先手:先手 とよし(うまぴょい) 後手:後手 あおま 手数----指手---------消費時間-- *第6期指す将順位戦B級2組1回戦 先手とよし(うまぴょい)さん 後手あおま 今期も開幕を迎えた。 前期は順位差で入替戦に回り、 そこで敗れ昇級出来なかったので 今期は昇級したい…という気持ちはなく。 残留できればいいなくらいの気持ちで臨みます。 理由は後程。 1 7六歩(77) *先手とよし(うまぴょい)さん (面倒なのでこれから先はとよしさんで統一) 前期B3昇級組 24レートは700台だが、調べてみると ウォーズ二段、81二段だった。 絶対24レート700以上の力がある。 そもそも、強くなければ昇級できない、 初戦から非常に厄介な相手だ。 先手では中飛車穴熊、後手では四間穴熊が多い模様。 振り穴党である。 対策は立てやすいが、穴熊指す人は安定してるので 対策が勝ちやすさに繋がるかと言えばそうではない気がする。やっぱり厄介である。 2 8四歩(83) *後手 あおま 今局はPCの調子が悪く、感想戦の最中に落ちたりとよしさんに迷惑を掛けた。 極めつけは棋譜をまとめようとしたら棋譜データがとんだ事である。 故に今局は自身の記憶を辿って棋譜を起こす事になった。 中盤以降は間違えてないと思うが、序盤は若干手順違いがある気がする。 自身が指した棋譜を最初から最後まで再現できる人すごいなぁと改めて感じる事となった。 3 6八飛(28) *今局は後手番なので中飛車穴熊を想定していた。 中飛車穴熊の方が個人的には与しやすいので 後手番を引けた事は幸運だった。 と思ったら四間飛車…。 正直、自信がなかった。 4 8五歩(84) *しかし、今期のB2は前期に比べて平均レートが上がっている気がする。 24レートがそこまで高くない人も調べてみると、 他の媒体でレートが高いという事がざらだ。 明らかに前期より厳しい戦いになると思う。 5 7七角(88) *ここから先は手順前後かもしれないが、お互い穴熊に進んでいく。 6 3四歩(33) *対四間穴熊に対してはどのような戦法をするかが悩ましかったが、 今局はミレニアムではなく、居飛穴を採用する。 相穴熊を練習中というのもあるが、 一番は我慢強い将棋を指すようになりたいという思いがある為である。 7 6六歩(67) 8 6二銀(71) 9 7八銀(79) 10 4二玉(51) 11 4八玉(59) 12 3二玉(42) 13 3八玉(48) 14 5二金(61) 15 2八玉(38) 16 5四歩(53) 17 1八香(19) 18 5三銀(62) 19 1九玉(28) 20 3三角(22) 21 6七銀(78) 22 2二玉(32) 23 2八銀(39) 24 1二香(11) 25 5六銀(67) 26 4四歩(43) 27 3九金(49) 28 1一玉(22) 29 4六歩(47) 30 2二銀(31) 31 3六歩(37) *3筋の歩を上げる。これは想定していなかった。 嫌な予感。 32 4二金(52) 33 3八飛(68) *これは全く想定していなかった。 四間穴熊は回るとしたら4筋という固定観念があった。 とよしさんは中飛車も指すので袖飛車もそりゃ指すよなぁと対局中に感じた。 ここから角頭を狙われるのがネック。 34 3一金(41) *△4三金も考えたが、3筋に金2枚つけて 角を引く構想へ。 35 5八金(69) 36 3二金(42) 37 4七金(58) * 38 7四歩(73) *3筋の歩が突かれてるのを狙いたい。 角を展開させて間接王手で睨みを利かす。 39 4五歩(46) *仕掛けてきた。 代えて▲6五歩と思っていた。 40 5一角(33) *とりあえず当初の予定通り引いたが、 △5五歩と突く方が優る。 これでは銀の進出+飛車の活用を許してしまう。 先手の攻めを呼び込んでしまった事が反省。 41 3五歩(36) *一気に悩ましい局面になってきた。 どちらを取っても先手の攻めが厳しい。 かといって取らない選択はない。 42 3五歩(34) *銀の進出は勘弁だった。 43 4四歩(45) *同銀として△3三銀とするのが銀が働く形か。 44 4四銀(53) 45 6五歩(66) 46 3三銀(44) 47 6四歩(65) *角道を塞ぐ歩。 局面はまだ互角と思うが、完全に先手ペース。 指しにくい。 48 6四歩(63) 49 4五銀(56) 50 4二飛(82) *飛車を回すしかない。 51 4六金(47) *感想戦にてとよしさんが指しすぎかもという手。 たしかに後手の角が働く展開になるが、 飛車角+金銀2枚の攻めは迫力がある。 展開的にはやはり先手の方が指しやすそう。 52 8四角(51) 53 3五金(46) *角成を受けずに攻める。 このあたりは潰される恐怖しかなかった。 54 5七角成(84) *とりあえず馬を作る。 馬が働く展開に持っていきたい。 55 3四歩打 56 2四銀(33) *▲同金には△同馬で馬が守りに利いてきそう。 57 4三歩打 58 4三飛(42) 59 4四銀(45) *攻めが厳しい。 が、先手歩切れなので凌げるか。 攻めが通るか凌げるかの戦いになる。 本当にこの辺りは苦しかった。 60 4一飛(43) 61 2四金(35) 62 2四馬(57) 63 5二銀打 *感想戦でも指摘があったが、代えて▲3三銀打が厳しい手。 取られるので指しにくいが、3三の地点に5枚駒を利かすので、先手の攻めを全て清算しようとすると後手の穴熊が崩壊する。 全て清算した場合、先手に桂馬があるので玉が引っ張り出されるのが非常に厳しい。 64 4二飛(41) 65 5三銀成(44) 66 4七飛成(42) *この局面はやれそうと思ったのだが…。 67 2二角成(77) *ズバッと切られた。 金と玉、どちらで取るのが正着か。 4三の地点に駒を埋める攻めが見えるだけに悩ましい。 68 2二玉(11) *悪手。 4三の地点に駒を埋められた場合、金2枚で対応できると考えたのが失敗。 △同金ならZの状態になるので、攻めに専念する事ができた。 69 4三銀打 70 4二歩打 *防波堤設置。歩切れなので何とか攻めが切れるようにしたい。 71 3二銀成(43) 72 3二金(31) 73 4一銀成(52) *代えて▲4一銀不成△3一金▲3三金が恐かったが、感想戦にて不成に△3一金打の指摘。 たしかに凌いでいそう。 ともあれ、ここが攻め時と思った。 74 3八龍(47) *勝負をかける。 75 3八金(39) 76 8八飛打 77 4八飛打 78 4八飛成(88) 79 4八金(38) 80 8八飛打 *飛車を相駒されても△8八飛打を連発して金引き離そうと考えた。 81 4七飛打 *完全に読み抜け。 単に△4六歩で十分な気もするが、完全にパニックになった。 82 5五角打 *残り1秒くらいで着手。 とりあえず攻防に利かせとけばどうにかなるだろ精神。 とても微妙な手でこのままやられてもおかしくない。 83 4二成銀(53) 84 4六歩打 *飛車さえ止めれば攻め駒精算できる。 やはり△5五角打はいらなかったか。 85 3二成銀(42) 86 3二玉(22) 87 4二金打 88 4二馬(24) 89 4二成銀(41) 90 4二玉(32) *これははっきり良くなったか。 先手の駒が足りないので詰む事はない。 91 1五角打 92 2四銀打 93 2四角(15) 94 2四歩(23) *リードがさらに広がる。 後は手番が回れば。 95 7九金打 *飛車取り。 これは飛車を取り合って寄せが見えてくる。 96 4七歩成(46) 97 8八金(79) *この局面は詰みがありそうと思って読んだが、読みきれなかった。 ※詰みはあったみたいですが、手数が長いので無理! 98 4八と(47) 99 4五飛打 100 4四歩打 *飛車を追い払えば寄せれる。 101 4八飛(45) 102 3九銀打 *決め手の銀打ち。 読みきれてはいないが、駒を精算して寄りそう。 103 3八飛(48) 104 2八銀成(39) 105 2八飛(38) 106 2八角成(55) 107 2八玉(19) 108 5八飛打 109 3八銀打 110 5五角打 111 4六歩打 112 4六角(55) 113 3七銀打 114 3九銀打 115 3九玉(28) 116 4九金打 117 4九銀(38) 118 2八銀打 119 2八銀(37) 120 2八角成(46) *まで、先手投了。 受けに回り苦しい時間が長い厳しい対局だった。 受け間違えた局面も多く、攻め潰されてもおかしくなかった。 とよしさんは予想通り手強かった。 対局、ありがとうございました。