先手:先手 後手:後手 手数----指手---------消費時間-- *2019年3月の藤井九段の対局で初手7八飛戦法を使っていたのを見て、三間飛車の研究もしなきゃなーと思った四間飛車党です。 個人的には、初手7八飛戦法は大体がノーマル三間飛車に合流してしまうので、ちょっと嫌だなと思っていたのですが、角道を止めずに指すこともできるようなので、まずは序盤を研究してみたいと思います。 1 7八飛(28) *先手 初手7八飛戦法 後手 居飛車 対抗形を想定します。 相振り飛車になれば三間に振っていることが生きるので、先手なんだし、なんとか勝ってください笑 2 8四歩(83) *対して、ほぼ100%飛車先を優先してきます。 これは、▲7六歩~▲7五歩~▲7六飛と浮いて受けながら石田流にされると居飛車は嫌だからです。 3 7六歩(77) 4 8五歩(84) *ここで石田流に組めませんね。 5 7七角(88) *しょうがなく角で受けます。 6 3四歩(33) *そのタイミングで角道を開けてきます。 ここで▲6六歩と角道を止めるのが嫌でこの戦法は見送っていました。 7 6八銀(79) *まさかの▲6八銀。 ぱっとみて角交換してみたいですね。 今回は角交換後に居飛車がすぐに攻めてきたときの対処を調べてみます。 8 7七角成(22) *三間飛車には角交換とばかりに行ってみます。 9 7七桂(89) *▲同銀とすると、△4五角▲3六角△6七角成▲6三角成と馬を作りあって戦います。 ▲同桂は△8六歩が気になりますが、これは大丈夫です。 10 8六歩(85) *今回は振り飛車の罠にかかってもらいます。 11 8六歩(87) 12 8六飛(82) 13 6五桂(77) *この三手一組がポイント。 次に▲5三桂の金の両取りと▲7七角打の飛車香の両取りを見せています。 14 4四角打 *二通りの両取りを受けるにはこれしかありません。 15 5三桂(65) *ですが構わず突っ込みます。 ここで同角なら▲7七角でいいでしょう。 左の桂馬が捌けているので振り飛車指しやすいです。 桂馬と香の交換ですが、価値の高い5三の歩がおまけで付いてくるので駒の損得もないといえます。 16 9九角成(44) *ということで角成りで勝負してきました。 17 7七角打 *馬を消していきます。 18 7七馬(99) 19 7七銀(68) *自然に飛車をいじめてあげます。 20 8七飛成(86) *ここで次の一手を考えてください。 振り飛車は飛車が捌けていないのがマイナスポイントです。 それを踏まえればなんとなくわかるかな? 21 8八飛(78) *銀がただやん!と言いたくなりますが、桂馬が拾える形です。 22 7七龍(87) *龍まで消されるのはちょっと嫌なので銀を取ります。 23 6一桂成(53) *飛車を成り込む前に桂成りを入れておきます。 こうすると自然と一間龍が作れます。 24 6一玉(51) 25 8一飛成(88) *現在の局面は振り飛車優勢です。 駒の損得は香損ですが、▲8三角や▲5三桂の狙いがあります。