先手:先手 後手:後手 手数----指手---------消費時間-- *http://blog.nogizaka46.com/hazuki.mukai/2019/04/049884.php NHKの将棋フォーカスでMCを勤めることになった向井さんがブログに示した局面がこちら。 https://pbs.twimg.com/media/D3eipHaV4AInHq3.jpg 本人もどうしてこうなったのかわからないと書いているが、私にもわからなかった。そもそも先後もわからないのだが、手前側の手番だとしても飛車切りからの二枚換(角からいくと王手飛車を喰らう)、57地点への桂馬の飛び込みが同時には受からず、既に敗勢となっている。仮に手前側が先手番だとして、この局面に至るまでどのような棋譜を残したのか、ウォーズ1級の居飛車党が想像で補ってみたいと思う。 1 7六歩(77) 2 3四歩(33) 3 2六歩(27) 4 8四歩(83) 5 2五歩(26) 6 8五歩(84) 7 7八金(69) *角頭を守る自然な一着。 8 8六歩(85) *飛車先の交換を行う。 9 8六歩(87) 10 8六飛(82) 11 2四歩(25) 12 2四歩(23) 13 2四飛(28) *ここで32金と指せば横歩取りの定跡に合流するが…… 14 3三桂(21) 15 2八銀(39) *23歩や23飛成が受からないように見えるが、33に桂馬を飛ばれたことで「対応された」と思ってしまい、そこをいじっても成果が上がらないと錯覚してしまう。銀を援軍に繰り出す。 16 4五桂(33) *中央を狙う。 17 5八金(49) *桂成りを受ける自然な応手。 18 7四歩(73) *もう1枚の桂馬を繰り出す準備。 19 2七銀(28) 20 7三桂(81) 21 3六銀(27) *桂取りに銀を出る。 22 2七歩打 *28歩成のと金作りが狙いだが、実は同飛車でなんでもない。 23 2七銀(36) *飛車の効きを見落としていたので同銀と取る。 24 6五桂(73) *中央殺到。 25 2六銀(27) *今度36銀と出ても、57地点に成り込まれ崩されてしまうので、開き直って攻め合いを目指す。 26 8八角成(22) 27 8八銀(79) 28 5五角打 *天王山に打つとなんとなくかっこいい。 29 2二角打 *自陣がもう潰れていそうなので、敵陣に切り込んでいく。同銀同飛成も良し、放っておかれたら11の香車を取ればいい。 30 2二角(55) *斜め後ろの角の利きを見落としてました…… わりと自然な(ありそうな)棋譜になったのではないだろうか?