棋戦:将棋ウォーズ(10分) 開始日時:2018/01/27 11:44:23 終了日時: 手合割:平手 先手:こえだめ 後手:ウォーズ初段の方 手数----指手---------消費時間-- *皆さんこんにちはこえだめです。 今回は「四間飛車編」ということで、振り飛車を指した将棋の自戦記を書いてみたいと思います。私は基本的には「居飛車」を軸に指していますが、将棋を覚えて間もない頃、四間飛車に手を出していた事もあってたまに振り飛車を指すことがあります。主に「研究時、四間飛車の気持ちの理解を深めるため」とかそれっぽい理由で指していますが「受けの戦法」というのが肌に合うのか、意外とウォーズの勝率も悪くないんですよね……。居飛車党的には複雑な気持ちですが。 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) 2 8四歩(83) ( 0:00/00:00:00) *△8四歩は「王者の指し手」ですね。このフレーズが好きだから私は「△8四歩」を採用することが多いんですよね。 3 6六歩(67) ( 0:03/00:00:03) *数年前なら「▲6八銀」から矢倉を志向していたと思いますが、皆さんご存知の通り現在矢倉は下火。矢倉は最初に覚えた戦法で思い入れがあるため私は未だに「▲6八銀」と指すこともありますが、この日は「振り飛車」の気分。角交換型は指さないので角筋は早々と遮断することが多いです。その代わりに普段は居飛車党で「雁木」を愛用していた時期もあるため、気分によって「相居飛車」に戻すことが出来るので「角交換型を選べない」というデメリットはあまり気にした事がありません。 4 3四歩(33) ( 0:02/00:00:02) 5 7八銀(79) ( 0:01/00:00:04) *▲6八飛の実戦例が多いのは承知ですが「雁木」の可能性を残すことを優先。まだ雁木と迷ってる感じですね。 6 6二銀(71) ( 0:01/00:00:03) 7 6八飛(28) ( 0:02/00:00:06) *「たまには飛車を振るか!」と四間飛車に。「雁木を含みに残す」とかいう玄人ぽいこと言いながら即撤回です。 8 4二玉(51) ( 0:01/00:00:04) 9 3八銀(39) ( 0:05/00:00:11) 10 3二玉(42) ( 0:01/00:00:05) 11 1六歩(17) ( 0:01/00:00:12) *端を打診します。突き越しは中央の駒組みの具合にもよりますが、とりあえず端を打診する手は損にはなりにくいでしょう。 12 5二金(61) ( 0:01/00:00:06) *受けませんね。みんな穴熊ばっかりなのよね。 13 5八金(69) ( 0:03/00:00:15) *私が自分で穴熊をやらない理由の1つに「囲ってる間に振り飛車側から急戦で攻め込まれるなんて居飛車としてあるまじき行為」というのがあります。断じて「囲ってる間に藤井システムで攻め込まれるのが怖い……」なんてことはありません。わかりましたね?怖くはないけど、居飛車党は急戦を指すべきなんです。(ここテストに出します) ただし、自分が振るときは積極的に使っていくスタイル。盤上では嫌がらせした方が勝ちです。 14 5四歩(53) ( 0:01/00:00:07) 15 6七銀(78) ( 0:02/00:00:17) *形を決めてしまいますが▲6七銀で7筋をケアします。7八銀型の方が急戦や角交換には強いですが、別に▲6七銀と上がっても戦えますからね。 16 8五歩(84) ( 0:02/00:00:09) 17 7七角(88) ( 0:01/00:00:18) 18 9四歩(93) ( 0:01/00:00:10) *ふむ、後手番で端歩ですか……。「端は居飛車の税金」と言いますがそれは場合によりけり。「ふーん、もう突くんだねー」という印象。銀の態度を保留するということでしょうね。 19 9六歩(97) ( 0:03/00:00:21) *少考で突き返します。まだ穴熊の可能性もあるため玉の態度は保留したい所。端の「お付き合い」はどちらにもメリットデメリットがありますが「▲9五歩の仕掛けが残る」のは振り飛車(角の分だけ数が優る)だと思うのでこちらも突き返して様子を伺います。 20 4二銀(31) ( 0:01/00:00:11) *おっと急戦を志向ですか(歓喜)その心意気に満点。気持ちとしては負けてあげたいですが、それは失礼なので全力で迎撃にいきます。 21 4八玉(59) ( 0:01/00:00:22) *穴熊と天守閣美濃の可能性が消えたので玉の退避を急ぎます。 22 5三銀(42) ( 0:03/00:00:14) *相手の方。この間私がブログに掲載した手順に似た感じで駒組みしてきますね……。端を簡単に突かない。とか先に銀を活用するとか……。 23 3九玉(48) ( 0:01/00:00:23) *ま、それを守ったところで結局は胃が痛くなるところが急戦の良いところです。 24 4二金(41) ( 0:02/00:00:16) *この引き締めは後手番では損にならないでしょう。先手では微妙かなぁと個人的に思ってます。 25 2八玉(39) ( 0:05/00:00:28) *美濃に収まりこれで一安心。普段は憎き美濃の堅陣も自分が使うときだけは頼もしく見える。 26 1四歩(13) ( 0:01/00:00:17) *端は必要ですからね。 27 9八香(99) ( 0:06/00:00:34) *前もって角成を避けておきます。 28 7四歩(73) ( 0:02/00:00:19) *急戦の意思表示。これは居飛車良しですね(笑) 29 5六歩(57) ( 0:04/00:00:38) *今回は▲5六歩を選択。▲6四歩もありますよね。 30 6四歩(63) ( 0:01/00:00:20) *玉頭銀の筋がなくなったのを確認して「4五歩早仕掛け」を狙ってきました。どうやら相手の方は急戦は指しなれているようですね。 31 4六歩(47) ( 0:04/00:00:42) 32 6三銀(62) ( 0:01/00:00:21) *早々と「二枚銀急戦」の態度を表明。随分と決断の良い方です。 33 3六歩(37) ( 0:04/00:00:46) *早仕掛けにはこの歩を突けるかが大事です。 この手が入っていないと終盤で玉が狭いことは私が言うまでもないでしょう。 34 6五歩(64) ( 0:02/00:00:23) *後手は△7三桂の増援を送る必要があるためまだ大丈夫。すぐには取らず、高美濃に発展させます。 35 4七金(58) ( 0:03/00:00:49) 36 7三桂(81) ( 0:02/00:00:25) 37 3七桂(29) ( 0:01/00:00:50) *桂を跳ねます。早仕掛けは「角と桂馬による軽快な攻め」が持ち味だと思っています。二枚銀急戦はやや趣は違うものの「将来、角と桂馬の交換になる」というのは同じ。角桂交換に備えて玉のコビンを守りつつ、▲4五歩~4六桂を理想に玉頭での勝負を目指します。 端の弱体化は気になるところですが、端が間に合う前に4筋あたりから玉頭目掛けて殺到できるように戦うのが肝かなぁ~と勝手に思っています。私と戦う人はやらないでください。それ一番困るから(笑) 38 6六歩(65) ( 0:01/00:00:26) *あれ?もう取り込んじゃうの?二枚銀は2筋から突き捨てるのが定跡だけど……。 39 6六銀(67) ( 0:03/00:00:53) 40 8六歩(85) ( 0:01/00:00:27) 41 8六歩(87) ( 0:04/00:00:57) 42 6五歩打 ( 0:01/00:00:28) *うーん?なんか通常の「4五歩早仕掛け」と同じ仕掛け?それなら6三銀は不要だったのでは……?違うんですかねぇ?急戦に詳しい人誰か! 43 6五銀(66) ( 0:01/00:00:58) *そんな微妙な違いを疑問に持ちつつもとりあえず▲同銀。切れ負けなので考えてる時間がありません。 44 6五桂(73) ( 0:01/00:00:29) *取っちゃうの!?と2回目の驚き。私はこの展開っていいイメージが無いからやらないんだよなぁ……。 45 2二角成(77) ( 0:32/00:01:30) *とりあえず王手で角を捌きましょう。 46 2二玉(32) ( 0:02/00:00:31) 47 6五飛(68) ( 0:01/00:01:31) *これをどう見るか?なんですよね……。私はこの局面はやらないです。後手歩切れだし、玉が離れ駒で形が良くない(常に王手飛車が懸念されるため、どこかで3二玉のような手を指す必要がある)居飛車劣勢は言い過ぎかもしれませんが、私はやらないですね。角桂捌いて「△8六飛」と走れないなんて、最初の方針に沿っていないとしか思えないんですよ。 48 4四歩(43) ( 0:16/00:00:47) *ほらね。王手飛車が気になるんでしょう? 49 8五飛(65) ( 0:02/00:01:33) *玉形を整えられる前に△8六飛を防ぎつつ飛車をぶつけます。単純な交換は玉形の差が大きく、四間飛車側が良いと思います。自分から挑む飛車交換、貴重な経験です。 50 8四銀打 ( 0:07/00:00:54) *こういう時に歩が無いのが痛い。歩だったとしても打ちたくないのに銀ですからね。銀得の意味がありません。でもこれは仕方ないと思います。私が後手でも流石に交換できない。 51 6五飛(85) ( 0:02/00:01:35) *銀を手放したことに満足して引き揚げます。 52 6四銀(63) ( 0:01/00:00:55) *△6四銀左が形なんですが、△6四銀左、▲6八飛で▲7一角が気になったのでしょう。 53 6八飛(65) ( 0:03/00:01:38) 54 7五歩(74) ( 0:04/00:00:59) 55 4五歩(46) ( 0:20/00:01:58) *角桂を持ったのでこじ開けにいきます。後手陣の金銀は玉から遠く、あまり守りにも働いていません。「強く戦っても大丈夫なんじゃない?」って感じですね。 56 7六歩(75) ( 0:06/00:01:05) 57 4四歩(45) ( 0:01/00:01:59) 58 4六歩打 ( 0:12/00:01:17) *おっと、手裏剣が飛んできました。なるほど、取れませんね。 59 5七金(47) ( 0:06/00:02:05) *「美濃囲いの左金は状況に応じて動かして良い」藤井先生の「四間飛車上達法」は名著ですね。先生の教えに従って?金を寄ります。引く手は後手に駒が入った時に△4七に打つ手が両当たりになりそうだと感じ、それを避けてこちらを選択。ここならいつでも歩を払えますからね。 60 4四銀(53) ( 0:03/00:01:20) *あら……。これは流石にうっかりでしょうか。 61 6四飛(68) ( 0:12/00:02:17) *ありがたく返してもらいましょう。 62 6三歩打 ( 0:11/00:01:31) *龍は阻止しましたが、後手は再び歩切れに。 63 6八飛(64) ( 0:12/00:02:29) *後手の手番で4筋に歩が垂れているものの、角銀を捌いて桂得。玉形は明らかに先手の高美濃が堅い。歩切れのため、懸念していた端攻めもありません。駒の働きもこちらが良いと思うので優勢を意識。純粋な振り飛車党の方ならもう少し上手く捌けるのでしょうが……。まぁ、私が指したにしては上出来とさせてください。 64 7五銀(84) ( 0:12/00:01:43) *飛車先が重いですからね。 65 4五歩打 ( 0:01/00:02:30) *飛車が捕縛される前に玉頭を目指します。まずは4筋を確保してガジガジを目指します。 66 3三銀(44) ( 0:03/00:01:46) 67 4四銀打 ( 0:03/00:02:33) 68 2四銀(33) ( 0:05/00:01:51) *歩があれば次に△4七歩成、▲同金、△4三歩があるので忙しくなるのですがこの段階では歩切れ。 69 5五歩(56) ( 0:10/00:02:43) *△同歩には▲5四歩とかですかね。 70 8六飛(82) ( 0:04/00:01:55) 71 5四歩(55) ( 0:04/00:02:47) 72 8九飛成(86) ( 0:14/00:02:09) 73 5三歩成(54) ( 0:02/00:02:49) *一直線に攻め合います。何かあっても最悪5筋に歩が利くので粘れるでしょう。 74 7九龍(89) ( 0:12/00:02:21) *うーん、そんなことしている場合ではないでしょう。逃げてくれると思ったのでしょうかね。 75 4二と(53) ( 0:13/00:03:02) *この手が次に▲3一角からの詰めろなんですよね。△3二玉型なら△同玉と払う事も考えられるのですが。2二玉型なので金以外の選択肢がありません。例え玉で応じることが出来ても先手勝勢ではありますが、私が「玉形が悪い」と言っていたのはこういう手があるからなんですよね。 76 4二金(52) ( 0:05/00:02:26) *仕方なく△同金と応じますが。 77 6三飛成(68) ( 0:06/00:03:08) *狙われていた飛車が気持ちよく捌けて勝利を確信。 78 5三歩打 ( 0:24/00:02:50) 79 5三銀成(44) ( 0:36/00:03:44) 80 5三金(42) ( 0:06/00:02:56) 81 5三龍(63) ( 0:01/00:03:45) 82 3三銀(24) ( 0:02/00:02:58) 83 4三金打 ( 0:16/00:04:01) *あとはガジガジするだけですね。 84 3一銀打 ( 0:11/00:03:09) 85 4二金打 ( 0:35/00:04:36) *ガジガジですね。 86 4二銀(33) ( 0:03/00:03:12) 87 4二金(43) ( 0:02/00:04:38) 88 4二銀(31) ( 0:01/00:03:13) 89 4二龍(53) ( 0:01/00:04:39) 90 投了 ( 0:00/00:03:13) まで89手で先手の勝ち