後手の持駒:角  9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・ ・ ・v金v銀v桂v香|一 | ・ ・v飛 ・v金 ・v玉 ・ ・|二 |v歩v歩v歩v歩v銀v歩 ・v歩v歩|三 | ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五 | ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六 | 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七 | ・ 銀 金 ・ ・ ・ 銀 ・ ・|八 | 香 桂 ・ ・ ・ 金 玉 桂 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角  先手番 先手:将棋ウォーズ10分4級の方 後手:将棋ウォーズ10分3級の方 手数----指手---------消費時間-- *## 分岐元 - #23085 **将棋アイオーの投稿の読み方** 将棋盤の下の**赤枠**部分が操作ボタンになります ![photo](https://pbs.twimg.com/media/Cyu-bRTVIAAUEwL.jpg) 5つのボタンがありますが左から 最初のページに戻る(初手に戻る) 前のページに戻る(一手前に戻る) 次のページに進む(次の手に進む) 最終ページに進む(最終手に進む) 盤面を反転する(先後反転して見たい時に使用) ↓↓↓ ## ひふみんアイ(と呼ばれています) 1 8六飛(76) *## 解答『▲8六飛』 ここで『**ぴよ将棋**』さんの**検討**機能の活用の仕方を少しご説明したいと思います。 ![photo](https://pbs.twimg.com/media/CzuUVsVVEAA-hbw.jpg) 上の画像は次の一手問題の局面で検討した結果です。 検討結果のところを拡大してみます ![photo](https://pbs.twimg.com/media/CzuVrrQVEAAQymt.jpg) 対局での指し手は△5三銀でしたが 『**ぴよ将棋**』さんは△2二銀を推奨されています。 △5三銀はやや危険な一手だったというのがわかりますね。 そして△5三銀以下の進行は解答である**▲8六飛** これが『**ぴよ将棋**』さんの検討の結果の最善手順です。 2 8二飛(72) *▲8六飛には△8二飛で別に何ともなくないか?と思われるかもしれません。 ▲8六飛に△8二飛と指されるものとして指し手を進めてから ここでも『**ぴよ将棋**』さんで**検討**してみましょう。 ![photo](https://pbs.twimg.com/media/CzuX_vOUAAA3QXx.jpg) ただいま検討中… ![photo](https://pbs.twimg.com/media/CzuYC1tUAAA6yE5.jpg) 検討結果が出たようです。 ![photo](https://pbs.twimg.com/media/CzuZ4gnUAAA_5GX.jpg) △8二飛は**悪手**と判定されました。 ※ここでの最善手は『**△8四角**』です。 ※『**△8四角**』と**打たせた**だけでも先手は満足。 ※後手からすると**打たされた**ちょっと面白くありませんよね。 ※今回は都合のいい順、ここでの後手の応手は△8二飛として解説を進めていきたいと思います ※決してお相手の3級の方を軽く見ているわけではないのでその点は誤解なきようお願い致します。 ※おそらくここでは△8二飛と指されていた可能性が高いものとして今回は進めさせて頂きたく思います。 3 7一角打 *『**ぴよ将棋**』さんの検討結果でも△8二飛には ## ▲7一角 ここでこの手があるから△8二飛は**悪手** 良くなかったということになりますね。 では指し手を進めてみましょう。 4 7二飛(82) *△7二飛とされると打ったばかりの7一の角は助かりませんが… 5 5三角成(71) *## ▲5三角成! 6 5三金(52) *△同金と取る一手ですね。 7 8三飛成(86) *そこで ## ▲8三飛成! ここまで進んで形勢判断、どちらがいいと思いますか? 駒の損得は角と銀の交換で先手がやや損をしています。 しかし飛車を成って龍を作ることが出来ました。 龍が後手の飛車に当たっているので一旦後手は飛車を逃げる必要がありますよね。 なので、手番も先手が握っています。 そして、龍で桂馬と香を取ることも出来そうですよね。 玉形も先手は**片美濃囲い**に組めていてしっかりしています。 なので現局面の形勢は ## 先手優勢 で間違いありません。 8 5二飛(72) *今回の最後に 最初からこうした手順が指せなくても全然いいんです。 知らなければ指せないのは仕方ありません。 **詰将棋**を解く時も今回のような**次の一手問題**を考える時も 大切なのは**ストレスを感じない**範囲でやること ## 楽しむことが大事 です。 **解けたらスッキリ** 解けなければあっさり**答えを見てスッキリ** 答えを見てなるほどと**納得してスッキリ** それでいいんです。 それで覚えていつか指せるようになればいいんです。 9 8一龍(83) *## 序中盤力アップの勉強方法 これは何より**実戦**とその**振り返り検討**です。 棋書などで序盤の定跡を覚えてもお相手の方も定跡通りに指してくれなければすぐに未知の戦いになります。 とはいえ、たかがゲーム、されどゲームです。 将棋は**相手がいるゲーム**なので負けると悔しいです。 でも**負けて学ぶ**ことは本当に多いです。 悔しい敗戦もこうして**振り返り検討**などしていくことで ## 意味のある敗戦 になります。 負けたけど一つ学んだ覚えた**レベルアップ**したんです。 急激に中盤力をアップさせる魔法のような方法はありません。 でも、こうした**実戦**と**振り返り検討**を地道にしていくことで ## 確実に変わっていきます 最初のうちは一局の中で**一つだけ**でもいいんです。 序盤中盤終盤全てを反省したところで覚えきれません。 一局の中で何か一つでも覚えたこと得るものがあればそれで十分ではないかと思います。 10 5一飛(52) *この度はご閲覧頂きましてまことにありがとうございました┏○))ペコ 投稿者 名もなき人 Twitterアカウント名 名もなき人 https://twitter.com/namonakinekoko あとがき 現在こうした実際の対局の棋譜をたくさんピックアップ作業中です。 作られた問題よりも実戦からの出題の方が似たような局面になることも多く参考になると思うからです。 5級の方同士の対局の棋譜、4級の方同士の対局の棋譜、3級の方同士の対局の棋譜、2級の方同士の対局の棋譜、1級の方同士の対局の棋譜、初段の方同士の対局の棋譜、という感じで そうした棋譜の中からポイントになる局面、覚えると実戦で役に立ちそうな手筋がある局面などを**次の一手問題形式**でまとめてみたいと思っております。 それぞれの今の棋力に応じた無理のない問題、それを『**序盤編**』『**中盤編**』『**終盤編**』のような形でたくさん作りたいと思っております。