開始日時:2018/04/28 22:00:04 棋戦:レーティング対局室 手合割:平手 先手:うきりん 後手:杠 手数----指手---------消費時間-- *第三期指す将順位戦(主催:ゆーてん氏。運営:残念一般氏)B2第二局からうきりん-杠戦をお送りする。 対局は将棋倶楽部24大阪道場で行われた。対局開始は2018年4月28日午後10時。持ち時間は各15分切れたら一手60秒。 1 5六歩(57) ( 0:04/00:00:04) *◆うきりん氏◆ 第二期順位戦からの参加、前期順位戦では残留を決め、今期はB2で戦っている。 2 3四歩(33) ( 0:03/00:00:03) *◆杠(ゆずりは)氏◆ 第二期順位戦からの参加、前期B級3組の対局を8勝3敗の5位で終え、プレーオフにて勝利し昇級。今期ではB2で戦っている。 3 5八飛(28) ( 0:02/00:00:06) *先手は中飛車を表明。5筋に戦力を集める中飛車は振り飛車の中でも攻撃力が高く、プロアマ共に人気のある戦法だ。 4 4二銀(31) ( 0:13/00:00:16) 5 5五歩(56) ( 0:02/00:00:08) 6 4四歩(43) ( 0:53/00:01:09) 7 7六歩(77) ( 0:04/00:00:12) 8 4三銀(42) ( 0:02/00:01:11) 9 4八玉(59) ( 0:02/00:00:14) *オーソドックスに玉を囲っていく、本譜は後手がまだ態度を決めていないが相振り飛車の場合左に囲う指し方もあった。 10 3二飛(82) ( 0:03/00:01:14) *ここで後手は三間飛車に構える、戦型は相振り飛車となった。 11 3八銀(39) ( 0:03/00:00:17) *美濃囲いを選択、3八玉~3八銀と囲う順もあるがこちらのほうが1手早く囲うことができる 12 3五歩(34) ( 0:02/00:01:16) 13 5六飛(58) ( 0:02/00:00:19) *歩交換を拒否する、相振り飛車では持ち歩の枚数が重要になることが多い。 14 3四飛(32) ( 0:33/00:01:49) *後手も呼吸を合わせるかの様に飛車を浮く、2六飛に2四歩を用意している。 15 3九玉(48) ( 0:14/00:00:33) 16 6二玉(51) ( 0:03/00:01:52) 17 9六歩(97) ( 0:11/00:00:44) 18 7二銀(71) ( 0:23/00:02:15) *後手も美濃囲いに囲う、相振り飛車では美濃囲い、金無双、右矢倉、穴熊などの囲いがあるが美濃囲いが高い人気を誇っている。 19 7五歩(76) ( 0:04/00:00:48) 20 7一玉(62) ( 0:04/00:02:19) 21 9五歩(96) ( 0:07/00:00:55) 22 5二金(41) ( 0:04/00:02:23) 23 6八銀(79) ( 0:49/00:01:44) 24 1四歩(13) ( 0:05/00:02:28) 25 6六角(88) ( 0:04/00:01:48) *端に照準を合わせる。 26 3三桂(21) ( 0:04/00:02:32) 27 2六飛(56) ( 0:23/00:02:11) 28 2四歩(23) ( 0:02/00:02:34) 29 7七桂(89) ( 0:19/00:02:30) 30 4五歩(44) ( 1:01/00:03:35) *飛車の横利きを通す一手、先手からの端攻めに備えている 31 7四歩(75) ( 1:02/00:03:32) *美濃の弱点を狙った歩突き。同歩は取りにくいので 同飛が自然か。 32 7四飛(34) ( 0:07/00:03:42) *※局後の感想※ うきりん氏「同飛をうっかりしていました、その後もどう指せばいいかわからなくて」 33 5六飛(26) ( 0:25/00:03:57) *大駒を活用する。後手は2二の角が動けない(5四歩がある)のでなんとかしたいところだ。 34 1五歩(14) ( 0:43/00:04:25) *端歩を優先した、攻めの形を作る方が得と見たのだろう 35 5四歩(55) ( 1:36/00:05:33) *思い切った手だ。取る一手だが先手は二歩損をすることになる、同飛には交換して2一飛があるので同歩か同銀だが角の活用が難しく2三に傷も残っているのでそれほど損にはならないということだろう。 36 5四歩(53) ( 0:26/00:04:51) 37 2八玉(39) ( 0:34/00:06:07) *じっと手を渡す 38 5三金(52) ( 1:44/00:06:35) *力強く金を立つ。6四金から5五歩と抑え込んでいく方針だ。 39 8五桂(77) ( 0:59/00:07:06) *跳躍。8四歩と取りに行くと9三桂成からうるさいか 40 8二玉(71) ( 0:52/00:07:27) *玉で受けに行く 41 8六歩(87) ( 2:55/00:10:01) 42 6四金(53) ( 1:22/00:08:49) *6五金を見せる 43 3九角(66) ( 0:35/00:10:36) 44 5二銀(43) ( 0:28/00:09:17) *自陣を引き締める 45 1六歩(17) ( 0:51/00:11:27) *端は弱点でもあるが仕方のないところか、同歩同香同香同飛となれば飛車成の先手になる 46 6五金(64) ( 0:43/00:10:00) *飛車が逃げれば手を戻しておく手が厳しい 47 6六飛(56) ( 1:36/00:13:03) *はっとする押し売り。同金同角とした局面で2三金と7五金の2つの狙いがある 48 6六金(65) ( 1:15/00:11:15) 49 6六角(39) ( 0:02/00:13:05) 50 1六歩(15) ( 0:55/00:12:10) *両取り受けるべからず。 51 7五金打 ( 0:34/00:13:39) *飛車が捕まった。脳内検討室では、同飛同角に2五桂を調べている。 52 7五飛(74) ( 0:26/00:12:36) 53 7五角(66) ( 0:01/00:13:40) 54 2五桂(33) ( 0:01/00:12:37) *脳内で高い駒音が鳴り響く。端攻めを見つつ香取りになっている気分のいい手だ。 55 9三桂成(85) ( 0:56/00:14:36) *先手はここで暴れるしかない 56 9三香(91) ( 2:46/00:15:23) 57 9四歩(95) ( 0:12/00:14:48) 58 1七歩成(16) ( 0:05/00:15:28) 59 3九玉(28) ( 0:09/00:14:57) 60 9九角成(22) ( 0:48/00:16:16) *根本を刈り取ったが歩成から9四歩がある 61 9三歩成(94) ( 0:04/00:15:01) 62 9三桂(81) ( 0:01/00:16:17) 63 9四歩打 ( 0:28/00:15:29) *※局後の検討※ 9四歩に替えて9六飛が検討された、以下9二歩9九飛と馬は取られるが5六桂が厳しく後手指せるようだ。 64 8四金打 ( 0:47/00:17:04) *金で弾く。歩成から王手馬取りが見えるが、先手は歩切れの為香を合わせて問題ない 65 9三歩成(94) ( 0:15/00:15:44) 66 9三玉(82) ( 0:01/00:17:05) *※局後の検討※ 感想戦では出なかったがここで9一飛があったようだ。9二歩には9七香が厳しい為8二玉と引くしか無いが9九馬を取られてしまう 67 8五桂打 ( 0:34/00:16:18) 68 8二玉(93) ( 0:11/00:17:16) 69 8四角(75) ( 0:54/00:17:12) *先手がラッシュをかけている。 70 8四歩(83) ( 0:01/00:17:17) 71 9四飛打 ( 0:55/00:18:07) 72 5六桂打 ( 0:27/00:17:44) *2八角までの詰めろ 73 8三香打 ( 0:44/00:18:51) 74 7一玉(82) ( 0:10/00:17:54) 75 9一飛成(94) ( 0:23/00:19:14) *両者の指し手が早い 76 6二玉(71) ( 0:03/00:17:57) 77 7三桂成(85) ( 0:53/00:20:07) 78 7三銀(72) ( 0:14/00:18:11) 79 9二龍(91) ( 0:22/00:20:29) 80 7二歩打 ( 0:05/00:18:16) *この局面でうきりん氏が投了した。終局時刻は20時38分。 勝った杠は次戦でなちゃちゃ氏と対戦する。 ※筆後の感想※ 観戦記者に憧れてそれっぽく書いてみましたが自分が指した局を客観的に書くのはかなり難しかったです。次からは普通の自戦記に戻ろうと思います。 81 投了 まで80手で後手の勝ち