手合割:平手   後手の持駒:銀 桂 歩六  9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・ ・ ・ ・ ・v金v玉 ・|二 | ・ ・ ・ ・ ・ ・v銀v歩 ・|三 |v歩 ・ ・ ・v金v歩v歩 ・v歩|四 | ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・ ・ ・|五 | 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 歩|六 | ・v馬 ・ ・ ・ 歩 歩 銀 ・|七 | ・ ・ ・ ・ ・ 金 金 玉 ・|八 | 香 ・v龍 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:飛 角 銀  先手番 手数----指手---------消費時間-- *それでは角を使った応用例です。 現状はほぼ互角。 ここから攻めの手を見せて相手のミスを誘いましょう。 1 8二飛打 ( 0:00/00:00:00) *まずは馬に当てながら飛車設置。 これがないと話が始まりません。 2 7六馬(87) ( 0:00/00:00:00) *相手は避けながら攻めに参加させてきました。 次の狙いは△5六桂でしょうか。 3 4三銀打 ( 0:00/00:00:00) *囲いの固さに差があると見て攻め合い。 ▲4三銀で金を攻める。意味合いは▲4一銀と打つのと一緒です。 4 3一銀打 ( 0:00/00:00:00) *相手は銀を打って守って来ました。 5四の金はタダですが、駒が離れるのはちょっと遅くなりそう。 ここはいい手がありますね。 こちらは駒を一枚持ちながら角を3一に持っていきたいので・・・。 5 9七角打 ( 0:00/00:00:00) *これが絶好の両取り。 6 9九龍(79) ( 0:00/00:00:00) *龍は取られたくないと逃げますが。 7 3一角成(97) ( 0:00/00:00:00) *駒を一枚持って▲3一角が実現しました。 もし相手が△7五馬などで▲3一角を防いできたら ▲7九角で龍を取ってしまえば1三まで角は利いてますし、相手の攻めは遅くなったのでゆっくり攻めて大優勢です。 8 1二玉(22) ( 0:00/00:00:00) 9 1三銀打 ( 0:00/00:00:00) *先に逃げ道封鎖。 10 1三桂(21) ( 0:00/00:00:00) *3一が角なら▲3二龍から全部バラしていけばいいですね。 今回は馬なのでカッコイイ手があります。 11 2一馬(31) ( 0:00/00:00:00) *馬捨て。 12 2一玉(12) ( 0:00/00:00:00) 13 3二飛成(82) ( 0:00/00:00:00) *いかがでしたでしょうか。 今回は互角の状態から攻めて勝つ例を見ていただきました。 3一角は色々な組み合わせで詰みがありますし 直接打たなくても遠くから成っていく手もあります。 強力な駒ですね。 次回は小駒を使ったちょっと変わった詰み筋を紹介していきます。 矢倉編7へ #114426