手合割:平手 先手:やねうら王 後手:あなた 手数----指手---------消費時間-- 1 7八金(69) ( 0:01/00:00:01) 2 8四歩(83) ( 0:04/00:00:04) *初手7八金に冷静に居飛車を目指した。 3 7六歩(77) ( 0:01/00:00:02) 4 8五歩(84) ( 0:05/00:00:09) 5 2六歩(27) ( 0:01/00:00:03) 6 3二金(41) ( 0:55/00:01:04) *金を上がって角頭をカバーした。 ここは8六歩からの飛車先の歩交換もあるところだが、本譜は角換わりを受けて立つことも考えていた。 7 2五歩(26) ( 0:01/00:00:04) 8 8六歩(85) ( 0:05/00:01:09) *先手が7七角と受けなかったので飛車先の歩を交換した。 9 8六歩(87) ( 0:01/00:00:05) 10 8六飛(82) ( 0:02/00:01:11) 11 2四歩(25) ( 0:01/00:00:06) 12 2四歩(23) ( 0:02/00:01:13) 13 2四飛(28) ( 0:01/00:00:07) 14 2三歩打 ( 0:03/00:01:16) 15 2六飛(24) ( 0:01/00:00:08) 16 9四歩(93) ( 0:18/00:01:34) *9筋の歩を突いて手を渡した。飛車を引くのは先手が8七歩と打ったタイミング。 ここでは7二銀が自然で、次に9四歩と突いて8二歩を甘くするのが手の調子だったか。 17 8七歩打 ( 0:01/00:00:09) 18 8二飛(86) ( 0:32/00:02:06) *下段飛車に構えた。 19 5八玉(59) ( 0:01/00:00:10) 20 7二銀(71) ( 0:05/00:02:11) 21 7七角(88) ( 0:01/00:00:11) 22 1四歩(13) ( 0:09/00:02:20) *逆サイドの端歩も突き、後に6四歩と突きやすくした。 23 5六飛(26) ( 0:01/00:00:12) 24 5二玉(51) ( 0:54/00:03:14) *中住まいに構えて5三飛成を防いだ。 25 3八銀(39) ( 0:01/00:00:13) 26 7四歩(73) ( 0:54/00:04:08) *次に7三銀や7三桂を目指した。 ここでは方針通り6四歩と突いて6三銀から駒組を進めておく手はあった。この手は先手の7七桂~6五桂を防ぐ意味もある。 結局6四歩と突くのだが、中央突破を狙われている状況では7四歩は後回しでよかった。 本譜は駒組の立ち遅れを感じながら指していたが、ここに遠因があったかもしれない。 27 6八銀(79) ( 0:01/00:00:14) 28 6四歩(63) ( 0:53/00:05:01) 29 2六飛(56) ( 0:01/00:00:15) 30 6三銀(72) ( 0:05/00:05:06) 31 3六歩(37) ( 0:01/00:00:16) 32 3四歩(33) ( 1:18/00:06:24) *3筋の位を保った。 ここでは7三桂と跳ねて8一飛~6二金の好形の構えを急ぐ手もありそう。3五歩には1三角と上がって3五の歩を狙えば先手は3六飛と受けるくらいで、3七銀~3六銀からのドリブル突破はなかなか成立しない。 本譜は角の活用も図る自然な手だが、先手陣はほぼ構えが完成形なので、2四歩からの横歩取りが気になっていた。 33 2四歩打 ( 0:01/00:00:17) 34 2四歩(23) ( 0:07/00:06:31) *早速の揺さぶりに素直に応じた。 ここでは7七角成・同銀の角交換から1五角と打ち、2八飛に2四角と歩を取ってしまうのもあった。後手は歩得を主張し、先手は3七銀から角をいじめたり5六角~3四角と歩損を解消する展開だが、この瞬間は後手の角は逃げ場所が多い。 35 2四飛(26) ( 0:01/00:00:18) 36 7七角成(22) ( 0:57/00:07:28) *先に角を交換して先手の動きに対応しやすくした。 ここでは素直に2三歩と受ける手は3四飛と横歩を取られてつまらないとみていたが、実際にはそこで7七角成と角を取り、以下 - 同銀には3三桂と跳ねて先手2二歩を防いでおけば、先手も2八歩とスペースを埋めるくらいで後続手段が難しく後手指しやすそう - 同桂には4四角と打って2二歩を防いでおき、7五歩の桂頭攻めを狙えば後手ペース。 本譜は2三歩を省略する欲張った対応。 37 7七桂(89) ( 0:01/00:00:19) 38 2二銀(31) ( 0:02/00:07:30) 39 3七桂(29) ( 0:01/00:00:20) 40 2三銀(22) ( 1:02/00:08:32) *飛車取りに銀を立って横歩取りを防いだ。 ここではじっと4二玉と寄っておく手もあったようだ。以下2五飛・7五歩(同飛には2八角)・6六角・2三歩・7五角・3三銀となれば、後手は一歩損ながら先手に角を手放させ、駒組も進んで指しやすそう。 本譜は歩損の回避を優先したが、先手5五角のラインや2二歩の筋が気になるところ。 41 2九飛(24) ( 0:01/00:00:21) 42 2四歩打 ( 0:03/00:08:35) 43 5五角打 ( 0:01/00:00:22) 44 3三角打 ( 0:21/00:08:56) 45 3三角成(55) ( 0:01/00:00:23) 46 3三桂(21) ( 0:02/00:08:58) 47 5五角打 ( 0:01/00:00:24) 48 5四歩(53) ( 1:52/00:10:50) *角に打診して引き方を尋ねた。 先手は2五歩(4五桂には4四歩)や6六歩~6五歩を狙っているので、どちらかの狙いに限定させる意図だった。 49 6六角(55) ( 0:01/00:00:25) 50 5五角打 ( 2:53/00:13:43) *「角には角」 しかし、ここでは6五歩と突けば角か桂のどちらかを取ることができていた。以下同桂には6四銀・2五歩・6五銀・2四歩・1二銀・3五歩・6六銀・同歩・3五歩・3四歩・2八歩・同飛・3六歩と攻め合えば、さすがに後手の駒得が大きく後手ペース。 51 5五角(66) ( 0:01/00:00:26) 52 5五歩(54) ( 0:01/00:13:44) 53 4八金(49) ( 0:01/00:00:27) 54 6二金(61) ( 0:49/00:14:33) *次に7三桂~8一飛と構える狙い。この瞬間7一角は怖いが大丈夫とみていた。 55 7一角打 ( 0:01/00:00:28) 56 7二飛(82) ( 0:05/00:14:38) *先手の角を詰ました。 ここではさすがに駒得でペースを握ったとみていて実際にこちらがよかったようだが、玉頭がスカスカなので、しばらくは受けに神経を使う展開を覚悟した。 57 6二角成(71) ( 0:01/00:00:29) 58 6二飛(72) ( 0:08/00:14:46) 59 9六歩(97) ( 0:01/00:00:30) 60 8二飛(62) ( 0:55/00:15:41) 61 4六歩(47) ( 0:01/00:00:31) 62 7五歩(74) ( 0:59/00:16:40) *狙いの桂頭攻め。先手は受けが難しい。 後手陣は金がなくまとめ方が難しいので、先攻して優位を拡大しに行った。 63 7五歩(76) ( 0:01/00:00:32) 64 7六歩打 ( 0:47/00:17:27) 65 4七銀(38) ( 0:01/00:00:33) 66 4二玉(52) ( 0:59/00:18:26) *「いつでも取れる駒はすぐに取らない」。3一玉から銀冠に囲う含みを持たせた。ただし5三のスペースがあって先手5三金と打たれる筋が嫌味なので、3一玉とするタイミングは難しい。 67 1六歩(17) ( 0:01/00:00:34) 68 7七歩成(76) ( 0:58/00:19:24) *ここで桂を取り切った。 ここでは5四角と打って7七歩成~8七角と3五歩からの桂頭攻めを見せる手はありそうだが、指しているときは角を手持ちにして後手の隙を待つ方針を想定していた。 69 7七銀(68) ( 0:01/00:00:35) 70 5四銀(63) ( 0:50/00:20:14) *銀を上がって手を渡した。 すぐに狙いがある訳ではないものの、左辺を攻めさせてカウンターを狙おうと考えていた。また余裕ができれば4四歩~4三銀もある。 71 7四金打 ( 0:01/00:00:36) 72 5三玉(42) ( 0:42/00:20:56) *顔面受けで6四の歩を守り、次に6二桂で金を詰ます手を見せた。 ここでは6二飛と回っておく手もあったようだ。金は取りに行かずに左辺で遊ばせる方針だが、以下2五歩・同歩・同桂・同桂・同飛・2四歩・2九飛・3一玉と進めば、先手からは8三桂から左辺の桂香を拾う手はあるものの後手の駒得が大きく後手優勢だが、桂香を持たれると将来2八香などの攻めが残る。 本譜はここで決めに出た。 73 2二歩打 ( 0:01/00:00:37) 74 2二金(32) ( 0:42/00:21:38) 75 5六歩(57) ( 0:01/00:00:38) 76 6二桂打 ( 0:52/00:22:30) *狙い通り桂を打って金を詰ました。 ここでは7三歩と打って金を詰ます方がよかった。 77 6六銀(77) ( 0:01/00:00:39) 78 7四桂(62) ( 0:42/00:23:12) 79 7四歩(75) ( 0:01/00:00:40) 80 6三銀(54) ( 0:58/00:24:10) 81 2五歩打 ( 0:01/00:00:41) 82 2五歩(24) ( 0:56/00:25:06) 83 4五桂打 ( 0:01/00:00:42) 84 4五桂(33) ( 0:51/00:25:57) 85 4五桂(37) ( 0:01/00:00:43) 86 4二玉(53) ( 0:44/00:26:41) 87 5五歩(56) ( 0:01/00:00:44) 88 5三歩打 ( 0:56/00:27:37) 89 7五銀(66) ( 0:01/00:00:45) 90 2四銀(23) ( 0:59/00:28:36) 91 8六歩(87) ( 0:01/00:00:46) 92 7六金打 ( 0:58/00:29:34) *銀取りに金を置き、8六飛~8七金の攻めを見せた。 ここでは4四歩から桂を外しにいく方がはっきりしていた。 本譜は結果的にこの桂が働いて、最後は自玉がかなり危険になった。 93 8五桂打 ( 0:01/00:00:47) 94 7二歩打 ( 0:58/00:30:32) 95 2六歩打 ( 0:01/00:00:48) 96 2六歩(25) ( 0:43/00:31:15) 97 2六飛(29) ( 0:01/00:00:49) 98 2五歩打 ( 0:34/00:31:49) 99 5四歩(55) ( 0:01/00:00:50) 100 5四歩(53) ( 0:27/00:32:16) 101 2八飛(26) ( 0:01/00:00:51) 102 7五金(76) ( 0:31/00:32:47) 103 2六歩打 ( 0:01/00:00:52) 104 2六歩(25) ( 0:49/00:33:36) 105 9五歩(96) ( 0:01/00:00:53) 106 8六金(75) ( 0:41/00:34:17) 107 9三桂成(85) ( 0:01/00:00:54) 108 9三香(91) ( 0:56/00:35:13) 109 9四歩(95) ( 0:01/00:00:55) 110 9八歩打 ( 0:44/00:35:57) 111 9三歩成(94) ( 0:01/00:00:56) 112 9三桂(81) ( 0:43/00:36:40) 113 9四歩打 ( 0:01/00:00:57) 114 9九歩成(98) ( 0:43/00:37:23) 115 9三歩成(94) ( 0:01/00:00:58) 116 8五飛(82) ( 0:49/00:38:12) 117 2五歩打 ( 0:01/00:00:59) 118 1三銀(24) ( 0:50/00:39:02) *歩を取らずに銀を逃げた。 ここでは2五同銀と取る手があった。これには3七桂で銀を詰ます手を気にしていたが、その瞬間に歩切れを突いて5五香と王手をかけ、以下 - 5六香には7五飛が激痛で後手勝ち - 4九玉には2七銀と打ち込んで後手勝ち 本譜も勝勢ながら、先手2六飛と走る手を与えてまずかった。 119 2六飛(28) ( 0:01/00:01:00) 120 4四角打 ( 0:44/00:39:46) 121 7三歩成(74) ( 0:01/00:01:01) 122 7三歩(72) ( 0:40/00:40:26) *と金を払った。 ここでは強く2六角と飛車を取り切って決めに行く手はあった。これには6三とと銀を取る手が嫌味に見えたが、じつは飛車を取る手が自玉を安全にするだけでなく、先手玉は5七香からの詰めろになっていた。 本譜は結果的に自玉を危険にする展開になった。 123 3五桂打 ( 0:01/00:01:02) 124 3五歩(34) ( 0:56/00:41:22) 125 3四香打 ( 0:01/00:01:03) 126 4一桂打 ( 0:46/00:42:08) 127 1五歩(16) ( 0:01/00:01:04) 128 1五歩(14) ( 0:51/00:42:59) 129 8三と(93) ( 0:01/00:01:05) 130 7五飛(85) ( 0:47/00:43:46) 131 7七歩打 ( 0:01/00:01:06) 132 1四桂打 ( 0:58/00:44:44) 133 2七飛(26) ( 0:01/00:01:07) 134 5五桂打 ( 0:52/00:45:36) 135 1五香(19) ( 0:01/00:01:08) 136 4七桂成(55) ( 0:44/00:46:20) 137 4七飛(27) ( 0:01/00:01:09) 138 5五香打 ( 0:44/00:47:04) *香で王手をかけて先手の持ち歩を吐き出させる狙い。 139 5七歩打 ( 0:01/00:01:10) 140 3六歩(35) ( 0:58/00:48:02) 141 1四香(15) ( 0:01/00:01:11) 142 1四銀(13) ( 0:51/00:48:53) 143 8七桂打 ( 0:01/00:01:12) 144 7四飛(75) ( 0:47/00:49:40) 145 6六桂打 ( 0:01/00:01:13) 146 9四飛(74) ( 0:42/00:50:22) 147 6八玉(58) ( 0:01/00:01:14) 148 9八飛成(94) ( 0:51/00:51:13) 149 7五桂(87) ( 0:01/00:01:15) 150 5二銀(63) ( 0:41/00:51:54) *銀を引いて当たりをかわした。 ここでは7七金からの即詰み(十三手詰め)があった。また、8七銀や8七角でも詰めろで勝ちだった。 本譜は次の5四桂をうっかりしていた。 151 5四桂(66) ( 0:01/00:01:16) 152 5一玉(42) ( 0:42/00:52:36) 153 7三と(83) ( 0:01/00:01:17) 154 9六角打 ( 0:58/00:53:34) *7八竜以下の詰めろをかけた。 先手が戦力不足で自玉がまだ詰めろではないのが幸運だった。 155 8八歩打 ( 0:01/00:01:18) 156 8九龍(98) ( 0:35/00:54:09) *7八角成以下の詰めろ。 しかしここでは7八角成からの詰みがあった。 157 7九金(78) ( 0:01/00:01:19) 158 7九龍(89) ( 0:21/00:54:30) 159 5八玉(68) ( 0:01/00:01:20) 160 6九龍(79) ( 0:05/00:54:35) 161 詰み ( 0:00/00:00:00) まで160手で詰み