棋戦: 開始日時:2020/03/19 終了日時: 手合割:平手 先手:常盤台メイ 後手:沙久耶 手数----指手---------消費時間-- *もう三局目 なんだか研究がめちゃ進んできているフリーズ将棋 究極的には先手後手番を絡めたじゃんけんになるのではとよそうされているが果たして本当なのか? 今回は本来受け師のメイさんと、入玉スタイルの沙久耶さんが激突 当然普段のようにはさせるわけもなく…… メ「フリーズ将棋の印象は、物凄くスピード感のある派手なやりとりという感じが魅力なのかなと」 メ「今のところ全敗中なのでそろそろ勝てたらいいな」 沙「普段の将棋では敵わないような相手にも一発は居るのかなと」 沙「今のところ早く終わってるので、長手数のドロドロした将棋が指したい」 綾「そうですね、是非『事件』、お願いします」 沙久耶さんは入玉嗜好 1 9六歩(97) ( 0:37/00:00:37) *さっそく端歩 やっぱこれだねロッテのトッポ、エクトリアのシステム メ「先手だったらこうしようと思ってました」 沙「中飛車より先に」 それはそうと、メイさんの直前の放送でうっかり本局の存在を忘れてて「V名人戦あるからこっちもう終わるよねー」的なコメを投げたのに多分気づかれていたと思ったりしている次第 ごめんにゅ そりゃそっち見てる場合じゃなかったね 2 6二銀(71) ( 0:35/00:00:35) *前回も話したが62銀は余りよくない 多分 でも端角来るからこうするしかない 難しい 3 5六歩(57) ( 0:06/00:00:43) *端角中飛車の時間 綾「おぉっと~」 沙「来た~」 綾「これは、エクシスか~」 ※感想戦 メイさんはあらかたの二手目に対する応手の研究はしたとのこと つまりこの歩は想定内 なんてこったい 4 6四歩(63) ( 0:12/00:00:47) *これが端角対策の救世主になるか 沙「エクシスにはこの辺の歩をつけばいい、ってローランさんが言ってました」 ローラン:鷺宮ローラン氏 相手に歩を取らせることはかなり重要で、取らせてしまえばその筋で叩けるようになる 持ち歩があればの話で攻め合える態勢を組まないと難しいけれど 5 5五歩(56) ( 0:38/00:01:21) *ぐんぐん伸ばすよ これだけでもプレッシャーなんだから困ったもんだぜ 沙「早くないですか?」 メ「そうやって受けられることは、私も研究しました」 メイさんによると実際のところこの受けは難しいとのこと 6 5二金(41) ( 0:43/00:01:30) *怖い金上がり なぜ怖いのか? 玉の脇腹、41が開いちゃってるのだ とはいえやっぱり5筋を固めたいし玉が41に動けばその隙は無くなるので 7 5八飛(28) ( 0:13/00:01:34) *メイさんは大砲を据えてここから攻め込んでいくことになる この状態での角の使い方はとても気になるところ 8 6三銀(62) ( 0:10/00:01:40) *この銀上がりがいいかどうかよく分からないところ 駒の利きが54に二枚になったが53は一枚に減った 64は守れるが駒が上ずって攻撃対象になる可能性が高まる 攻めの手ではないというのがポイント 9 9七角(88) ( 0:25/00:01:59) *覗いたー! さぁどうやっていくのか 66歩~65歩とやると上がった銀に当たってくるので厄介だ でも65歩を同歩では53角成が実現するので後手はきっつうござる やっぱ後手しんどいねこれ? メ「先手番引いたらやろうと思ってました」 綾「完全にエクシスの形になってしまいましたね」 エクトリア=システム メ「だって優秀なんですもの」 綾「氷王がすごいってことですね」 10 3四歩(33) ( 1:37/00:03:17) *角道を開ける 54歩からのフリーズ攻めには77角成の王手返しを見る 44角と出て53地点を守ることはできるのか? できるなら意外と便利だけど4筋の歩を伸ばされて殴られたら厳しい? 11 7八銀(79) ( 0:09/00:02:08) *なので銀を上げて77地点の利きを増やす 12 7四歩(73) ( 0:32/00:03:49) *ここから桂馬を跳ねていきたいぞぅ 跳ねれば前述の手順、65歩を同桂と取れるから大きいのだ ※感想戦 メ「73桂と跳ねられたら難しいかなぁ、65歩+F桂としようかなと」 沙「それなら一回使わせてるからいいかなと」 メ「流石に65歩でそのまま桂で取られたら詰めろになってる気がするので」 沙「受けにくいですよね」 13 6六歩(67) ( 0:05/00:02:13) *やはりついてきた 打開策はそこ、とにかく角道絡めて攻撃すれば大きい 攻撃は最大のディーフェン 14 8四歩(83) ( 0:15/00:04:04) *あ、それはまずいっす コメ「ぼけのつもりがぼけ(の手)になってないのがフリーズ将棋」 綾「そうですね」 15 6五歩(66) ( 0:07/00:02:20) *やっぱり突かれた 綾「歩がぶつかりましたね」 メ「まだフリーズ使ってませんからね」 綾「ローランさんが言ってましたけど、歩がぶつかったら100倍考えることが増えるって」 どうしよう 73桂+F歩とかが回避手段としてあるけれど、後手が一回使ったならばと64角フリーズ銀とかできそうだし……(流石に無理か 沙久耶さん悩む 16 4二銀(31) ( 1:23/00:05:27) *援軍ー! これで53地点は二種類の駒が利いた でも64取り込まれたら……? 17 6四歩(65) ( 0:47/00:03:07) *メ「やー、行きましょう」 この一方的な持ち歩が大きい 同銀+F角は、しづらいよねぇ…… 沙「(Fを)使う手もあるんですよねぇ」 沙「これやっぱ歩を先に突かないとダメデスネ」 しかし64の歩を65に突くのは53地点に通るので難しい 18 7二銀(63) ( 1:00/00:06:27) *こう引かされると守りに使えず飛の横利きを止めててきーつーいー 83飛と浮いて何とかならないものか それを許してくれないか 19 5四歩(55) ( 1:24/00:04:31) *はーん、厳しー 取れば53歩の叩きがありますので、その後の手順はフリーズを絡めて72銀を動かさせなければなんやかんやで後手が詰みそうだ でも取らなきゃ勿論成られちゃう 沙「なんかほぼ詰んでるような気がするんですけど」 20 8三飛(82) ( 1:33/00:08:00) *気合いの受けだ、83飛! はて受かってるのでしょうか? 沙「これで受かってれば」 綾「なるほどー、飛車浮き」 一応受かってるのは77角成の王手返しがあるから? でも受かってなさそう…… ※受かってないです 53歩成、同銀、63歩成+F飛できつい 多分返しが返しにならない メ「やー、考えることが多い……ワカンナイ」 多い 綾「メイさんのわかんないが出ましたね」 21 5三歩成(54) ( 1:46/00:06:17) *メ「まあ行きますかー」 単に成る 沙「メイさんの『わかんない』からの『行きますかー』は勝ち確のときでしょ」 メ「いやいや」 メ「フリーズ将棋にしてはじっくりした展開ですね」 綾「瞬殺って感じではないですね」 22 5三飛(83) ( 0:47/00:08:47) *飛車で取ったら)まずいっすよ! 逆襲なんかあるかな……? 綾「はげしい~!」 沙「あれ、これもしかして、ちょ、あ、もういっかな」 気付いちゃった 23 5三飛成(58) ( 0:34/00:06:51) *+F歩(メ:F2、沙:F3) ぷぇー ここはFを使わないと逆襲があるので先手はFを使うのが正解 沙「これ詰んだんじゃないですか? これを受けきりたい」 24 7七角成(22) ( 1:51/00:10:38) *王手返しで…… 25 7七桂(89) ( 0:31/00:07:22) *同桂と取った 銀は色々怖いからこっちの方がよい メ「いや~~」 26 5三銀(42) ( 1:22/00:12:00) *+F飛(メイ:F2、沙:F2) としないと、無理だもんねぇ メ「そっか、(Fを)使わないとダメだったんですね」 さっき77桂+F玉としておけば、メイさんの勝ちだったのだ 41玉と逃げても32角+F玉で終わるから そやね、取った瞬間は気付いてなかったです 王手返し後に使うのはうっかり忘れがちなので注意、勿論決めきれるならば ※感想戦 コメ「77同桂+F歩にしておけば、58歩によるF解除がないから勝ってたんじゃ?」 メ「なるほど~」 ほんとだ、そっちじゃないとだめだった 58歩の王手返しがあるから 沙「(F指定する駒)何言ってもいいわけじゃないんですね」 F解除封じとか高度すぎるんよ 27 5八歩打 ( 1:10/00:08:32) *流石の受け こうしないと58歩+F金、同玉、57歩+F歩までの即詰みがある おぉ、こわいこわい で、今度は後手が受けないといけない 綾「なんか可愛い囲いですね」 沙「敵の打ちたいところに打てってやつですねぇ」 沙「この詰めろどう解除したものか」 沙「前の二局見てると時間あると思ったら意外と無いな~」 綾「でしょ? だから30分でどうかって言ったら長くないですかって言われたのよね」 30分は長いと思います(無責任) 28 6二玉(51) ( 2:33/00:14:33) *逃げました ちょーっと他の受けはない 42金などは31飛+F飛くらいで、後手もFを消費しないと受けられず持ち駒豊富でその後の直打ち詰みが…… コメ「下手に囲おうと動いたら自分がやばい」 綾「そうですね~」 29 6五桂(77) ( 1:52/00:10:24) *桂馬を跳ねたのがここで更に活用される メ「着実に行くのが私だと思ったので」 沙「うわ~、これは詰めろデスカ?」 綾「聞いていくスタイル」 攻めが途切れない 王手の先手が入るため、後手から仕掛けられないのだからたまったもんじゃぁない ※ 30 4四銀(53) ( 2:26/00:16:59) *上がるか下がるかで上がった 31 6三歩成(64) ( 0:38/00:11:02) *ついに実現63歩成 はて何で取ればよろしいか 同玉は論外(F使っても無理 同銀は、73桂成+F桂、同玉、83飛+F桂で詰む…… 同銀+F桂は73角が厳しくFがなくなってしまう(そのうえ多分負ける 同金しかない のだが…… 32 6三金(52) ( 0:23/00:17:22) * 33 5三角打 ( 0:51/00:11:53) *綾「迫り来るメイさん」 なるほど、これはしょうがない ここで後手がフリーズを使っても角と桂の二種で睨んでいるから53殺到を止められない 二種類以上の駒で同じところを攻められるという状況が発生した段階で受けが難しいのですよぉ 玉が絡んでいる場合、受け側が枚数+種類的に2枚上回っていないといけない そんなの普通は無い フリーズ将棋で玉は守りの駒じゃなかったのだ、ただの的 34 5三銀(44) ( 0:55/00:18:17) *メ「ノンフリーズですね?」 沙「ノンフリーズです」 メ「なるほど」 あっ 綾「ノンフリーズですねって聞かれるのメッチャ怖いですね。あなた死にますよみたいな」 怖い ファブリーズみたい 35 5三角成(97) ( 0:22/00:12:15) *+F金 36 5一玉(62) ( 0:25/00:18:42) 37 4二銀打 ( 0:14/00:12:29) *+F玉 メ「とりあえず使います」 なんと最後はフリーズ無くても詰む形でした 沙「終始受けのフリーズを使わされてしまいました」 攻め合いに持ち込まないとつっらいつっらい 次のページもありまぁす 38 投了 ( 0:10/00:18:52) まで37手で先手の勝ち