた。 3 7六歩(77) ( 0:02/00:00:07) *まず、ポールさんの棋譜を見ると ノーマル三間がメインで 石田流にはあまり組まない事がわかった。 また、駒組はじっくりいくようで 自ら急戦などを仕掛ける事も少なそうだ。 4 4四歩(43) ( 0:02/00:00:05) *また、持久戦模様になった時も 三間飛車藤井システムや穴熊にせずに 美濃囲いで迎え撃つケースが 多いように感じる。 5 2五歩(26) ( 0:01/00:00:08) *以上からポールさん対策として 徹底的に固くして、固さを活かして勝つ方針で いこうと思った。 6 3三角(22) ( 0:01/00:00:06) *駒組のじっくりさからして穴熊には 組ませて貰えると感じていたが、 万が一もあるので 松尾流穴熊ではなく、 左美濃→銀冠→銀冠穴熊と段階を上げながら 組む形を目指していく。 参考図書として池永先生の一直線銀冠を ベースに勉強した。 7 4八銀(39) ( 0:01/00:00:09) 8 3二飛(82) ( 0:03/00:00:09) *予定通りのノーマル三間。 9 6八玉(59) ( 0:01/00:00:10) 10 4二銀(31) ( 0:16/00:00:25) 11 7八銀(79) ( 0:04/00:00:14) 12 6二玉(51) ( 0:13/00:00:38) 13 7九玉(68) ( 0:01/00:00:15) *左美濃に組んでいく。 14 9四歩(93) ( 0:18/00:00:56) 15 9六歩(97) ( 0:03/00:00:18) 16 7二銀(71) ( 0:01/00:00:57) 17 5八金(49) ( 0:02/00:00:20) 18 7一玉(62) ( 0:02/00:00:59) *△7一玉で三間飛車藤井システムは来ない。 この手で銀冠穴熊まではほぼ確定。 19 7七角(88) ( 0:01/00:00:21) 20 5二金(41) ( 0:29/00:01:28) 21 8八玉(79) ( 0:03/00:00:24) 22 5四歩(53) ( 0:42/00:02:10) *△5三銀型を目指す手。 △5三銀型は棋譜ではあまり拝見しなかったが、 相手が持久戦模様なので当然か。 後手の角頭が薄くなるのでうまく捌きたい所。 23 8六歩(87) ( 0:06/00:00:30) *銀冠に組み替え。 24 5三銀(42) ( 0:43/00:02:53) 25 8七銀(78) ( 0:03/00:00:33) 26 8二玉(71) ( 0:51/00:03:44) 27 7八金(69) ( 0:03/00:00:36) *銀冠完成。 28 6四歩(63) ( 0:09/00:03:53) 29 6八金(58) ( 0:05/00:00:41) 30 7四歩(73) ( 0:10/00:04:03) 31 9八香(99) ( 0:06/00:00:47) 32 3五歩(34) ( 0:12/00:04:15) *穴熊への組替えを見て、後手が石田流へ。 石田流の棋譜はなかったのでこれは想定外。 だが、安易に穴熊に組ませる事は普通しないので 想定しておくべきだった。 ここはこの戦法をやり始めて日が浅い経験の薄さが 顕著に出てしまった。 33 4六歩(47) ( 0:52/00:01:39) *潜るのを放置して▲4七銀と出る準備。 34 5一角(33) ( 0:06/00:04:21) *角の展開。 7三の地点から覗かれるのは厄介。 35 4七銀(48) ( 0:04/00:01:43) *これですぐに潰されることはなさそう。 先ずは銀冠穴熊を完成させたい。 36 3四飛(32) ( 1:12/00:05:33) 37 9九玉(88) ( 0:14/00:01:57) 38 7三角(51) ( 0:41/00:06:14) 39 2六飛(28) ( 0:33/00:02:30) *ここは悩んだが、穴熊より受ける手を優先。 この辺りからよく分からなくなっていた。 対石田流はないと勉強しなかったせいだ。 悔やまれる。 40 6五歩(64) ( 1:06/00:07:20) *角道が通った。 41 8八金(78) ( 2:05/00:04:35) *開戦しそうなので穴熊完成を急ぐ。 42 3三桂(21) ( 0:10/00:07:30) *桂馬を跳ねる前に▲4五歩もしたかったが…。 こうなると後手は理想形に近い。 43 7八金(68) ( 0:16/00:04:51) 44 6三金(52) ( 0:59/00:08:29) 45 5六歩(57) ( 0:55/00:05:46) *△4五歩と突かれた所で▲5五歩とする狙いだった。 △8四角を完全にうっかりした悪手。 代えて▲5六銀や▲1六歩で手待ちする方がよかった。 手待ちするなら▲1六歩~▲1七香はしたかった。 後に大駒を成りこまれた際に桂香を連続で拾われるのを防ぐ役目もあった。 46 8四角(73) ( 0:35/00:09:04) *ここでは角成を防ぐのは無理。 最初からこの認識であればまた違ったのだが…。 変に角成を防ごうとしてしまい余計な手を指してしまった。 47 6六歩(67) ( 2:00/00:07:46) *角道を止める一手。 48 6六歩(65) ( 1:43/00:10:47) 49 8五歩(86) ( 0:03/00:07:49) *これで角が7三に下がると思っていた。 50 9三角(84) ( 0:11/00:10:58) *そうか、そっち引けるんだった!! なんという凡ミス。 ここで角成が防げない事にやっと気付く。 ▲9五歩と突いても△6七歩成から馬を作られた挙句、逆用される未来しか浮かばない。 しかもここで▲8五歩をしたことによって生まれた8六のスペースを後手に使われて穴熊崩壊させられるという凡ミスから生まれた大悪手だった…。 51 5八銀(47) ( 2:38/00:10:27) *非常手段。 馬が出来れば銀は取られるので、 △6七歩成りを受けつつ、自陣に戻す。 52 6七歩成(66) ( 0:06/00:11:04) 53 6七銀(58) ( 0:03/00:10:30) 54 5七角成(93) ( 0:01/00:11:05) *馬が作られてしまった。 ※感想戦にて 馬は出来たものの使いにくかったとの事。 たしかに言われてみればそうかもしれない。 状況を悲観しすぎたかも。 ただ、こちらの大駒が捌けてないのは事実なので 完封されそうで焦っていた。 ここからその焦りが手に出る。 55 6六角(77) ( 0:05/00:10:35) *大駒を捌かなければ勝機はないと思った。 56 4七馬(57) ( 0:18/00:11:23) 57 5五歩(56) ( 5:07/00:15:42) *代えて▲6五歩~▲7七角~▲8六角も考えたが、 飛車が捌けないような気がした。 徹底的に持久戦ならこの方がよかったか。 本譜は角を捨てて飛車を取りに行った。 58 5五歩(54) ( 0:46/00:12:09) 59 5五角(66) ( 0:06/00:15:48) 60 6四銀(53) ( 0:01/00:12:10) *代えて△7三桂馬なら打つ手なしで耐える方針にシフトしてたと思う。 61 6四角(55) ( 0:05/00:15:53) *銀が手に入ったので飛車取りが確定。 だが、後手にも飛車を渡す展開になるので 玉形差を活かしたい。 62 6四金(63) ( 0:01/00:12:11) 63 2四歩(25) ( 0:00/00:15:53) *飛車を動けなくする。 64 2四歩(23) ( 0:44/00:12:55) 65 4三銀打 ( 0:03/00:15:56) *後はどちらの攻めが早いか。 形勢はやや悪いとみていた。 66 2五歩(24) ( 0:00/00:12:55) 67 3四銀(43) ( 0:08/00:16:04) 68 2六歩(25) ( 0:04/00:12:59) 69 6二歩打 ( 0:29/00:16:33) *叩いて美濃囲いを崩す。 70 6二金(61) ( 0:22/00:13:21) 71 3二飛打 ( 0:03/00:16:36) *△6一歩で何も出来なくなるので 代えて▲4一飛だった。 ~▲4四飛成で歩を補充から金取りにあてる、 もしくは~▲1一飛成で香車取りから▲6六香だった。 本譜のような取り合えず打ちました的な手は本当にダメ。 72 6一歩打 ( 0:28/00:13:49) 73 3三銀(34) ( 0:15/00:16:51) 74 6九飛打 ( 0:28/00:14:17) 75 7九桂打 ( 0:52/00:17:43) *正直、敗着レベルのミス。 金底に打つことで守備強化&銀取りを防ぐと思っていた。 銀には紐がついてるじゃないか…。 銀冠穴熊が指しなれてない証拠、急所がわかってない。 次の△2九飛成で桂損。 さらに戦力不足。 感想戦にてポールさんが どういう意図ですか?と困惑しながら聞いてこられたのが忘れなれない。 この場面では代えて▲5三歩と垂らせばよかった。 △5一歩に対しては▲3一飛成で歩の補充か香車が取れる。 76 5六歩打 ( 1:29/00:15:46) 77 5八歩打 ( 0:28/00:18:11) 78 2九飛成(69) ( 0:05/00:15:51) 79 4四銀成(33) ( 0:39/00:18:50) *戦力不足なので歩の補充。 これでは攻めが遅いが、代案も浮かばず。 ▲1八香として龍の利きをずらすくらいか。 80 1九龍(29) ( 0:49/00:16:40) *駒損が拡大。 小駒を取られる将棋は負け将棋。 81 4三成銀(44) ( 0:56/00:19:46) 82 6三金(64) ( 0:55/00:17:35) 83 5二成銀(43) ( 0:08/00:19:54) *△同金▲同飛成△同金で弾かれる。 先に▲6四歩を入れるべきだった。 84 5二金(62) ( 0:21/00:17:56) 85 5二飛成(32) ( 0:22/00:20:16) 86 6二金(63) ( 0:13/00:18:09) 87 5一龍(52) ( 0:27/00:20:43) 88 6三香打 ( 0:13/00:18:22) 89 6六歩打 ( 0:06/00:20:49) 90 5九龍(19) ( 0:18/00:18:40) 91 5六銀(67) ( 0:56/00:21:45) *歩の補充かつ馬取り。 この手は得かと思ったが… 92 4六馬(47) ( 0:19/00:18:59) 93 5七金打 ( 0:55/00:22:40) *金を投入は失敗。 ▲4七歩でよかったか。 94 7三馬(46) ( 0:47/00:19:46) 95 4三歩打 ( 0:28/00:23:08) *と金を作るしか戦力を増やせない。 しかし、遅い。 96 6八銀打 ( 0:28/00:20:14) 97 6八金(78) ( 0:42/00:23:50) 98 6八龍(59) ( 0:02/00:20:16) 99 7八金(88) ( 0:01/00:23:51) 100 6九龍(68) ( 0:18/00:20:34) 101 4二歩成(43) ( 0:41/00:24:32) *失着。 △8六桂を見落とし。 8六を埋めるか、▲6七銀引としなければならなかった。 102 8六桂打 ( 0:03/00:20:37) 103 8八玉(99) ( 0:56/00:25:28) *玉を上がって受けたが、 ここでも▲6七銀引だった。 △9九角が激痛。 104 7八桂成(86) ( 0:56/00:21:33) 105 7八銀(87) ( 0:02/00:25:30) 106 9九角打 ( 0:36/00:22:09) *これはもう寄り筋。 107 9九玉(88) ( 0:56/00:26:26) 108 7九龍(69) ( 0:43/00:22:52) 109 7七角打 ( 0:50/00:27:16) 110 7八龍(79) ( 0:50/00:23:42) 111 8八銀打 ( 0:52/00:28:08) 112 7九金打 ( 0:04/00:23:46) *これで受けなし。 113 投了 ( 0:53/00:29:01) まで112手で後手の勝ち